東京都江東区の不動産(マンション)売却を成功させる方法


マンション売却を成功させるためには、売主自ら不動産売却に関する知識を備えることが大切です。なぜかというと、不動産売却にはエリアごとの市況や地域特性が存在しており、その市況や地域特性に応じた「相場」があるからです。不動産売却には、この相場などを理解した上で売却プランを立てる必要があるのです。そこで今回は、 「東京都江東区」における市況や地域特性からみた不動産売却について解説していきます。
目次
東京都江東区における市況について

まずは、東京都江東区の不動産(中古マンション)市況について解説します。
マンション単価相場
不動産データベース「レインズ」に登録済みの物件について価格と戸数を月単位でまとめている情報サイト「「レインズマーケットインフォメーション」」を見てみると、2021年3月~5月に東京都江東区で取引された中古マンションの成約㎡単価は約81.0万円/㎡という結果に。
この結果は、同期間における城東地区(台東区・江東区・江戸川区・墨田区・葛飾区・足立区・荒川区)で取引された中古マンションの成約㎡単価約69.3万円/㎡と比べた場合、江東区は近隣エリアよりも成約㎡単価の相場が高いエリアだということがわかります。
また、その他の比較対象として、城北地区(文京区・豊島区・北区・板橋区・練馬区) で取引された中古マンションの成約㎡単価約76.7万円/㎡と比べた場合、江東区は僅かに上回っており、さらに隣接する都心3区 (千代田区・港区・中央区) で取引された中古マンションの成約㎡単価約132.8万円/㎡と比べると大幅に下回っています。
23区内における江東区の相場は「真ん中よりやや下」というエリアになっています。
城東地区(台東区・江東区・江戸川区・墨田区・葛飾区・足立区・荒川区)では2021年3月~5月の期間で1246件の中古マンション取引が行われ、そのうち江東区は402件(約32%)という多数の取引が行われました。中古マンション市場に関しても、今年の4・5月は前年比を大幅に上回る取引件数を記録しており、コロナの影響を受ける前の市況に戻りつつあります。
江東区のエリア別市況
江東区は墨田区に隣接しつつ隅田川と荒川に挟まれるエリアで、開発によって誕生した大規模なタワーマンションやショッピングモールなどの施設がある豊洲エリアのほか、昔ながらの下町っぽさが残るエリアが両立した街です。
江東区におけるエリア別の中古マンション市況としては、範囲こそ狭いものの開発エリアである有明や豊洲あたりの取引件数が多い傾向にあり、マンションの規模や築年数が比較的新しいことから成約単価に関しても高い傾向がみられます。
一方で、江東区の中でも都心から離れる東砂や南砂あたりのエリアは取引されているものの、成約単価に関しては低めに形成されるのが特徴的だと言えます。
東京都江東区のマンション売却を成功させるポイント

エリア別の相場を正確に把握する
江東区は中古マンションの供給と需要のバランスが良く、その証拠に2021年3月~5月の期間における城東地区(台東区・江東区・江戸川区・墨田区・葛飾区・足立区・荒川区)の取引件数では江東区が全体の32%を占めています。
しかし、エリアごとの成約単価に関しては上下差が大きいという地域特性があり、開発によって誕生した豊洲・有明エリアと下町の雰囲気がある北砂・東砂エリアでは近隣環境やマンション規模、築年数も異なるため、エリア別の相場を正しく把握することが大切です。
エリア別の交通利便性に大きな差はない
江東区内に開通している交通施設は、主に新宿都営線・半蔵門線・東西線・大江戸線・有楽町線などがあり、いずれの路線も都心へアクセス可能なのでエリア別の交通利便性に差はなくマイナス要因になることは少ないでしょう。
ただし、千葉(西船橋駅)方面から江東区を経由して都心へ向かう東西線の通勤混雑は日本トップクラスであるため、通勤ラッシュを避けたい場合は敬遠されてしまう可能性があります。
信頼できる不動産会社を見つける
マンション査定を受ける際は、1社ではなく複数の不動産会社から査定を取るようにしましょう。その理由としては、査定内容には不動産会社によって差があり、マンションの査定価格にも影響することがあるからです。
複数の不動産会社の査定内容を聞いて相場を把握し、さらに不動産会社ごとの査定根拠を聞いて適正な評価を出しているような信頼できる不動産会社を見つけることが大切です。
まとめ

江東区の中古マンション市況は、城東地区(台東区・江東区・江戸川区・墨田区・葛飾区・足立区・荒川区)における成約単価の平均よりも上回る単価で形成されているものの、23区内においては真ん中よりやや下の水準となっています。近隣エリアに比べると取引件数が多いエリアで、都内全体の取引件数も回復していることを踏まえると不動産査定一括サイトを活用して売り出す時期に適していると言えるでしょう。

不動産査定をどこに依頼しようか迷っている方に、マネーポスト不動産売却が提案したい解決方法があります。それは、2つ以上の不動産査定サイトを組み合わせて使うことです。
不動産一括査定サイトには、提携社数が多いものや大手に特化したもの、マンションに特化したものなど、それぞれに特色があります。査定は無料ですし、各サイトの特色を活かすなら、どれか1つだけに絞る必要は無いと思いませんか?

おすすめの組み合わせは、大手に特化した「すまいValue」と片手仲介の「SRE不動産」です。この2つを使うことで以下のようなメリットが得られます。
- 三井のリハウスや住友不動産販売など「すまいValue」にしかない大手6社の一括査定
- エージェント制&AIを導入する「SRE不動産」で高値売却の可能性を高める
- 最大で7社からの査定結果が得られるが、すまいValueは査定申込み時に不動産会社を選択できるので、多いと感じるなら減らすこともできる
- 備考欄に「メール連絡希望」の旨を入れれば電話が鳴りすぎることはない
もちろん、入力の手間がかかるというデメリットはありますが、1サイトの入力にかかる時間はたった1分ほどです。
さらに多くの査定結果を希望する場合は、全国の不動産会社を網羅した「LIFULL HOME'S」や「イエウール」にも査定依頼をしておけば万全でしょう。
大切なあなたの不動産を売るのですから、複数サイトで査定を行って査定内容に幅を持たせましょう。