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FXチャート分析とは? 初心者向けに分析の種類と基礎ツールを紹介

公開日:2018年4月6日 8:00
最終更新日:2020年4月6日

 FXのチャート分析は、過去のデータから今後の相場展開を予測する分析方法で、またその分析情報からトレードを行うこともできる。チャート分析は奥が深く、一朝一夕で見につくものでもないが、ここでは初心者向けにチャート分析の種類や基本的なテクニカルツールを紹介する。

    【目次】

  1. 1.FXのチャート分析手法とは
    1. チャート分析の種類
    2. チャート分析のメリット
    3. チャート分析のデメリット
  2. 2.メジャーなFXチャート分析手法「テクニカル分析」
    1. テクニカルツールを用いた「テクニカル分析」
    2. テクニカルツールの種類は2種類
  3. 3.基本のテクニカルツール5選
    1. 移動平均線
    2. ボリンジャーバンド
    3. 一目均衡表
    4. RSI
    5. ストキャクティクス
  4. 4.初心者向けFXのチャート分析における3つの注意点
    1. 最初は1~2つ程度の分析手法に絞る
    2. 必ず的中するわけではないので、リスクを大きく取り過ぎない
    3. チャート分析によるトレードは、取引ルールの順守を徹底する

FXのチャート分析手法とは

 FXのチャート分析とは、どういう分析方法で、どのようなメリットがあるのか見ていこう。

チャート分析の種類

【チャート分析の種類】

  • テクニカル分析
  • チャートパターンによる分析

 チャートを用いた分析手法で代表的なものは2つある。1つは「テクニカル分析」で、過去の価格の推移をもとに今後の値動きを予測する方法。テクニカル指標(ツール)をチャート上に表示させて分析することが一般的。

 もう1つには、過去に見られた値動きのパターンを今の相場にもあてはめ、その値動きの形状「チャートパターン」から今後の相場を予測する方法もある。本ページではテクニカル分析をメインに紹介するため、FXチャートパターンによる分析は別記事で紹介する。

チャート分析のメリット

 チャート分析のメリットは「トレンドの方向」「取引価格の目安」を知ることができる点にある。経済ニュースなどの情報から、相場の今後のトレンドは予測できるかもしれないが、「どこで買い」「どこで売る」といった目途までは立てにくい。

 チャート分析からはそうした取引価格の水準を見出すこともできる。

チャート分析のデメリット

 チャート分析は、不意の相場変動に弱い。あくまで過去の値動きをもとにした分析手法なので、政治経済など予測不可能な事象による相場変動まで計算して、相場を予測することはできない。

 また、分析内容にはその分析者の主観も大きく関連する。チャート上に表示されたツールや値動きの形状から分析するわけだが、どのツールを使用するか、どう読み解くかは、最終的にチャート分析者次第であるため、画一的な分析結果は見出しにくい。どのチャート分析手法、チャート分析結果を信じるかは、個人の判断となる

メジャーなFXチャート分析手法「テクニカル分析」

 チャートを用いた分析といえば「テクニカル分析」がメジャーだろう。

テクニカルツールを用いた「テクニカル分析」

 本ページにおいてはテクニカル分析はテクニカルツールを用いた手法として紹介する。

 テクニカル分析は広義の意味では、過去の価格推移や出来高などをもとに分析した手法となるため、ローソク足で相場を見る方法やアルゴリズムによる高度な分析も当てはまるだろうが、ここでは誰でも実践しやすい「テクニカルツールを用いた分析」をメインに見ていく。

テクニカルツールの種類は2種類

 テクニカルツールは大きく2種類に分類できる。

【テクニカル分析はトレンド系とオシレーター系】

トレンド系

 トレンド系のテクニカルツールは、現在の相場は、上昇トレンドなのか下落トレンドなのかという「相場の方向性・流れの予測」に活用できる。また今の相場が上昇⇒下落、下落⇒上昇、レンジ⇒上昇or下落に転換するのか、という見極めにも活用できる。

