静岡市の不動産(マンション)売却を成功させる方法


マンション売却を成功させるためには、売主自ら不動産売却に関する知識を備えることが大切です。なぜかというと、不動産売却にはエリアごとの市況や地域特性が存在しており、その市況や地域特性に応じた「相場」があるからです。不動産売却には、この相場などを理解した上で売却プランを立てる必要があるのです。そこで今回は、「静岡市」における市況や地域特性からみた不動産売却について解説していきます。
目次
静岡市における市況について

まずは、静岡市の不動産市況について解説していきます。
マンション単価相場
不動産データベース「レインズ」に登録済みの物件について価格と戸数を月単位でまとめている情報サイト「月例マーケットウォッチ(今年9月10日発表)」を見てみると、今年6~8月に静岡市で取引された中古マンションの成約㎡単価は約26万円/㎡という結果に。
この数字は、同期間における静岡県全体の中古マンションの成約㎡単価約24万円/㎡と比べてみると高い水準にあるため、静岡市の中古マンションは静岡県全体の中でも人気が高いことがわかります。
また、直近1年間における成約単価の水準も安定しています。2020年1~3月の市場に関しては、新型コロナの影響によって全国中古マンション市場の取引件数が減少した一方で、静岡市の中古マンション市場では取引件数と単価が共に直近1年間の中で最も高い数字となっていることから、局所的ではあるものの不況の影響をあまり受けていません。
4月以降に関しても、新型コロナが流行する前の市場と比べても大きな差がみられないため、安定した市場だといえるでしょう。
静岡市のエリア別市況
静岡市は葵区、駿河区、清水区の3区で構成されています。
このうち、葵区は東海道本線の北側に広がる地域で、静岡駅の周辺には高層オフィスビルや商業施設が集まる中心的な街になっています。そのため、生活の快適性や交通の利便性が高く、静岡市において最も単価が高いエリアとして発展しています。
駿河区は、東海道本線の南側に広がる地域で、葵区と同様に市街地である静岡駅が生活圏内に入るエリアがある一方、西側エリアは市街地から少し離れた場所にあります。そのため、葵区とマンション単価はそこまでの差がありませんが、市街地から離れたエリアがある分だけやや低い水準となっています。
清水区は、葵区と駿河区の東側に広がる地域で面積は広いものの、ほとんどが山間部となるエリアです。市街地として繁華性がある静岡駅からは離れてしまうため、葵区と駿河区に比べると需要が下がり最も単価が低くなっています。
静岡市のマンション売却を成功させるポイント

交通面より居住面が重視される
東京都に隣接するエリアのマンション売却の場合では、都内に勤務する方のベッドタウンとしての需要が高く、居住面の快適性よりも都内までのアクセス面を重視して取引意思を決定する傾向があります。
しかし、静岡県などの中部圏エリアのマンション売却であれば地域特性としてベッドタウンに選ばれることはないため、交通面よりも居住面の快適性、つまり専有面積や維持管理の状態、設備面の機能性などのほかに、騒音や街並みの景観などが重視される傾向があります。
そのため、最寄り駅から少し離れているマンションだとしても、前面道路における車の走行音が気にならない又は街並みの景観が優れているなどの居住面の快適性に繋がる要因があればプラスとなりやすいでしょう。
市街地までの距離
生活圏内にスーパーや病院などの施設の有無はマンション購入にあたって必ず確認される内容であり、マンション周辺になければ間違いなく敬遠されてしまいます。
その一方で、百貨店や多数の商業施設は生活圏内に入っていない場合でも敬遠されることは少ないですが、マンションから気軽に足を運べるほどの距離であれば間違いなくプラスの要素となります。静岡市内でいえば、特に静岡駅周辺が繁華街エリアとなるため、静岡駅周辺に近いマンションだと売れやすいポイントのひとつになるでしょう。
信頼できる不動産会社を見つける
マンション査定を受ける際は、1社ではなく複数の不動産会社から査定を取るようにしましょう。その理由としては、査定内容には不動産会社によって差があり、マンションの査定価格にも影響することがあるからです
複数の不動産会社の査定内容を聞いて相場を把握し、さらに不動産会社ごとの査定根拠を聞いて適正な評価を出しているような信頼できる不動産会社を見つけることが大切です。
まとめ

静岡市内の中古マンション市場は新型コロナによる影響をあまり受けておらず、直近1年間は安定的な動向をみせています。しかし、中古マンションの取引件数自体は関東圏に比べると大きく劣るため、マンション売却を検討している場合は早い段階で売り出しに移行すべきです。そこで、まずは「不動産査定一括サイト」を活用して査定を取ることから始めてみましょう。

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