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高金利通貨の選び方 インフレ率を気にしていますか?

公開日:2018年4月25日 20:00
最終更新日:2018年7月23日

高金利通貨

高金利通貨は金利以外に「インフレ率」も注目

 高金利通貨についての問い合わせが増えています。

 日本の金利が実質的にほぼゼロという状況が、既に10年以上続いており、その意味では、高金利通貨は魅力的にみえます。しかし、皆さん、金利やスワップポイントについては凄く気にされますが、インフレ率のことを気にする人はいないようです。

 株を売買する際には、会社が持つ技術、業績、そしてPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)といった指標をチェックすると思います。為替を売買する際も金利やその国の成長率等はチェックすると思います。

 しかし、インフレ率を気にする方をあまり見ることはありません。そもそも、インフレってなんでしょうか。

 インフレとは、要は、物価が上昇するということです。では、そのことを逆に考えると、物価が上昇する分、通貨の価値はそれだけ下がっているということではないでしょうか。

 インフレ率が高いということは、通貨価値が減少するペースが高いということです。インフレ率10%の国の通貨は、インフレ率0%の国の通貨と比べて、1年で10%通貨価値が落ちるということです。

 同じ金利の国どうしを比較しても、一方のインフレ率が高ければ、その分その通貨の価値は下がるということです。そうであるならば、金利が同じであれば、インフレ率の低い国を選択することが理にかなっているということです。

 現在注目される高金利通貨には、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソと言った通貨があります。政策金利はそれぞれ、8%、6.5%、7.5%です。インフレ率は、消費者物価指数で比べると、それぞれ10.2%、4.0%、5.3%です。インフレ率はブレやすい数字ではありますが、単純に引き算して「実質金利」をだすと、トルコ-2.2%、南アフリカ+2.5%、メキシコ+2.2%です。

 ここから言えることは、少なくともトルコリラではなく、南アフリカランドかメキシコペソを選択すべきということです。

 トルコの金利は8%と3国の中では一番高いですが、インフレ率を考えると低すぎる(※追記2018年6月に17.75%まで利上げ)。インフレを抑えるために、トルコは少なくとも1.5-2.0%ぐらい利上げする必要があります。おそらく、それは今年後半には実現すると思いますが、それまではトルコリラは下げ止まらない可能性のほうが高いということです。

 トルコリラのチャートを見ると、只々、右肩下がりです。インフレ率が高いということは、そういうことなのです。下がったから、過去最安値だからリバウンドするはず、というものではありません。そのことをまず理解して下さい。

 もちろん、マーケットの未来は正確に読めるものではありません。ただ、私が高金利通貨をトレードするとすれば、買うなら南アフリカランドかメキシコペソであり、売るならトルコリラということです。それは、見た目の金利とは関係ありません。

 これから米国経済はますます順調になると思います。リセッションが近いという予測もありますが、まだそれはずいぶん先ではないでしょうか。

 好調な米国経済が隣にあるということはメキシコには良いことです。トランプ大統領の政策がメキシコには大変厳しく見えますが、今のところ大したことは起こっていません。もちろんどうなるかはわかりませんが、トランプ大統領は口先では厳しいことを言いますが、実際はそうでもないケースが今のところ多いです。トランプリスクを考慮しつつ、メキシコペソの買い場を探して行くのが良さそうに見えます。

【PROFILE】志摩力男(しま・りきお):慶応大学経済学部卒。ゴールドマン・サックス、ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダー、その後香港にてマクロヘッジファンドマネジャー。独立後も、世界各地の有力トレーダーと交流し、現在も現役トレーダーとして活躍。市場参加者の動向やヘッジファンドの動き、外資系トレーダー等の動きは、メルマガ「志摩力男の実戦リアルトレード」で詳しく配信中(http://fx-on.com/rikio/)。公式サイト(http://shimarikio-official.com/



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