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米国コインベースの動きに期待も、目先の仮想通貨価格は全般的にやや下値目線

2018年6月15日 20:00

ライトコインに注目

 IFTA認定のアナリストで仮想通貨の投資家としても活躍する天空の狐さんが、仮想通貨関連の注目ニュースをピックアップ。今の仮想通貨相場についても解説する。

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【仮想通貨NEWS】米国コインベースが仮想通貨市場を広げる? 今後に期待

 韓国の仮想通貨取引所のコインレールにハッキング被害を受けたとの報道により、ビットコイン円は急落。仮想通貨市場は全般に価格が下落し、ビットコイン円も年初来安値64万台へ向かう展開も考えられる。そのときは絶好の買い場となるか?

 他方でアメリカ最大の仮想通貨取引所コインベースは、三菱UFJ銀行と連携して日本国内に進出すると発表。コインベースは企業価値が約10億ドル、約1100億円企業といわれ、ユニコーン企業(非上場のベンチャー企業の10億ドル以上の評価価値の企業)と注目を集めている。安全なセキュリティで定評ある取引所の参入が国内取引所とのサービス競争をもたらすだろう。

 コインベースの米国内の取り組みとしては、米国証券取引委員会(SEC)金融取引業規制機構(FINRA)に、ブロックチェーン基盤による証券取引所の申請を行っている。認可が下りれば仮想通貨の店頭取引、信用取引など、既存の金融商品と同等の仮想通貨サービスが生まれることとなる。将来的には、保険、信託、ETF、積み立て商品、など仮想通貨をベースとした金融商品が、世界に向けて誕生することも考えられる。

【仮想通貨Market Watch】ライトコインの機能性・将来性に期待も、目先の価格はやや下値目線

 仮想通貨のなかでは、通貨機能に特化したライトコインにも注目している。将来的にはコンビニでの買い物、交通利用、タクシー、さらにいえばスイカやパスモといった交通系ICカードなど、手軽な支払い場面にライトコインが取って代わることも考えられる。

 仮想通貨は地域や国の成約もなく、為替リスク(為替レートの変動により損益を被るリスク)もなく、どこでも利用出来るようになるだろう。

 ライトコインはSegWit(※)搭載により、手数料の低減、ネットワークの混雑を解消するなど、実用性が向上している。発行上限は8400万枚、発行枚数の制限により将来の希少性にも期待を持てる。希少性が高まれば、価値の上昇にも寄与するだろう。仮想通貨のマーケットにおける取引高、上位5位の銘柄として位置付けられ、高い支持を見せている。

【※SegWit:ブロックチェーンにおける取引データの容量を圧縮し、ハッキングなどによる脆弱性を改善する仕組み】

 前々から指摘するとおり、グローバルマーケットと仮想通貨市場の価格変動は強く連動している。ライトコイン、ビットコイン、ナスダック総合の相関係数から、0.7~1と強い正の相関にあり、仮想通貨の価格変動の予測においては、複数の市場間分析は重要と考えている。

Yahoo Financeの2014年1月~2018年5月の月足データより作成

 ライトコイン円は、短期1か月は10000~18000円台のレンジ相場での推移を予想している。コアBOXは10000~14000台を推移し、先月比ボラティリティ-23%となり、やや下値展開が優勢となっている。10000円台を割り込むと、6300~8500円台が次の節目となる。

(画像はクリックすると拡大)

 黄色い線がビットコイン円との比較であり、同様な値動きを形成している。

 ビットコイン円は、短期1か月は64~100万円台のレンジ相場を予想。先月比ボラティリティ-24%と下値展開が優勢になっている。70万円台を割り込むと、60万円へ向け、売りが加速する可能性もあり警戒。

 グローバルマーケットに目を向けると、今週は多くのイベントに一喜一憂した。6月12日の米朝首脳会談では、共同声明から、非核化への取り組み、協議への継続姿勢が伝わった。翌13日のFOMCでは米国の政策金利を0.25ポイントの利上げ。インフレ率目標2%に到達するだろうとのことで、利上げ回数を年4回に修正し、アメリカの経済は堅調の見通しを示した。14日木曜日のECBでは政策金利は現状維持、2019年夏まで緩和政策への出口戦略の可能性がないことを示した。15日の日本銀行政策決定会合は現状維持の姿勢となった。

 各国の金融政策へのロードマップが見えたことで、ドル高、ユーロ高の道筋が見えた。ユーロに関しては、発表直後から翌日にかけて、ユーロ安となったが、資金供給によるQEは今年中に打ち止めするという発表もあり、ゆくゆくは金利が上がることとなるので、ユーロ高の展開が予想される。

 こうなると、仮想通貨市場から通常のマーケットへ資金が流れやすくなると考えられる。仮想通貨市場は短期的に下落展開がやや優勢になりながら、世界市場の回復傾向を考えると、ビットコイン、ライトコインの仮想通貨に対して、長期目線の買い場形成と期待できる。あとは上値への転換を待つことになるだろう。

 現時点のグローバルマーケットは、欧米の政治要因による価格下落幅の形成であり、落ち着きを見せれば、回復再開を予想している。長期の買い場形成に向けて、ビットコイン、ライトコインの仮想通貨、世界市場が復活するのを待っている。

【PROFILE】天空の狐:IFTA国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト、ESTA名誉会員(日本人で唯一)、ヘンリー・ビジネス・スクールヘッジファンド・プログラムの講師、国内Aiアドバイザー、PythonMT4・MT5自動売買&裁量Aiトレーダー。ドイツ企業INTALUS.日本代表を経て、ドイツ金融アルゴリズムTradesignal日本代表に。テクニカル分析やアルゴリズム・ストラテジー開発に従事。ブログ「天空の狐 ビットコイン&グローバルマーケット」「ビットコイン&グローバルマーケット ミニ版」にて、マーケットレポートを配信中。Twitter:@firmamentfox
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