千葉市の不動産(マンション)売却を成功させる方法


マンション売却を成功させるためには、売主自ら不動産売却に関する知識を備えることが大切です。なぜかというと、不動産売却にはエリアごとの市況や地域特性が存在しており、その市況や地域特性に応じた「相場」があるからです。不動産売却には、この相場などを理解した上で売却プランを立てる必要があるのです。
そこで今回は、「千葉市」における市況や地域特性からみた不動産売却について解説していきます。
目次
千葉市における市況について

まずは、千葉市の不動産市況について解説していきます。
マンション単価相場
不動産データベース「レインズ」に登録済みの物件について価格と戸数を月単位でまとめている情報サイト「月例マーケットウォッチ(2020年7月10日発表)」を見てみると、今年6月に千葉市で取引されたマンションの成約㎡単価は約27万円/㎡という結果に。
この数字は、総武地区(市川市・船橋市・浦安市など)の成約単価約37万円/㎡には劣るものの、常磐地区(松戸市・柏市・我孫子市などの) の成約単価約30万円/㎡と均衡していることが確認できます。
千葉県を千葉市、総武地区、常磐地区の3エリアで比較した場合、他の首都圏のようなエリア別のマンション単価の格差が大きくないことから、千葉県のエリア別のマンション市況は均衡を取れていると言えるでしょう。
首都圏と比較した千葉のマンション市況
千葉県全体のマンション単価の格差は小さく均衡しているものの、他の首都圏のマンション単価と比較してみると、実は千葉県のマンション単価が首都圏において最も低い水準となっています。
しかし、今年6月における成約単価をピックアップすると千葉県は29.87万円/㎡と前年比で7.8%上昇しており、首都圏で最も伸びていることがわかります。また、新型コロナの影響で今年3~5月の成約件数は大きく落ち込みましたが、6月の千葉市内で取引された成約件数は前年比を上回る数字となっていることからマンション需要が回復しつつあります。
ただし懸念材料として、成約されたマンションの築年数が年々浅くなっている傾向があるため、築30年を超えたマンションに関しては厳しくなることが予想されます。
千葉市のマンション売却を成功させるポイント

京葉線・総武本線なら価値アップ
千葉県は東京都に隣接しているものの、千葉市は千葉県の中央に位置するエリアであり東京都まで少し距離があります。そのため、同じ東京都に隣接している県内にあるさいたま市や川崎市などと比べると、ベッドタウンとしての人気はやや劣ってしまいます。
しかし、千葉県のマンション単価は他の首都圏よりも低い水準にあることから、そこを狙ってベッドタウン目的で購入する層が現われる可能性も高いです。そこで重要になるのが「都心までのアクセス面」です。
千葉市内に開通している路線は「京葉線」「京成千葉線」「総武本線」「千葉都市モノレール線」などがありますが、東京都駅までダイレクトでアクセスできるのが京葉線及び総武本線です。
京葉線と総武本線の中でも「千葉駅」「稲毛駅」「稲毛海岸駅」は駅周辺に商業施設が集まっていて住環境としては十分な施設が揃っていることから、この3駅が最寄り駅として利用できるエリアのマンションであれば市場的な価値を期待できるでしょう。
特に、千葉駅と稲毛駅は東京駅まで約40分でアクセスできるため、ベッドタウン目的で購入する層にとっては魅力的な条件になります。
災害に強いエリアが重視される
千葉市の地域特性として、東京湾に面しつつ都川が横断しているという特徴があります。そのため、地震や台風が発生した際に浸水などの災害に直面する可能性が高く、災害についての対策意識を持っておく必要があるでしょう。
千葉市が発表しているハザードマップによると、栄町駅~葭川公園駅~都川河口部のラインにおいて大規模な大雨が発生した際は浸水の可能性があると発表されています。したがって、浸水の危険性を考えると都川付近のマンションは敬遠される傾向を持ち、一方で都川から一定の距離があれば浸水の可能性を極力抑えられることから選ばれやすくなります。
信頼できる不動産会社を見つける
マンション査定を受ける際は、1社ではなく複数の不動産会社から査定を取るようにしましょう。査定内容には不動産会社によって差があり、査定価格にも影響することがあるからです。
複数の不動産会社の査定内容を聞いて相場を把握し、さらに不動産会社ごとの査定根拠を聞いて適正な評価を出しているような信頼できる不動産会社を見つけることが大切です。
まとめ

千葉市のマンション単価は首都圏に比べて低い水準なので売却価格の金額はそこまで期待できないでしょう。しかし、見方を変えると買い手にとっては狙い目の地域であり、今年6月の成約件数も回復していることから、この時期がチャンスだといえるでしょう。そこで、まずは「不動産査定一括サイト」を活用して査定見積を受けるところから始めてみましょう。

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