スプレッドでFX会社10社を比較 低コストのFX会社を選ぶ方法は?
公開日:2017年10月1日 8:00
最終更新日:2022年12月27日
FXトレードでは「スプレッド」が取引コストとして発生する。頻繁に裁量取引するスタイルなら、スプレッドが低い会社を探したい。
FX会社ごとに提供スプレッドが異なるため、本ページでは主要なFX会社のスプレッドを比較し、低コストで裁量取引したい人向けのFX会社を見ていく。
- 1.スプレッドとは?
- 2.FX会社10社の通貨ペア別スプレッド比較表
- 3.取引コストが安いFX会社を選ぶための4つのポイント
- 4.取引コストが低いFX会社6選 おすすめは?
- 約定力テストで11年連続1位のマネーパートナーズ
- 低スプレッド&約定力に注力するヒロセ通商
- 約定力を強みとするFXプライムbyGMO
- スプレッドの狭さを追求するSBI FXトレード
- スプレッド提示率の高いYJFX!
- スプレッド提示率が高水準のDMM FX
- 5.スプレッドが広がる3つのタイミングには注意
【目次】
スプレッドとは?
スプレッドとは、売値(Bid)と買値(Ask)の価格差を指す。多くのFX会社は取引手数料を無料にしているが、スプレッドによる取引コストは発生する。
スプレッドとはどの数値?
例えばドル円の売値が1ドル=100.100円で、買値が1ドル=100.103円の場合、スプレッドは0.3銭となる。外国通貨同士も同様にユーロドルの売値が1ユーロ=1.10000ドル、買値が1ユーロ=1.10004ドルであれば、0.4pipsがスプレッドととなる(ユーロドルの場合、1pip=0.0001ドル)。
スプレッドは些末な金額に思えるかもしれないが、トレード回数や取引数量が多くなれば、その分取引コストも膨らむ。1日数十回の取引を行う「スキャルピング」では、スプレッドが収益に影響する度合いも高くなりやすい。
スプレッドによる取引コストの金額計算
1回の取引にかかるスプレッドによるコストは、「スプレッド数値×取扱数量」で計算でき、スプレッドが0.3銭のドル円を10000通貨取引した場合、0.3銭×10000通貨で30円の取引コストが発生する。外国通貨同士の取引では、0.3pipsであれば、それを日本円レートに変換すれば、スプレッドによる取引コストを割り出せる。
ちなみにスプレッドは「狭い」もしくは「広い」と表現することもある。スプレッドが狭ければ取引コストは安くなり、広ければコストが高くなる。
FX会社10社の通貨ペア別スプレッド比較表
FX会社によって提供スプレッドは異なるため、取引を検討している通貨ペアのスプレッドが低いFX会社を見比べるといい。南アフリカランド円などのマイナー通貨はスプレッドが大きくなる会社もある。
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会社名 |
手数料 |
ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | 南アフリカランド円 |
無料 | 0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.7銭 | 1.0銭 | |
無料 | 0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.7銭 | 1.0銭 | |
SBI FXトレード |
無料 | 0.10銭~ ※1 |
0.28銭~ ※1 |
0.50銭~ ※1 |
0.38銭~ ※1 |
0.78銭~ ※1 |
YJFX! |
無料 | 0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.7銭 | 1.3銭 |
無料 | 1.0銭 | 2.0銭 | 4.0銭 | 3.0銭 | 15.0銭 | |
無料 | 0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.6銭 | 16.4銭 | |
