仙台市の不動産(マンション)売却を成功させる方法


マンション売却を成功させるためには、売主自ら不動産売却に関する知識を備えることが大切です。なぜかというと、不動産売却にはエリアごとの市況や地域特性が存在しており、その市況や地域特性に応じた「相場」があるからです。不動産売却には、この相場などを理解した上で売却プランを立てる必要があるのです。
そこで今回は、「仙台市」における市況や地域特性からみた不動産売却について解説していきます。
目次
仙台市における市況について

まずは、仙台市の不動産市況について解説していきます。
マンション単価相場
不動産データベース「レインズ」に登録済みの物件について価格と戸数を月単位でまとめている情報サイト「月例マーケットウォッチ」を確認すると、今年4月から6月に仙台市で取引されたマンションの成約㎡単価は約25.5万円/㎡という数字になっています。
また、直近2年間の仙台市における成約㎡単価はほぼ横ばい推移となっており、非常に安定した市況で動いていたことが確認できます。宮城県全体と比較した場合、成約㎡単価は月単位で上下が変動しているものの、仙台市と宮城県全体では大きな単価差はありませんでした。
とは言え、直近1年間で取引されているマンションのほとんどが仙台市に所在するマンションのため、そういった意味では仙台市のマンションには一定の需要が認められます。
3部屋以上の間取りが人気
2019年4月から2020年6月の期間で取引されたマンションのうち、その半数以上が3部屋以上の間取りタイプです。築年数に関しても築20年超えが最も多いことから、ファミリータイプの間取りであればある程度の築年数が経過している場合でもあまり影響はないでしょう。
2部屋以下の間取りタイプについては、ビジネス街と近接している青葉区であれば単身者向けとして販売しやすい傾向があるものの、その他の地区ではやはり3部屋以上の間取りタイプに劣る可能性が高いです。
しかしながら、新型コロナウイルスの影響によって首都圏や地方でも取引件数が激減しており、仙台市でも今年4月以降のマンション取引数は前年比よりも大幅に下回っているため、例年に比べるとマンション売却の難易度は他の都道府県と同様に厳しくなることが予想されます。
仙台市のマンション売却を成功させるポイント

敷地内の駐車場の有無
仙台市は宮城県の県庁所在地ということもあり、一般的には都会のイメージが強いです。
もちろん仙台駅やその周辺のエリアは規模の大きい商業施設やビル、高層マンションが建ち並んでいるものの、地域特性として意外と路線が少ないこと且つ地下鉄は開通距離が短いことから「交通手段に悩みやすい」という部分があります。
例えば、地下鉄南北線の西側及び仙山線の北側に所在するエリアの場合、市街地から離れるほど最寄り駅が遠くなるため、移動手段として車移動が選ばれるのは必然的になります。
そのため、敷地内の駐車場の有無はマンション売却にあたって重要視されやすく、敷地内に駐車場がないマンションだと大きなマイナスポイントになる可能性が高くなります。たとえ敷地内に駐車場がない場合でも付近にコインパーキングなどの駐車施設があるだけでも大きく変わってきます。
エリアに特化した不動産会社を選ぶ
今後の仙台市は青葉区を筆頭に複数の高層マンションの建設が進められていくため、今よりもさらに発展したエリアが増えることになるでしょう。しかし、これは仙台駅に近接する中心部であって、市街地から離れたエリアは閑静な住宅地が広がっています。
同じ青葉区内の場合でも市街地エリアと住宅地エリアでは大きく住環境が異なり、マンション購入を検討しているエンドユーザーの属性も違ってくることになります。
そのため、市街地エリアのマンション売却では市街地の住環境などに精通している不動産会社を、市街地外エリアのマンション売却では市街地外の住環境などに精通している不動産会社を選ぶことが望ましいです。
複数の不動産会社から査定をとる
マンション売却にあたっては、複数の不動産会社から査定をとるようにしましょう。
なぜかというと、不動産会社によって査定額が異なる場合があり、売却価格に直接的な影響が出るからです。また、中には媒介契約を締結するために相場価格よりも高額な査定を提示してくる可能性も存在します。
そういった意味でも複数の不動産会社から査定をとることによって、自分のマンションの具体的な相場価格を把握することができ、相場価格より離れた査定額を提示する不動産会社を排除できるという利点があります。
まとめ

仙台市はエリアごとに住環境の違いが大きい特徴があります。そのため、マンションが所在するエリアがどのような特徴があって、どのような要因が重視されるのかを把握する必要があります。そして、具体的な要因については業者が詳しいことから「不動産査定一括サイト」を活用して正しくマンション売却を進めていくことが大切です。

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