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誤報騒動で乱高下するも、ビットコイン円の相場転換は近い?

2018年9月13日 20:00

国内企業の仮想通貨事業への参入が相次ぐ

 IFTA認定のアナリストで、株や仮想通貨・FXの投資家としても活躍し、ヘッジファンドとも交流の深い「天空の狐」さんが、注目ニュースをピックアップ。今の株・為替・仮想通貨相場について解説する。

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楽天が仮想通貨事業に参入も、誤報により仮想通貨相場は崩落

 8月31日、楽天はみんなのビットコインの買収を発表し、仮想通貨事業へ参入することとなった。同日、LINEでも独自の仮想通貨「LINK」を発行すると発表。

 国内大手企業の仮想通貨事業への参入により、仮想通貨市場は盛り上がりを見せるかと思っていたが、9月5日にゴールドマン・サックスの仮想通貨トレードデスク中止の誤報が広がると、市場は急変。ビットコイン円は1日で10万円ほど下落した。翌日同社CFO(最高財務責任者)マーティン・チャベス氏が、CNBCにてビットコインの金融商品の開発継続を言及したことで沈静化したものの、仮想通貨市場は傷つき、ビットコイン円は現在70万円台で軟調に推移している。

 他のニュースに目を向けると、仮想通貨の1つ「Lisk」が8月29日に「ハードフォーク」となり、新しいブロックチェーンへと移行した。今回はアップデートになり、「新しいAPI」と「新しいP2P」「トランザアクション」の使用の変更など様々な改良がおこなわれた。「ハードフォーク」とは、今までの取引の記録をしていたブロックチェーンを2つに分けて、新しいブロックチェーンでも記録を載せてゆくこと。

 注意点では、ハードフォークが終わってすぐに取引しないことだ。Lisk運営側からも24時間の取引制限のアナウンスが行われ、各仮想通貨の取引所も24時間の取引制限をする対応となった。

 仮想通貨全体に言えることだが、もしハードフォーク、マーケットの崩落となったら、数日は取引しないほうがいい。仮想通貨市場は開発を繰り返し、日々進化を遂げているのが実情で、焦って取引をしないようにしたい。

ビットコイン円 フィボナッチが示す変化の日とは?

 グローバルマーケットに目を向けると、「米国は中国に対する追加関税2670億ドルの用意がある」と報道。市場全体は不安材料が織り込まれ、悲観の波が押し寄せている。

 トランプ米大統領の発言によって、ドルが間接的に為替操作されている、ともとれる状況で投資環境が混迷している。トルコショック以降、市場が落ち着けば、世界的に仮想通貨への投資が再開となる見通しだが、当面は市場の傷が癒えるのを待つことになる。

 ビットコイン円の直近3か月のボラティリティ平均は―6%と軟調ぎみ。仮想通貨は昨年の勃興期から落ち着きを示したと言える。昨年はマーケティグの成果によって、価格形成したとも捉えることができる。市場は冷静になり、仮想通貨の価値を見定める時期を続け、調整相場の様相を呈している。

 当面ビットコイン円は、崩落したように見えても、65~99万円台をBOX推移しながら、上昇と下落を繰り返す予想だ。上昇リズムは13~20日間は形成、下落リズムは8~13日間で形成している。悲観材料が多くても、65~70万円台が岩盤のように「底」として形成されており、フィボナッチタイムからも、9月13日や10月14日前後には相場のリズムを変えて、変化が起きることを想定している。

 9月から10月には季節柄、中長期の相場展開を形成する時期にあたる。仮想通貨市場の成長が花開くことを願い、相場環境の確認を続けながら長期的な展望を描く季節だ。

【PROFILE】天空の狐:IFTA国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト、ESTA名誉会員(日本人で唯一)、ヘンリー・ビジネス・スクールヘッジファンド・プログラムの講師、国内Aiアドバイザー、PythonMT4・MT5自動売買&裁量Aiトレーダー。ドイツ企業INTALUS.日本代表を経て、ドイツ金融アルゴリズムTradesignal日本代表に。テクニカル分析やアルゴリズム・ストラテジー開発に従事。ブログ「天空の狐 ビットコイン&グローバルマーケット」「ビットコイン&グローバルマーケット ミニ版」にて、マーケットレポートを配信中。Twitter:@firmamentfox
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