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スワップとは?FX会社別スワップポイント比較と初心者向け運用のコツ

公開日:2019年10月1日 12:00
最終更新日:2020年2月7日

 FX取引は、安い時に買って高い時に売る「売買差収益」を狙う以外に、ポジションを保有するだけで利益を狙う「スワップポイント(金利差収益)目的のFX」も存在する。FX会社ごとにスワップポイントの提供額は異なり、またスワップポイントを狙った運用にはいくつか注意点もある。本記事ではFX会社別のスワップポイント比較表や運用のコツを紹介する。

FX会社10社のスワップポイント比較表

会社名

米ドル円 ユーロ円 ポンド円 豪ドル円 NZドル円 南アフリカランド円

DMM FX

46円 -2円 28円 21円 17円 120円
-48円 1円 -31円 -22円 -20円 -130円

GMOクリック証券

52円 -8円 39円 24円 21円 100円
-54円 7円 -45円 -25円 -24円 -100円

YJFX!

47円 -25円 21円 15円 14円 100円
-62円 10円 -36円 -30円 -29円 -250円

SBIFXトレード

52円 -8円 30円 22円 21円 110円
-55円 3円 -38円 -29円 -29円 -120円

ヒロセ通商

20円 -30円 10円 21円 22円 150円
-130円 -30円 -90円 -76円 -77円 -250円

外為どっとコム

35円 -35円 35円 10円 10円 100円
-70円 10円 -65円 -45円 -40円 -200円

マネーパートナーズ

24円 -17円 36円 12円 14円 100円
-96円 4円 -67円 -26円 -26円 -290円

FXブロードネット

43円 -46円 10円 6円 9円 90円
-78円 5円 -45円 -39円 -40円 -220円

FXプライム byGMO

45円 -15円 35円 16円 16円 150円
-75円 0円 -50円 -31円 -31円 -250円

LIGHT FX

55円 -1円 38円 17円 16円 151円
-55円 1円 -38円 -17円 -16円 -151円

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会社名

米ドル円 ユーロ円 ポンド円 豪ドル円 NZドル円 南アフリカランド円

DMM FX

46円 -2円 28円 21円 17円 120円
-48円 1円 -31円 -22円 -20円 -130円

GMOクリック証券

52円 -8円 39円 24円 21円 100円
-54円 7円 -45円 -25円 -24円 -100円

YJFX!

47円 -25円 21円 15円 14円 100円
-62円 10円 -36円 -30円 -29円 -250円

SBIFXトレード

52円 -8円 30円 22円 21円 110円
-55円 3円 -38円 -29円 -29円 -120円

ヒロセ通商

20円 -30円 10円 21円 22円 150円
-130円 -30円 -90円 -76円 -77円 -250円

外為どっとコム

35円 -35円 35円 10円 10円 100円
-70円 10円 -65円 -45円 -40円 -200円

マネーパートナーズ

24円 -17円 36円 12円 14円 100円
-96円 4円 -67円 -26円 -26円 -290円

FXブロードネット

43円 -46円 10円 6円 9円 90円
-78円 5円 -45円 -39円 -40円 -220円

FXプライム byGMO

45円 -15円 35円 16円 16円 150円
-75円 0円 -50円 -31円 -31円 -250円

LIGHT FX

55円 -1円 38円 17円 16円 151円
-55円 1円 -38円 -17円 -16円 -151円

※各通貨の上段は買いスワップポイント、下段は売りスワップポイント
※2020年1月21日時点、10000通貨保有時

 比較表のとおり、同じ通貨ペアでもFX会社によってスワップポイントが大きく異なる。スワップポイントで収益を狙うなら、運用したい通貨ペアのスワップポイントが高い業者を選びたいと思うのが一般的だろう。南アランドやトルコリラといった高金利通貨と呼ばれる通貨ペアは受け取りのスワップポイントも他通貨ペアに比べ高くなる。

 スワップポイントは日によって変動するので、直近3か月のスワップポイント実績をチェックすることも、FX会社選びの参考になるだろう。

 なおスワップポイントは必ずしもプラスになるわけではない。スワップポイントは日々変動しており通貨ペアの金利差が逆転すると、マイナスになって支払いが生じることもある。

スワップポイントとは?

 スワップポイントとは、2国の通貨で発生する「金利の差」をもとにした損益のこと。高金利の通貨を買い/低金利の通貨を売れば、プラスのスワップポイントが発生するが、逆に低金利の通貨を買い/高金利の通貨を売る場合は、マイナスのスワップポイントが発生する。

 日本人に昔から人気の「豪ドル円」を買いで保有した場合、オーストラリアの政策金利0.75%と日本の-0.1%の金利差は0.85%で、それにあたる調整分がスワップポイントとしてもらえる(政策金利は2020年1月時点)。

スワップポイント運用の3つのメリット

 FXでスワップポイントを狙った運用のメリットは主に3つ考えられる。

【FXでスワップポイントを狙った投資のメリット】

  • ポジションを保有するだけで手間が少ない
  • 精神的な負担を軽減できる
  • レバレッジをかけ資金効率をあげることも可能

ポジションを保有するだけと手間が少ない

 スワップポイントはポジションを保有しているだけで毎日発生する。プラスのスワップポイントの取引を維持していれば、ポジション保有中はプラスの収益がずっと発生する。保有するだけでOKということなので、手間は少ない。

