東京都新宿区の不動産(マンション)売却を成功させる方法


マンション売却を成功させるためには、売主自ら不動産売却に関する知識を備えることが大切です。なぜかというと、不動産売却にはエリアごとの市況や地域特性が存在しており、その市況や地域特性に応じた「相場」があるからです。不動産売却には、この相場などを理解した上で売却プランを立てる必要があるのです。そこで今回は、「東京都新宿区」における市況や地域特性からみた不動産売却について解説していきます。
目次
東京都新宿区における市況について

まずは、東京都新宿区の不動産(中古マンション)市況について解説します。
マンション単価相場
不動産データベース「レインズ」に登録済みの物件について価格と戸数を月単位でまとめている情報サイト「「レインズマーケットインフォメーション」」を見てみると、2020年12月~2021年2月に東京都新宿区で取引された中古マンションの成約㎡単価は約101.9万円/㎡という結果に。
この数字は、同期間における城西地区(新宿区・渋谷区・杉並区・中野区)で取引された中古マンションの成約㎡単価約97.6万円/㎡と比べた場合、新宿区は僅かではありますが近隣エリアよりも成約㎡単価の相場が高いエリアだということがわかります。
また、その他の比較対象として、都心3区(千代田区・中央区・港区)で取引された中古マンションの成約㎡単価約127.2万円/㎡と比べた場合、新宿区は都心部ではあるもの都心3区と比較すると相場的には低位となっています。
新宿区の中古マンション市場は、新型コロナの影響を受けたことによって成約件数が前年比を下回る月が1年を通じて多くなっています。しかし一方で、成約㎡単価に関しては前年比を上回っている月が多く、落ち込んだ市場とは言えないでしょう。
新宿区のエリア別市況
新宿区は千代田区や渋谷区に隣接するエリアで、高層ビルが林立する地区やネオン色の強い繁華街などが複合する地域です。
新宿区の中古マンション市況としては、新宿と落合の名前が付くエリアで中古マンションが多く取引されている傾向があり、実際に新宿区の他のエリアと比べてマンションの数が多いエリアとなっています。
また、中古マンションの取引件数は少ないものの、南元町や富久町などのエリアは成約㎡単価の相場が高く形成されているため、このエリアのマンションには一定の需要があることになります。
東京都新宿区のマンション売却を成功させるポイント

治安の良し悪しが重要視されやすい
新宿区を除く都心部は、ビジネス街やショッピング施設などが建ち並ぶ商業地域で形成されていますが、新宿区の地域特性として新宿歌舞伎町などの有名な「夜の街」があるのでマンション購入の際には、他のエリアに比べて治安の良し悪しが重要視されやすいです。
なぜかというと、男性単身者が賃貸マンションを探す場合、治安という要因はもちろん重要ですが、利便性や家賃面を重視して特に気にしないというケースは珍しくありません。しかし、中古マンションを購入する場合、その主な需要者はファミリー層になるため、利便性や価格面と同じくらい治安を重視することになり、日本でもトップクラスの繁華街がある新宿区においては尚更その傾向が強くなるからです。
通常、駅から近いほど利便性が高まって需要へと繋がりますが、新宿駅の場合だと新宿駅を中心に東西で高層ビル街と商業繁華街に分かれます。そのため、繁華街がある新宿駅の東側エリアはマンションが駅に近いほど治安が懸念され、敬遠される可能性が高くなりやすいでしょう。
とは言え、新宿区は駅数が多いので治安が気になるエリアを迂回することも十分可能であり、規模の大きい商業施設も集積しているのでエリア全体を通しての需要は非常に高いです。
正しくエリア相場を把握する
新宿区はエリアごとによる単価相場の上下幅が広くなっています。
先ほど紹介したように、南元町のマンションは取引件数が少なめですが単価相場は高く形成される一方で、落合エリアは比較的に取引件数が多いものの単価相場は南元町に比べると低位となっています。
そのため、正しくエリア相場を把握しなければ適正な売出価格を設定することはできず、マンション売却の成功には遠ざかる可能性が出てしまいます。
信頼できる不動産会社を見つける
マンション査定を受ける際は、1社ではなく複数の不動産会社から査定を取るようにしましょう。その理由としては、査定内容には不動産会社によって差があり、マンションの査定価格にも影響することがあるからです。
複数の不動産会社の査定内容を聞いて相場を把握し、さらに不動産会社ごとの査定根拠を聞いて適正な評価を出しているような信頼できる不動産会社を見つけることが大切です。
まとめ

新宿区は高層ビル地区や商業施設が集まるエリアである一方で、駅前には歌舞伎町という夜の街があるため、他の地域に比べて治安が重視されやすい傾向があります。また、そういった要因も含めてエリアごとの相場に上下幅があるので正しくエリア相場を把握することが大切です。そこで、「不動産査定一括サイト」を活用して相場について知ることから始めてみましょう。

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