オシレーター系

 オシレーター系のテクニカルツールは、相場の「売られ過ぎ」「買われ過ぎ」の判断に役立つ。オシレーター系は、売買の判断基準としても使われ、相場が売られ過ぎの状態なら買い、買われ過ぎなら売り、を検討できる。ただし強いトレンド相場には使えないデメリットもある。

基本のテクニカルツール5選

【5つの基本的なテクニカルツール】

  • 移動平均線
  • ボリンジャーバンド
  • 一目均衡表
  • RSI
  • ストキャスティクス

移動平均線

短期(黒)、中期(緑)、長期(オレンジ)の移動平均線
短期(黒)、中期(緑)、長期(オレンジ)の移動平均線
(チャートはヒロセ通商、画像はクリックすると拡大)

 移動平均線はトレンド系のテクニカルツールで、一定期間の平均価格を結んだラインとして表示される。短期(期間5程度)・中期(期間25程度)・長期(期間75以上)の3つを1セットとして、使用することが多い。

 多くのトレーダーが活用するテクニカルツールで、移動平均線が「相場の節目」として見られることもあるので、その価格をもとに取引を検討することもできる。

 さらに移動平均線を活用した分析は「ゴールデンクロス」「デックロス」は有名。

ゴールデンクロス

 ゴールデンクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に越えたときを指す。足元の価格動向が上昇基調に変化したことを意味し、今後の価格上昇が見込まれる。一般的にはゴールデンクロスは「買いのサイン」と考えられている。

デッドクロス

 デッドクロスとは、ゴールデンクロスとは逆に、短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に割り込むことを指す。目先の価格傾向が軟調に変わり、価格が下落する可能性が高いということ。デッドクロスは「売りサイン」として活用されることもある。

ボリンジャーバンド

±1σ(緑)、±2σ(オレンジ)が急拡大しているところがトレンドスタート
±1σ(緑)、±2σ(オレンジ)が急拡大しているところがトレンドスタート
(チャートはヒロセ通商、画像はクリックすると拡大)

 ボリンジャーバンドは「特定期間の価格動向から統計学を用いて分析する」トレンド系のテクニカルツール。2本のバンドを用いることが特徴で、設定した期間の価格動向から統計学的に分析すると、今後の価格は1本目のバンドの中に約68%、2本目のバンドの中に約95%収まるといわれている。

 バンドのことを「σ(シグマ)」と呼び、中央の移動平均線から上下に1σと-1σ、2σと-2σが表示される。

 ボリンジャーバンドはレンジ相場になると、2本のバンドが収縮し始め、トレンド相場へ移行するときにバンドが上下に大きく膨張する。「いつレンジ相場が終わるのか」を知る目安として活用することも可能。

 さらにバンドの収縮・膨張する特性を活かし、トレンド相場へ移行するタイミングでトレードをすることも検討できる。

一目均衡表

灰色と黒色の部分が一目均衡表の「雲」
灰色と黒色の部分が一目均衡表の「雲」
(チャートはヒロセ通商、画像はクリックすると拡大)

 一目均衡表はトレンド系のテクニカルツール。一目均衡表の「雲」と呼ばれる部分より、上に価格があると買いの強い相場、下に価格があると売りに強い相場を示す。

 また、一目均衡表は「基準線」や「転換線」「遅行線」を用いて、売買のタイミングを計ることもできる。

【一目均衡表で表示される指標】

基準線

 (当日を含めた過去26日間の最高値+最安値)÷2を結んだ線

転換線

 (当日を含めた過去9日間の最高値+最安値)÷2を結んだ線

 先行スパン1と先行スパン2に挟まれた部分

先行スパン1

 {(転換値+基準値)÷2}を26日先行させて表示した線

先行スパン2

 {(当日を含めた過去52日間の最高値+最安値)÷2}を26日先行させて表示させた線

遅行線

  当日の終値を26日遅行させて表示させた線

RSI

チャート下部に表示されるRSIの推移
チャート下部に表示されるRSIの推移
(チャートはヒロセ通商、画像はクリックすると拡大)

 RSIは売られ過ぎ・買われ過ぎを示唆するオシレータ系のテクニカルツール。RSIは%で表示されることが多く、一般的には80%以上で買われ過ぎ、20%以下で売られ過ぎを示す。