 FX取引において、売買益を狙う場合、チャートや経済ニュースから価格予想を行い、注文を適宜発注する必要がある。スワップポイントよりも大きな利益を狙える可能性があるものの、取引のための時間を確保できない人にとっては取り組むのが難しいだろう。

トレードの精神的な負担を軽減できる

 スワップポイントの収益は1日数百円程度と、決して大きな額ではない。そのため売買益を狙った裁量取引よりは、精神的な負担を軽減することも可能だろう。

 大きな利益を狙おうとすると、欲が発生するが、そうした感情をコントロールするのは至難の業である。毎日コツコツ利益を積み上げるものと理解し、始めた場合、欲に負けて異常な取引をしてしまうリスクも軽減できるかもしれない。

レバレッジをかけ資金効率をあげることも可能

 外貨預金ではレバレッジをかけられないが、FXではレバレッジをかけ、少ない資金で大きなスワップポイントを狙うこともできる。手元の資金以上の金額を取引できる「レバレッジ」は、資金管理をできない人にとってはリスクとなるが、低レバレッジを心掛け、無理せず取引できるならば、魅力的な制度として活用できる可能性もあるのだ。

 南アフリカランド円で、スワップポイント運用した時を例に計算してみる。レートが1南アフリカランド=8円で、保有する量は10000通貨、その時の1日の買いスワップポイントを9円とする(手数料等は考慮しない)。

 レバレッジ1倍で取引すると、必要資金は80000円だが、レバレッジ2倍で取引するならば、最低必要資金は40000円となる。どちらの資金でもスワップポイントは同額もらえる。

スワップポイント運用の4つの注意点

 ここまでスワップポイントを目的としたFX取引のメリットを紹介したが、下記点にも注意を払いたい。

【スワップポイント目的のFX取引の注意点】

  • 高金利通貨ならではの価格変動
  • スワップポイントを支払うケースがある
  • レバレッジが大きくなりすぎる
  • スワップポイントの利益も課税対象になる

高金利通貨ならではの価格変動

 高金利通貨と呼ばれるスワップポイントが高い通貨ペアは、独特の価格変動をする。金利が高い通貨は、比較的政治情勢や経済情勢が不安定な傾向にあり、その影響はレートにも現れる。

 米ドル円やユーロ米ドルといった世界的にも取引高の多いメジャー通貨の場合、株価のように下落し続ける、上昇し続けることはない。長期で見れば一定の価格帯で動いているとも考えられるが、高金利通貨の場合は、数年単位で下落し続けるということも起こらないとは言い切れない。例えばトルコリラ円に目を向けると、2008年は1トルコリラ=90円前後だったが、2020年1月は1トルコリラ=18円で推移している。

 こうした高金利通貨特有の為替変動も念頭に入れ、リスクを管理する必要がある。

支払いが生じる「マイナススワップポイント」もある

 FXにおいてスワップポイントは受け取りだけではなく、支払い(マイナス)になるケースもある。低金利の通貨を買い/高金利の通貨を売る場合は、マイナスのスワップポイントが発生するのだ。

 去年まではスワップポイントを受け取りできたのに、今年になっていつの間にかマイナスのスワップポイントとなり、その通貨ペアを保有する間、じわじわ支払いを行っていた、というケースもある。世界各国の金利情勢は変動するもので、近年、各国の中央銀行は政策金利を引き下げる(利下げ)傾向が見られるため、数年単位でポジションを保有する際には、金利動向に注視する必要がある。

レバレッジが大きくかけすぎる

 レバレッジを大きくかけすぎると、強制ロスカットのリスクが高まる。先の例と同様に南アフリカランド円で考えると、レートが1南アフリカランド=8円で、保有通貨量が10000通貨の際、レバレッジ1倍なら必要資金は80000円だが、少額で取引できるからと、日本のFX会社における最大レバレッジ25倍近くで運用したら、少しの為替変動で強制ロスカットが執行されるだろう。

 通貨ペアを保有し、コツコツ収益を積み上げようとするスワップポイント狙いのFXでは、極力為替変動の影響を避けたいため、大きなレバレッジをかけて取引してしまっては、為替変動による含み損に耐えられず、強制的に取引を止められる可能性があるのだ。

 為替変動も気を払わず、ほったらかしでスワップポイントによる収益を狙いたいなら、ポジションを保有する前に数年単位で過去の為替変動を確認し、その変動幅分のマイナス変動に耐えられるような資金とレバレッジの調整を確認しておく方が賢明だろう。

スワップポイントの利益も課税対象になる

 一般的なFXトレードの利益である売買差益と同様に、スワップポイントで得た収益も課税対象となる。サラリーマンの場合、FXで得た収益(売買差益とスワップポイント益)の合計が年間20万円を超えた時点で確定申告が必要となるので、1年における収益額は把握しておきたい。

