マネーポスト不動産売却

不動産売却を成功させるための完全マニュアル

机上査定と訪問査定の違いは?査定額が変わることも

pr
机上査定と訪問査定の違いは?査定額が変わることも

不動産査定には「机上査定(きじょうさてい)」と「訪問査定(ほうもんさてい)」の2種類の方法があります。

机上査定と訪問査定では査定の内容や査定額が異なり、それぞれにメリットやデメリットがあります。不動産売却の目的や用途によって、どちらの査定方法を選べば良いのか変わるのです。

今回は、2種類の査定方法の違いについて理解しておきましょう。

机上査定とは?

机上査定とは?

机上査定とは、実際に物件を見ることなく、過去のデータを参考にしておおよその査定額を算出する査定方法です。そのため、「簡易査定」とも呼ばれることもあります。

机上査定の具体的な算出方法としては、以下の通りです。

  1. 査定依頼を受けた不動産会社が対象となる物件のエリアや築年数、間取りなどの基本的な物件情報をピックアップ
  2. 同じエリアに位置する物件や規模が似ている物件が過去にいくらで売買されたのか、取引事例から成約価格を調べる
  3. 対象不動産と比較しておおよその査定額を割り出す

机上査定で比較データとなる取引事例は、「レインズ」という不動産会社同士で共有するサイトを用いることが多いため、算出される査定額に大きな違いが出にくいことが特徴です。

机上査定のメリット

机上査定を依頼する際は特別な書類を用意する必要がなく、ネットから無料で査定依頼を出すことができます。

また、査定時間は数時間~1日で行われるので手軽に行えることも利点です。

つまり、机上査定は本格的に売却を考えている人よりも、「自分の住まいの相場価格を知りたい人」に向いている査定方法だといえます。

机上査定のデメリット

査定額は類似する物件の取引事例を参考に算出されますが、あくまで参考価格なので実際の市場価値と大きく異なる可能性は否定できません。

そのため、市場的には2,000万円の価格が妥当な物件であっても、参考にしたデータによっては1,500万円の査定額を提示されることがあるかもしれません。

訪問査定とは?

訪問査定とは?

訪問査定とは、机上査定で使用したデータに加えて、現地の状況も加味して査定額を算出する査定方法です。そのため、「実査定」とも呼ばれています。

一例ですが、訪問査定では以下のような調査を行います。

  • 近隣地域の状況
  • 立地条件
  • 間取り
  • 日照条件
  • 経年劣化の程度
  • 施設設備の状態

机上査定では把握しきれない個別的要因を、実際に訪問して加味することで、売却対象となる物件の適正な査定額を割り出します。

不動産売却では物件ごとの個別的要因が価格にも大きく影響するため、実際に売却する場合は細かい情報を反映する訪問査定を受ける必要性があります。

訪問査定のメリット

訪問査定は適正な査定額を把握できるだけでなく、査定時の対応力や審査力など、訪問査定を通じて不動産会社の良否をチェックできる点もメリットといえます。

不動産会社との関係は査定依頼だけではなく、その後の売却活動でもパートナーとなります。売却期間は不動産会社の営業力が影響するため、仲介役となる不動産会社の見極めは非常に重要なものです。

そういった意味においても、訪問査定は「具体的に売却を考えている人」に向いている査定方法だといえます。

訪問査定のデメリット

訪問査定では物件の個別的要因を反映させるため、不動産会社によって査定額に大きな差異が生じる可能性があります。そのため、机上査定よりも不動産会社の選択が重要になります。

また、各種の書類を事前準備する必要や、訪問査定日には立ち会う必要があることもデメリットの1つです。

効率の良い査定依頼の流れ

効率の良い査定依頼の流れ

対応力や営業力が高い不動産会社を見極めるためには、複数社に査定を依頼して比較するしかありません。

しかし、複数社に訪問査定を依頼すると対応が大変になるので、効率の良い流れだとは言えません。

そこで、次の手順で査定依頼を進めていくことをおすすめします。

  1. 不動産査定一括サイトを利用して複数社に「机上査定」を依頼する
  2. 対応力や査定額の根拠を加味して2~3社に絞り込む
  3. 選んだ2~3社に「訪問査定」を依頼する

不動産会社によっては契約を獲得するために高値の査定額を提示するケースもありますが、より良い不動産売却のためには査定額よりも「対応力」を重視して選ぶべきです。

まとめ

机上査定と訪問査定をケースごとに使う

机上査定と訪問査定では査定項目が異なり、査定額が上下することがあります。ただし、どちらが優れているというわけではなく、それぞれの長所をケースごとに有効活用するべきです。

本格的に不動産売却を検討している場合であっても、まずは不動産査定一括サイトで机上査定を活用して相場を知ることから始めてみると良いでしょう。

▼もっと高く売れるかも?不動産一括査定のススメ
不動産査定を使ってみよう!

不動産査定をどこに依頼しようか迷っている方に、マネーポスト不動産売却が提案したい解決方法があります。それは、2つ以上の不動産査定サイトを組み合わせて使うことです。

不動産一括査定サイトには、提携社数が多いものや大手に特化したもの、マンションに特化したものなど、それぞれに特色があります。査定は無料ですし、各サイトの特色を活かすなら、どれか1つだけに絞る必要は無いと思いませんか?

不動産一括査定サイトのおすすめの組み合わせ

おすすめの組み合わせは、大手に特化した「すまいValue」と片手仲介の「SRE不動産」です。この2つを使うことで以下のようなメリットが得られます。

  • 三井のリハウスや住友不動産販売など「すまいValue」にしかない大手6社の一括査定
  • エージェント制&AIを導入する「SRE不動産」で高値売却の可能性を高める
  • 最大で7社からの査定結果が得られるが、すまいValueは査定申込み時に不動産会社を選択できるので、多いと感じるなら減らすこともできる
  • 備考欄に「メール連絡希望」の旨を入れれば電話が鳴りすぎることはない

もちろん、入力の手間がかかるというデメリットはありますが、1サイトの入力にかかる時間はたった1分ほどです。

さらに多くの査定結果を希望する場合は、全国の不動産会社を網羅した「LIFULL HOME'S」や「イエウール」にも査定依頼をしておけば万全でしょう。

大切なあなたの不動産を売るのですから、複数サイトで査定を行って査定内容に幅を持たせましょう。

▼不動産査定をするならココがおすすめ

大手不動産会社6社が参加する不動産売却ポータルサイト「すまいValue(バリュー)」。

小田急不動産、住友不動産販売、東急リバブル、野村不動産ソリューションズ、三井不動産リアルティ、三菱地所ハウスネットという国内最大手の6社に一括見積もりが可能です。

大手ならではの安心さと売却力を重視する方は、このすまいValue(バリュー)がおすすめです。

ソニーグループのSREホールディングスが運営する「SRE不動産」。首都圏・関西圏では外すことのできない不動産会社

片手仲介・売却エージェント制度・AIによる価格査定など、成約価格・売却スピードに期待が持てるサービスを導入しています。

大手不動産会社から地域密着の不動産会社まで全国の不動産会社と提携しているLIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の不動産一括査定サイト。

提携会社は国内最多クラスの1,800社以上、最大10社を選んで売却査定を依頼できます。マンションや一戸建てなどの住宅はもちろん、土地や倉庫・工場・投資用物件など各種不動産の売却にも対応。

物件情報とメールアドレスのみの登録で、物件の概算価格を確認できる「匿名査定」があるのもうれしいポイント。