 RSIが20%以下になったら、売られ過ぎなので、反発を期待して「買い」、80%以上なら買われ過ぎなので、反落を期待して「売り」をすることもできる。

 RSIは過去の一定期間の下げ幅・上げ幅から、現在の価格が「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断するツールなので、突発的な相場変動では異常値を出すこともある。例えばリーマン・ショックのときには、まだ下落の目途が見えないときに、RSIからは買いサインが出ていたこともあった。

 設定する期間は「14」が多く、他には「9」や「13」などもある。

ストキャクティクス

灰色と黒色の部分が一目均衡表の「雲」
チャート下部に「スロー・ストキャスティクス」を表示
(チャートはヒロセ通商、画像はクリックすると拡大)

 ストキャクティクスはRSIと同じ売られ過ぎ・買われ過ぎを示唆するオシレーター系のテクニカルツール。RSIが上昇幅・下落幅をもとに計算するのに対し、ストキャスティクスは最安値・最高値に着目して算出する指標である。

 ストキャスティクスは「%K」と「%D」の2本のラインを活用する「ファスト・ストキャスティックス」と「%D」と「Slow%D」を使う「スロー・ストキャスティックス」の2種類ある。スロー・ストキャスティクスの方が、取引に実践しやすいと考えるトレーダーも多い。

【ストキャスティクスの指標】

%K

(直近の終値-設定期間Aの最安値)÷(設定期間Aの最高値-設定期間Aの最安値)×100

%D

(直近の終値-設定期間Aの最安値)の設定期間Bの合計÷(設定期間Aの最高値-設定期間Aの最安値)×100

slow%D

 設定期間Bの%Dの合計を設定期間Bで割った値(%Dの単純移動平均)

設定期間Aと設定期間B

 設定期間Aは「5」「9」「14」が使われることが多く、設定期間Bは「3」が使われることが多い

初心者向けFXのチャート分析における3つの注意点

 FXのチャート分析を行う際の注意点を、下記3つ紹介しよう。

【チャート分析における注意点】

  • 最初は1~2つ程度の分析手法に絞る
  • 必ず的中するわけではないので、リスクを大きく取り過ぎない
  • チャート分析によるトレードは、取引ルールの順守を徹底する

最初は1~2つ程度の分析手法に絞る

 最初は使用するチャート分析の手法は1~2つ程度に絞るといいだろう。初心者でよくある失敗例として、チャート上に様々なテクニカルツールを表示させ過ぎて、どれを頼りに相場を見ればよいかわからなくなること。

 テクニカルツールからは売買サインを読み取ることもできるメリットはあるが、多すぎるとどの売買サインが本物なのかわからなくなり、取引の失敗に繋がる可能性もあるため、まずはシンプルな分析を心掛けたい。

必ず的中するわけではないので、リスクを大きく取り過ぎない

 チャート分析は「過去の相場動向、価格推移」をもとにしているため、必ずしも的中する予測ではない。特に初心者は、テクニカルツールから売買サインを見つけられたら、稼ぎたい欲が膨らみ過ぎて、大きなリスクをとった取引になってしまう例も少なくない。

 チャート分析は、「過去の値動きからわかった傾向」程度の内容と心に留め、1度に大きな取引額で勝負するようなことは絶対に避けるように。

チャート分析によるトレードは、取引ルールの順守を徹底する

 チャート分析によるトレードは、取引ルールを作り、そのルールを守ることを徹底するように。

 チャート分析は「過去の値動きからわかった傾向」なので、その情報をもとにトレードしても、必ず勝てるわけではない。チャート分析によるトレードで勝つならば、取引を何度か重ねた上で最終的に利益を残すというスタイルを目指すことになるだろう。

 そうしたとき、トレードルールがあると、規則正しく取引回数を重ねやすくなる。また、トレードルールを作り、それを守ることで、欲や感情に流されずに取引ができるようになる。初心者の失敗する原因の多くが、欲や感情に負けて取引をしてしまうことなので、その予防策にも繋がる。



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