 FX会社ごとに課税されるタイミングは、「ポジションを決済した段階」「スワップポイントが付与されたとき」などと異なるため、気になる人は自身が利用するFX会社の課税タイミングを調べておくといい。

初心者向けスワップポイント運用の5つのコツ

 スワップポイント目的のFXはチャート分析などの高度なトレードスキルを必要としない点で、FX初心者でも始めやすいメリットがある。運用における5つのコツをチェックしよう。

【スワップポイント狙いのFXのコツ】

  • スワップポイントの高い通貨ペアをチェック
  • 取引対象国の金融情勢をチェックする
  • 高いスワップポイントを提供するFX会社を選ぶ
  • 数か月分のスワップポイント実績を確認する
  • 未決済でもスワップを引き出せるなどの条件も確認

スワップポイントの高い通貨ペアをチェック

 スワップポイントの高い通貨ペアは、金利差が大きければ大きいほど、受取額が比較的多くなる傾向にある。低金利の通貨は、なじみ深い日本円が選択肢に入りやすいだろう。高金利通貨でいうと、最近では下記5通貨が考えられる。

通貨ペア

1日のスワップポイント 価格帯※
トルコリラ円 70~120円 約15~50円
メキシコペソ円 80~140円 約5~8円
南アフリカランド円 30~120円 約6~10円
NZドル円 60~90円 約66~93円
豪ドル円 40~80円 約69~98円

※価格帯は2015~2019年の間における最高値・最安値を参照
※スワップポイントは2020年1月時点の10000通貨買い保有時の数値を参照

 近年の高金利通貨のブームを牽引しているトルコリラ円は1日のスワップポイント益が100円前後で推移している点は魅力だが、政治情勢が不安定で、レートが急落することも多々見受けられた。

 メキシコペソ円も2016年に東京金融取引所が取扱いを始めてから、日本のトレーダーの間でも注目を集めている。トルコリラ円同様、高いスワップポイントは魅力的で、トルコリラ円よりも、1メキシコペソ=5~8円で近年は推移しており、価格が安い点も特徴といえる。

 南アフリカランド円も昔から人気を高金利通貨として人気を集めている。同じく豪ドル円やNZドル円もスワップポイント狙いの日本人投資家から長きに渡り人気を集める通貨ペアだ。ただし、近年オセアニア通貨は利下げ傾向にあり、2015年と2020年現在の金利を比べると、2%ほど引き下げている。

取引対象国の金融情勢をチェックする

 取引を検討する通貨ペアの金融情勢もチェックしておこう。どのようなニュースがレートに影響を及ぼすのか、事前に把握しておくと、通貨ペアを保有してからパニックになる可能性を軽減できるだろう。

 また、事前に発表されており、レートに大きな影響を与えそうな「経済指標発表」や「中央銀行総裁の会見」などは、そのイベント後に急落・急騰する可能性を考慮し、イベント前にポジションを決済するという選択肢も検討できる。

【気にしておきたい経済指標やニュース】

  • 各国の経済指標の発表
  • 各国の大統領選挙
  • 経済危機
  • 要人の重要発言
  • 政策金利の発表
  • 地政学的リスク(大規模災害や戦争など)
  • その他世界的に大きなニュース

高いスワップポイントを提供するFX会社を選ぶ

 同じ通貨ペアでも、FX会社によって付与されるスワップポイントは異なる。いくつか通貨ペアごとにスワップポイントの高い業者をピックアップした。

 運用したい通貨ペアごとにFX会社の口座を開設するトレーダーもおり、また、スワップポイント狙いのFXとは別の手法で取引する際には、資金管理をわかりやすくするため、口座をわけるトレーダーもいる。

通貨ペア

FX会社 1日のスワップポイント
米ドル円 LIGHT FX 55円
みんなのFX
ユーロ円 YJFX! 55円
外為どっとコム
外為オンライン
ポンド円 セントラル短資FX 80円
豪ドル円 GMOクリック証券 24円
NZドル円 ヒロセ通商 22円
JFX
南アフリカランド円 LIGHT FX 151円
トルコリラ円 外為オンライン 65円
メキシコペソ円 FXプライムbyGMO 140円

※2020年1月21日時点の10000通貨買い保有時

数か月分のスワップポイント実績を確認する

 上記で紹介したスワップポイントが高いFX会社は、直近のスワップポイントから算出した。スワップポイントはFX会社の事情などにも関連し、最近見たスワップポイントの数値が数か月後も続くとは限らない。

 例えば直近3か月のスワップポイント実績をチェックするなどして、スワップポイントの変動も見ておくといいだろう。FX会社の公式サイトの中には過去のスワップポイントの実績を数か月単位で紹介する場合もある。

未決済でもスワップを引き出せるなどの条件も確認

 必要であれば、未決済でもスワップを引き出せるなどの条件も確認しておくといい。FX会社ごとに、ポジション未決済のままスワップポイントを引き出せる場合とそうでない場合がある。スワップポイントを毎月引き出したい、という要望があるなら、そうした条件も事前に確認を。


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