無料 | 0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.6銭 | 0.8銭 | |
無料 | 0.3銭 | 0.7銭 | 1.2銭 | 0.9銭 | 0.8銭 | |
サクソバンク証券 |
無料 | 0.3銭 | 0.4銭 | 0.8銭 | 0.5銭 | 0.4銭 |
無料※2 | 0.3銭 | 0.6銭 | 1.1銭 | 0.9銭 | 0.9銭 |
※ 2020年12月2日HPもしくは取引画面より調査、GMOクリック証券は「FXネオ」、マネーパートナーズは「パートナーズFX」における数値。スプレッドは完全固定されたものではなく流動性の低い時間帯などは上記と異なるケースもある
※1 注文数量1001~100万通貨における数値で、詳細はSBIFXの公式HPまで
※2 10000通貨未満の取引では片道3銭の手数料が発生
取引コストが安いFX会社を選ぶための4つのポイント
スプレッドは狭さだけではなく、「原則固定」や「提示率」にも気を付けたい。低コストの裁量トレーダー向けFX会社を選ぶ際の参考までに、4つのポイントをピックアップした。
【低コストのFX会社選び4つのポイント(参考例)】
- スプレッドが原則固定提供されているか
- スプレッド提示率が高いか
- 約定率が高いか
- 主要通貨のスプレッドが業界最狭水準か
スプレッドが原則固定で提供されているか
FX会社のほとんどはスプレッドを「原則固定」か「変動制」の2パターンで提供している。
原則固定とは基本的にスプレッドが固定価格で提供される。例えば「ドル円スプレッド0.2銭」の会社で取引した場合、多くのケースでスプレッド0.2銭の取引が可能できるが、経済指標の発表前後など、価格が大きく変動する際はスプレッドが変動することもある。
一方変動性では、取引できるスプレッドが変わりやすい。取引量が少ない時間帯や、レートが急変動する時はスプレッドが広くなることもしばしば。短期間で頻繁に裁量トレードする場合、スプレッドが原則固定で提供されている会社の方が、コストは抑えやすくなるだろう。
スプレッド提示率が高いか
スプレッドは原則固定で提供されていても、変動するケースがあるため、低コストの裁量トレードを目指すなら、スプレッドの「提示率」もFX会社を選ぶ際の基準になるだろう。
スプレッド提示率は、特定期間におけるスプレッドの提示割合を意味する。例えばスプレッド0.2銭のFX会社が、期間中ずっと0.2銭でスプレッドを提供できた場合、スプレッド提示率は100%となる。
スプレッド提示率が100%に近いほど、公示スプレッドで提供される確率が高くなる。
約定率が高いか
FX会社の約定率が高ければ、自分の意図する価格・タイミングで注文が成立する確率は上がる。約定とは売買注文の成立を指し、約定率が低いと、不利な価格で注文が成立する可能性があり、スプレッドに加えコストとしてのしかかる。
例えば100.10円で買い注文を出した際、約定率が100%なら、100.10円で買いポジションを保有できる。しかし約定率が低いと100.05円などで注文が成立し、0.5銭分の余計なコストが発生する。こうした注文価格と約定価格の差を「スリッページ」と呼ぶ。
約定率が高いかどうかは、実際に取引してみないと判断が難しい。約定率を第三者機関に委託し、計測しているFX会社もあるので、約定率を気にする人は、それらのFX会社もチェックするといい。
主要通貨のスプレッドが業界最狭水準か
ドル円やユーロ円といった取引量の多い通貨ペアは、FX会社も競ってスプレッドを下げる傾向にある。FX業界でスプレッドが安いと言われる基準はどれくらいなのか、主要な通貨ペアの“最狭”水準を調査した。
通貨ペア |
スプレッド |
ドル円 | 0.3銭 |
ユーロ円 | 0.5銭 |
ポンド円 | 1.0銭 |
豪ドル円 | 0.7銭 |
取引コストが低いFX会社6選 おすすめは?
