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米株価急落の動乱はまだ収まらず? ユーロ円やポンド円は天井形成か

2018年2月28日 20:00

米国の株価急落による混乱はまだ収まっていない?

 年初からマーケットの動乱が続き、これまでの考え方が通じなくなってきています。日米金利差が開くためドル高円安と考えていたエコノミスト達は考え方の修正を迫られており、何人かは既に「転向」しているようです。

 経験の浅いエコノミストが作る資料には、金利差等と為替レートが連動しているチャート等が貼り付けられ、「両者は相関関係があるので、いずれ為替レートも……」と書いてあるのをよく見ます。

 もちろん、そうした単純な分析がピッタリ当たるケースもありますが、時間の経過とともに用意された相関関係は崩れていきます。永遠に続く相関関係は見たことがありません。どの相関関係もいずれ崩れます。

 では、なぜ相関関係が崩れるのか? それは市場が常に変化していくからです。その時、その時で市場がフォーカスするポイントは変化していきます。実体経済が変化していくからであり、それはしょうがないとしか言いようがありません。

 それではどうすればいいのか? 

 市場のフォーカスがどこにあるのか、それを常に考えていかなければならないということです。単純で直線的な関係性は、我々が生きている社会にはめったにありません。

 今、市場は何を見ているのか。これまで起こったことを考えると、見えてくるでしょう。

 トランプ税制改革等が実現し、経済が刺激されすぎているのではないかと人々は恐れ始めました。そして、実際に米雇用統計の平均時給等が上昇してきたことで、米国のインフレがついに来る、と多くの人が確信しました。

 リスクの割合が均等になるよう資産配分を行う「リスクパリティ」等のファンド運用が、世界中でかなり大規模になっていた中、米国インフレへの恐怖感から、米株価が急落。ボラティリティを売っていたプレーヤーは、損失回避のため株式の損切りを迫られ、それが米株価の下落にさらに拍車をかけます。

【※ボラティリティプレーヤーについては、前回のドル円が米国株同様に突然動き出す? 原因はオプションプレーヤーかを参照)】

 次に市場を襲った混乱は、米長期債の損切りです。

 長期金利が2.5%ぐらいから、あっという間に2.95%ぐらいまで、0.4%も上昇しました。それを受けて、一部、本邦の生保等でも、米長期金利の動向に不安となり、大量の国債を市場で売ったようです。本邦投資家が損切りした場合、資金を日本に戻さなければならず、為替市場ではドル売り円買いの流れがでます。その結果、105.55円前後まで円高が進んだわけです。

 現在、市場は少し落ち着きを取り戻しています。ひととおり損切りしなければならない人は一巡したのでしょう。しかし「本当にインフレがやってくるのか」ということは、今後の相場を見通すうえで重要なポイントになります。最初の市場動乱は、インフレ関連の指標が高くなったことから崩れているからです。

 その意味では、PCEコア・デフレータの数字(物価に関する指数)、雇用統計の際の平均時給、こうしたところが注目を集めます。万が一、米国のインフレが形を持ってきたら、やはりマーケットは崩れます。

 最近の市場の動きを見ていると、米国はインフレが迫っているのではないか?と感じさせることが増えています。

 為替市場では、ユーロ円やポンド円が天井形成的な動きになっています。今回の市場動乱は簡単には収まらない、そんな予感がします。

【PROFILE】志摩力男(しま・りきお):慶応大学経済学部卒。ゴールドマン・サックス、ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダー、その後香港にてマクロヘッジファンドマネジャー。独立後も、世界各地の有力トレーダーと交流し、現在も現役トレーダーとして活躍。市場参加者の動向やヘッジファンドの動き、外資系トレーダー等の動きは、メルマガ「志摩力男の実戦リアルトレード」で詳しく配信中(http://fx-on.com/rikio/)。公式サイト(http://shimarikio-official.com/

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