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機関投資家向け仮想通貨のサービスが続々発表も、ビットコインは当面レンジ相場か

2018年5月24日 20:00

仮想通貨の注目ニュースと相場状況

 IFTA認定のアナリストで仮想通貨の投資家としても活躍する天空の狐さんが、仮想通貨関連の注目ニュースをピックアップ。今の仮想通貨相場についても解説する。

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【仮想通貨NEWS】機関投資家向けサービスが続々発表も、モナコインがハッキング被害に

 世界最大手の金融情報配信会社ブルームバーグが仮想通貨インデックスを発表し、野村ホールディングスも仮想通貨を含むデジタル・アセットへのカストディ・サービス提供への研究を発表した(カストディ・サービスとは証券の保護や預かり、運用の配当受け渡しや決済の管理など、機関投資家向けのサービス)。

 このような大口投資家に対するサービスが相次いで発表されたことは、仮想通貨への投資を促すことに繋がるため、長期的には市場へプラス要因。

 一方で、短期的なマイナス要因も。日本発の仮想通貨「モナコイン」がブロックチェーンへの攻撃被害を受けたのだ。ビットコインも採用する「Proof of Work」の仕組みが悪用され、海外取引所では日本円で1000万円程度の被害が出た模様。

 ビットコインへも不安の声が上がったが、想定内の攻撃でもあったため、騒動は短期的に終息するだろう。ブロックチェーンへの信用が大きく揺らぐものではないと考える。

【仮想通貨Market Watch】ビットコインは短期的には77~118万円台のレンジ相場か

 仮想通貨市場の見通しを考えたとき、ビットコインのトレンドが仮想通貨市場の全体のトレンド形成に影響を及ぼしている。仮想通貨市場の指標であり、株式市場であれば、ダウジョーンズや日経平均、FX市場であればドルインデックスやユーロドルと同様で、マーケットの顔であるビットコインの動向が仮想通貨市場の流れを示している。

 一方で、取引量の増大により、貨幣として利用する点では、不便になっていることは否めない。ブロックサイズの課題によりビットコインの決済時間は増加傾向で、交換手数料の高騰も目につく。

 見方を変えれば、流動性が悪いため、貨幣ではなく、固定資産の不動産、ゴールドのように役割が変化してくとも考えられる。発行上限枚数が2100万に限定されており、仮想通貨市場におけるシェア率もトップのため、希少価値が高まる可能性はあるのだ(海外では仮想通貨を“クリプトアセット”、暗号資産または仮想資産などと表現し始めている)。

 さてビットコイン円の短期1か月の予想は、77~118万円台の中期的なレンジ相場を予想している。

 フィボナッチリスレートメントからコアBOX「61.8%の93万円台~38.2%の112万円台」をテクニカルポイントとして、この水準をブレイクしないと上値、下値への展開の見通しが立たない展開だ。

薄いピンクの線がテクニカルポイント(画像はクリックすると拡大)

 最近は1日の平均ボラティリティ(変動幅)が約2.6%~3%で、3か月比では-25%、先月比では-4.24%と出来高が縮小傾向にあるため、仮想通貨市場が動意づく「新たなニュース・材料」を待つ格好だ。

 カウンターシナリオでは、81万円台を割り込み、今年最安値の68万円台へ向かう展開も考えられるが、安値に向かう展開は大規模なハッキング事件など無い限り想定していない。

 グローバルマーケットに目を向けると市場全体は回復局面の後期に入った。米国長期金利が3%台になり、約2年間かけて経済全体に影響を及ぼしながら、株式市場の緩やかな回復トレンドを形成することになり、長期積み立て投資には全体的に良い環境だ。ビットコイン円の中長期メインシナリオは、上昇トレンド形成が予想され、歴史的高値210万円台へ向けて動き出すことをイメージしている。

【PROFILE】天空の狐:IFTA国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト、ESTA名誉会員(日本人で唯一)、ヘンリー・ビジネス・スクールヘッジファンド・プログラムの講師、国内Aiアドバイザー、PythonMT4・MT5自動売買&裁量Aiトレーダー。ドイツ企業INTALUS.日本代表を経て、ドイツ金融アルゴリズムTradesignal日本代表に。テクニカル分析やアルゴリズム・ストラテジー開発に従事。ブログ「天空の狐 ビットコイン&グローバルマーケット」「ビットコイン&グローバルマーケット ミニ版」にて、マーケットレポートを配信中。Twitter:@firmamentfox
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