裁量トレードの取引コストが安いFX会社を6社ピックアップ。取引コストは最狭水準のFX会社が多いが、それ以外の特徴も比べ、どのFX会社が自分に合いそうか調べてみるといい。
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会社名 |
スプレッド 提供パターン |
スプレッド 提示率※1 |
約定力テスト※2 | スプレッド |
マネーパートナーズ | 原則固定 | - | 実施 | 〇 |
ヒロセ通商 | 原則固定 | - | 実施 | 〇 |
FXプライムbyGMO | 原則固定 | - | 実施 | △ |
SBI FXトレード | 原則固定 | 88.75%※3 | - | ◎ |
YJFX! | 原則固定 | 98.98% | - | 〇 |
DMM.com証券 | 原則固定 | 96.75% | - | 〇 |
※ 2020年2月24日にHPを参照
※1 HPに掲載されているドル円のスプレッド提示率
※2 第三者機関で実施した約定力に関する調査をHP等に公開している会社
※3 1001~100万通貨取引時のドル円スプレッド0.17銭の提示率
約定力テストで11年連続1位のマネーパートナーズ

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ドル円 |
ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | 南アフリカ ランド円 |
提供 パターン |
スプレッド提示率※1 | 約定力テスト※2 |
0.3銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.6銭 | 1.0銭 | 原則 固定 |
- | 実施 |
※ 2020年2月24日にHPを参照
※1 HPに掲載されているドル円のスプレッド提示率
※2 第三者機関で実施した約定力に関する調査
マネーパートナーズは約定率が特徴。矢野経済研究所が実施した主要FX会社7社における約定力テストでは、11年連続で1位の成績を残し、2019年のテストでは約定率100%でスリッページ発生率も0%であった(※)。
提供スプレッドに関しても業界最狭水準で、マネーパートナーズの「パートナーズFX」では米ドル円は0.3銭、ユーロ円0.4銭、ポンド円0.9銭などで取引できる。
※矢野経済研究所が実施し、約2日間の特定時間で数百件におけるドル円の約定に関する調査
マネーパートナーズの取引ツール
PCダウンロード版の取引ツール「HyperSpeed NEXT」
マネーパートナーズの取引ツールは、WEBブラウザ版の「クイック発注ボード」、PCダウンロード版の「HyperSpeed NEXT」、スマホ版「HyperSpeed Touch」「HyperSpeed Touch nano」(iPhone、Andoroid対応)を提供。
PCダウンロード版の「HyperSpeed NEXT」では、26種類のテクニカルツールが使える上、それらのテクニカルツールをもとに自動売買ルールを作ることもできる。さらにその売買ルールが過去の相場でどのような成績を残せたのか、バックテストを行えることも大きな特徴だろう。
マネーパートナーズがおすすめの人は?
マネーパートナーズに向いている人はどのような人だろうか。下記に参考例を挙げる。
- 約定力を優先してFX会社を選びたい人
- 低スプレッドで取引をしたい人
- 「HyperSpeed NEXT」でテクニカルトレードのバックテストをしたい人
低スプレッド&約定力に注力するヒロセ通商

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ドル円 |
ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | 南アフリカ ランド円 |
提供 パターン |
スプレッド提示率※1 | 約定力テスト※2 |
0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.7銭 | 0.9銭 | 原則 固定 |
- | 実施 |
※ 2020年2月24日にHPを参照、詳細は公式HPまで
※1 HPに掲載されているドル円のスプレッド提示率
※2 第三者機関で実施した約定力に関する調査
ヒロセ通商は低スプレッド・約定力が特徴のFX会社。ドル円やユーロ円、メキシコペソ円などの高金利通貨でも低スプレッドを追求している。
また、矢野経済研究所による約定力テストでは、2019年の調査期間中は約定拒否0件、約定率100%の実績であった(※)。FX会社の中でも数少ない「スキャルピングOK」を公言している会社でもある。
取引できる通貨ペアは51種類にも及び、また取引量に応じて食品プレゼントを定期的に行うなど、裁量トレードで頻繁に取引する人向けの待遇を厚くしようとしていることも大きな特徴だろう。
※矢野経済研究所が実施し、約2日間の特定時間で1400件におけるドル円の約定に関する調査
ヒロセ通商の取引ツール
PCダウンロード版の取引ツール「C2」
ヒロセ通商のFXサービス「LION FX」では、PCダウンロード版の取引ツール「C2」「.NET4」、WEBブラウザ版、スマホ版、iPad版と多数提供。トレーダーの多様なニーズに応えられるよう、チャートの機能は細かくカスタマイズできるような仕様を探求している。
ヒロセ通商がおすすめの人は?
