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トルコショックでビットコイン円は今年最安値接近も下落は一時的?

2018年8月23日 20:00

金融庁も仮想通貨を暗号資産と表現

 IFTA認定のアナリストで、株や仮想通貨・FXの投資家としても活躍し、ヘッジファンドとも交流の深い「天空の狐」さんが、注目ニュースをピックアップ。今の株・為替・仮想通貨相場について解説する。

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トルコショックでグローバルマーケットは軒並み下落

 先週はトルコショックにより、トルコリラが1日で米ドルに対し約20%近い下落。グローバルマーケットは全面安となり、FX市場では新興国通貨が軒並み下落した。トルコのエルドアン大統領の強硬政治、経済のインフレ、米国人牧師の軟禁問題に対するトランプ大統領の発言、トルコ向け債権を欧州銀行(ECB)が懸念、格付け会社はトルコの信用格付けを下げるなど、ファンダメンタルの負の連鎖から、グローバルマーケットはゲリラ豪雨を浴びた格好だ。

 今週は中央銀行当局者らの会合「ジャクソンホール」にて、金融政策や金利見通し、新興国市場の課題を話しあうことになるが、無風で終えるだろう。夏季は乱高下しやすく、投資は休むべきだ。

 8月10日、日本の金融庁は仮想通貨交換業者の検査・モニタリングの総論として、仮想通貨の表現から「暗号資産」と表現を変更。3月20日のG20では、仮想通貨を「暗号資産」の位置づけにするという言及から、仮想通貨は国際的な真価を深めた。日本国内でも、仮想通貨は暗号資産へと変貌を遂げたことは、普及への大きな一歩といえる。

ビットコイン円は今年最安値に接近するが、下落は一時的?

 ビットコイン円は、今年の最安値60万円台に到達した。リスク回避でドル円は一時111円台から110円の前半へ下落。ゴールドは1200ドル台から1150ドル台まで下落し、暗号資産市場も連れ安となった。ただ、トルコショックは一過性なパニックであり、夏枯れでボラティリテイ低下も重なった下落幅の形成と考える。

 資産形成と自動売買の指針において、重要な時期になってきた。マーケット展開の見直しにおいて、第3四半期(7~9月)は節目となる。8月の夏休みを迎えて、米国経済の決算発表が続き、世界を牽引するアメリカ経済の動向が見てくる。

 アメリカのトランプ大統領からは大胆な提言がなされている。米証券取引委員会(SEC)に、四半期から半期に決算発表へ変更した場合の影響に関する調査を命じたのだ。半期の決算発表にすることで、四半期ごとの短期の業績見通しに左右されることなく、中長期で安定的な成長企業への促しになるという見通しのようだ。世界的な投資家ウォーレン・バフェット氏なども同様の意見を述べている。

 短期筋ヘッジファンドには戦々恐々の提言となるが、どのような結果となるだろうか。決算が半期になっても、ヘッジファンドは運用手法を適応進化するだけで、投資戦略を見直す節目としては変化しないだろう。

 今は売買戦略の見直し、自動売買の改善点や微調整、新たな開発の時期でもあり、今年を振り返り、来年へと繋げる時期。今年は年初の楽観相場は春ごろには陰りだした。下半期は堅調な世界経済でありながら、経済減速の声が1つ1つ増えてくると予想する。初秋の涼しさを感じながら、来年への見通しを思索する。

【PROFILE】天空の狐:IFTA国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト、ESTA名誉会員(日本人で唯一)、MT4・MT5自動売買&裁量フルタイムトレーダー。ドイツ企業INTALUS.日本代表を経て、ドイツ金融アルゴリズムTradesignal日本代表に。テクニカル分析やアルゴリズム・ストラテジー開発に従事。メールマガジン「天空の狐 ビットコイン&グローバルマーケット」「ビットコイン&グローバルマーケット ミニ版」にて、マーケットレポートを配信中。Twitter:@firmamentfox

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