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仮想通貨に好材料の発表が続くが、目先はビットコイン・元・金に注視

2018年8月9日 20:00

仮想通貨にとって好材料の発表が相次ぐ

 IFTA認定のアナリストで、株や仮想通貨・FXの投資家としても活躍し、ヘッジファンドとも交流の深い「天空の狐」さんが、注目ニュースをピックアップ。今の株・為替・仮想通貨相場について解説する。

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仮想通貨に好材料の発表が続く

 続々と仮想通貨には、長期展望の好材料が舞い込んできた。

 8月2日、マウントゴックス民事再生計画の弁護団が、債権者への債務返還にはビットコイン、ビットコインキャッシュを使用することを発表。約1300億規模の債務が仮想通貨により債権者へ分配されるため、仮想通貨の大量の売りが市場へ発生する恐れがなくなり、悪材料が消えたこととなる。

 8月3日米国最大手の仮想通貨取引所コインベースは、機関投資家向けの「カストディ・サービス」について、対象となる仮想通貨銘柄を40ほど追加することを検討すると発表(カストディ・サービスとは証券の保護や預かり、運用の配当受け渡しや決済の管理など、機関投資家向けのサービス)。

 カストディ・サービスとはプロ向けの資産管理サービスで、ヘッジファンドなどの投資資金を、第三者として管理し透明性を強める役割がある。

 同日、米国インターコンチネンタル取引所(ICE)は、11月にビットコイン先物を上場する計画を発表した。去年12月の米シカゴ先物市場(CME)やシカゴオプション取引所(CBOE)に続き、老舗の取引所が仮想通貨市場に参入することになる。

 着々と仮想通貨市場に、プロの投資資金が舞い込む土台が作られつつある。

人民元、ゴールドの反発の兆しが見えるまで、仮想通貨投資は様子見?

 グローバルマーケットに目を向けると、米中政策の対立から相場は混迷期にある。FOMCはドル利上げ姿勢を維持し、人民元はドルに対して約3か月で-7%近い下落。8月3日に中国当局は1ドル=7元の節目を接近に伴い、準備金預け入れ義務の水準を20%に引き上げることを発表した。

 ゴールドは約3か月で約-8%下落幅の形成し、節目である1200ラインを迫る勢いだ。ブレイクダウンした場合は、市場はより混迷を深めることになる。

 ビットコイン円は約3か月-21% 先週比で約-15%近い下落。ボリンジャーバンドから分析するに、短期的にはコアBOX75~95万円台の推移を想定。

 現状は人民元とゴールド、ビットコインがトレンド形成に強い相関を示す傾向にあるため、3つのバランスを見ることが重要だ。ビットコインとフィアット(Fiat)との相関性を探りながら、グローバルマーケットの分析をすることになる。人民元、ゴールドの反発の兆しがあるまでは、ビットコイン投資は様子見が軸となる。

 ビットコインとグローバルマーケットが共鳴しながら、大きな転換点を迎えている。

 フィアット(Fiat)とは英語のFiat Currencyの略称であり、フィアットは法定通貨を意味する。フィアットは国の中央集権によって発行し、認可した法定通貨である一方、ビットコインは非中央集権であり、発行管理者が居ない形態だ。フィアットは仮想通貨と線引きする表現であり、仮想通貨の世界では特殊な経済圏と文化を形成している。

 ヘッジファンド仲間から「ビットコインは価値の信認はどこにあるのか?」と聞かれることもあるが、ビットコインの取引履歴であるブロックチェーンが、仮想通貨の価値を形成してゆくことになる。

 法定通貨も「取引できる信用性」から流通する。これと同様に、仮想通貨も取引の透明性を確認することで広がりを見せる。ゴールドや絵画、工芸品、海で拾った貝殻さえ、「価値があると判断した人々の数」で決まる。仮想通貨が1つの資産として認められ始め、世界が躍動しているのだ。

【PROFILE】天空の狐:IFTA国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト、ESTA名誉会員(日本人で唯一)、ヘンリー・ビジネス・スクールヘッジファンド・プログラムの講師、国内Aiアドバイザー、PythonMT4・MT5自動売買&裁量Aiトレーダー。ドイツ企業INTALUS.日本代表を経て、ドイツ金融アルゴリズムTradesignal日本代表に。テクニカル分析やアルゴリズム・ストラテジー開発に従事。ブログ「天空の狐 ビットコイン&グローバルマーケット」「ビットコイン&グローバルマーケット ミニ版」にて、マーケットレポートを配信中。Twitter:@firmamentfox
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