東京都千代田区の不動産(マンション)売却を成功させる方法


マンション売却を成功させるためには、売主自ら不動産売却に関する知識を備えることが大切です。なぜかというと、不動産売却にはエリアごとの市況や地域特性が存在しており、その市況や地域特性に応じた「相場」があるからです。不動産売却には、この相場などを理解した上で売却プランを立てる必要があるのです。そこで今回は、「東京都千代田区」における市況や地域特性からみた不動産売却について解説していきます。
目次
東京都千代田区における市況について

まずは、東京都千代田区の不動産(中古マンション)市況について解説します。
マンション単価相場
不動産データベース「レインズ」に登録済みの物件について価格と戸数を月単位でまとめている情報サイト「「レインズマーケットインフォメーション」」を見てみると、2020年10月~12月に東京都千代田区で取引された中古マンションの成約㎡単価は約132.8万円/㎡という結果に。
この数字は、同期間における都心3区(千代田区・中央区・港区)で取引された中古マンションの成約㎡単価約125.9万円/㎡と比べた場合、僅差ではありますが千代田区の水準が上回っていることがわかります。
また、その他の比較対象として城西地区(新宿区・渋谷区・杉並区・中野区)で取引された中古マンションの成約㎡単価約97.8万円/㎡と比べた場合、その水準は大きく上回っていることから千代田区を含む都心3区の単価が飛びぬけて高く形成されています。
2020年の3月~6月にかけては新型コロナによる影響を受けて都心3区の成約件数は前年比に比べて大幅に落ち込みましたが、実は成約単価に関しては僅かな変動しかありませんでした。7月以降は各月においても前年比を上回る単価となっており、さすがは日本の中心部と言えるでしょう。
千代田区は圧倒的に成約件数が少ない
千代田区の地域特性として、「中古マンションの成約件数が少ない」ということが挙げられます。
直近1年間における千代田区の中古マンションの成約件数は242件であるのに対して、中央区は813件で港区は1046件となっており、千代田区は都心3区の中で圧倒的に成約件数が少ないエリアと言えます。
その理由としては、千代田区は丸の内や霞ヶ関などのビジネス街や官公庁が集まるエリアになっていることや、面積の大部分が皇居外苑で占められていて居住用のマンション物件数が他区よりも極端に少ないからです。
そのため、稀少性が高くなりマンション単価の高騰に繋がっています。
東京都千代田区のマンション売却を成功させるポイント

売却時期の重要性
千代田区は居住用マンションが少ないことに加え、ビジネスマンで溢れかえる日中とは一転して夜間は非常に静かな街となります。そのため、都心であるにも関わらず過ごしやすい場所であり、通勤などにも優れていることから憧れの街として非常に価値が高いものです。
しかし、以前は通勤面のストレスを緩和するため職住近接を重視するユーザーが増えていましたが、最近ではコロナの影響によってテレワークを推進する企業が増加したことで通勤ストレスが解消し、職住近接にこだわる必要性が無くなりつつあります。
そのため、千代田区から他の区へと移り住むユーザーが増えて需要が落ちる可能性も出てくるため、売却時期が数年後になると千代田区の中古マンション相場が今より下落していることも懸念されます。
また千代田区はマンション建設増加傾向にあり、仮に近隣に完成した新築マンションの販売時期と売り出す時期が被ってしまうと競合することになるので売却時期の重要度が高くなるでしょう。
事故物件などでない限り売れ残る可能性は低い
マンション増加傾向と紹介しましたが、それでも他区と比べると千代田区はマンション件数が少ないため、稀少性の面から需要はかなり高いと言えます。
また、千代田区民は高額所得者が多く住むエリアで、高額所得者は駅チカなどの利便性よりも街の品位や快適性などを重視する傾向があることから、事故物件でもない限りは千代田区のマンションは売れ残る可能性は低いと考えられます。
信頼できる不動産会社を見つける
マンション査定を受ける際は、1社ではなく複数の不動産会社から査定を取るようにしましょう。その理由としては、査定内容には不動産会社によって差があり、マンションの査定価格にも影響することがあるからです。
複数の不動産会社の査定内容を聞いて相場を把握し、さらに不動産会社ごとの査定根拠を聞いて適正な評価を出しているような信頼できる不動産会社を見つけることが大切です。
まとめ

千代田区は日本の中心部でありながらマンションが少ないという特性を持つエリアです。そのため、千代田区のマンションは稀少性や品位の高さからマンション価格は非常に高い推移で変動しています。需要の高さやマンション市況を考慮すると、今は売却時期に適していると言えるので「不動産査定一括サイト」を活用することをオススメします。

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