ヒロセ通商に向いている人はどのような人だろうか。下記に参考例を挙げる。
- 低コスト、約定力に強みを持つFX会社で取引したい人
- 取扱い通貨ペア数が多いFX会社で取引したい人
- 既存顧客向けのキャンペーンを定期的に実施するFX会社を探している人
約定力を強みとするFXプライムbyGMO

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ドル円 |
ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | 南アフリカ ランド円 |
提供 パターン |
スプレッド提示率※1 | 約定力テスト※2 |
0.6銭 | 0.6銭 | 1.1銭 | 0.9銭 | 3.0銭 | 原則 固定 |
- | 実施 |
※ 2020年2月24日にHPを参照、詳細は公式HPまで
※1 HPに掲載されているドル円のスプレッド提示率
GMOインターネットのグループ会社「FXプライムbyGMO」も約定力に力を入れている。
ドル円スプレッドを狭めることも予定しており、スプレッドを業界最狭水準にしようとする動きから、約定力に加え低スプレッドにも力を注いでいくことが予想される。
また、GMOインターネットグループということもあってか、取引サーバーにも自信があるようで、サーバーダウンを防ぐためにも様々な対策を講じていることも特徴。
FXプライムbyGMOの取引ツール
WEBブラウザ版取引ツール「プライムチャート」
WEBブラウザ版の「プライムチャート」、スマホ版の「PRIMEアプリS」(iPhone、Android対応)を提供している。アプリ版ではレートが指定の値に達したときお知らせをしてくれる「プッシュ通知機能」やテクニカルツールをもとに価格予想を行うツール「ぱっと見テクニカル」も見られる。
FXプライムbyGMOがおすすめの人は?
FXプライムbyGMOに向いている人はどのような人だろうか。下記に参考例を挙げる。
- 約定力や低スプレッドにこだわりたい人
- 大手金融会社のグループでFXをしたい人
- サーバー環境にも注力する会社で取引したい人
スプレッドの狭さを追求するSBI FXトレード

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ドル円 |
ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | 南アフリカ ランド円 |
提供 パターン |
スプレッド提示率※1 | 約定力テスト※2 |
0.17銭~※ | 0.49銭~※ | 0.99銭~※ | 0.69銭~※ | 0.99銭~※ | 原則 固定 |
88.75%※3 | - |
※ 2020年2月24日にHPを参照、詳細は公式HPまで
※1 HPに掲載されているドル円のスプレッド提示率
※2 第三者機関で実施した約定力に関する調査
※3 1001~100万通貨取引時のドル円スプレッド0.17銭の提示率
ネット証券で多くの口座開設数を誇るSBI証券ともグループである「SBI FXトレード」はスプレッドの狭さを追求している。ドル円、ユーロ円を始めとした日本人に人気の高い通貨ペアから、ドルストレートの主要通貨も狭いスプレッドを提供しようとしていることが特徴。
SBI FXトレードもスプレッド提示率を開示しており、上図のとおりドル円の提示率も高い水準で提供をしていた。その他にも、最低1通貨から取引できることが特徴で、1通貨の取引であれば数千円からFXを始めることもできる。
SBI FXトレードがおすすめの人は?
SBI FXトレードに向いている人はどのような人だろうか。下記に参考例を挙げる。
- 低スプレッドにこだわりたい人
- 1通貨の少額からFXをしたい人
- 大手金融会社のブランドがあるFX会社で取引したい人
スプレッド提示率の高いYJFX!

(横にスクロール可能)
ドル円 |
ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | 南アフリカ ランド円 |
提供 パターン |
スプレッド提示率※1 | 約定力テスト※2 |
0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.7銭 | 1.3銭 | 原則 固定 |
98.98% | - |
※ 2020年2月24日にHPを参照
※1 HPに掲載されているドル円のスプレッド提示率
※2 第三者機関で実施した約定力に関する調査
ヤフーグループが運営する「YJFX!」。主要通貨のスプレッドを業界最狭水準で提供しており、スプレッド提示率はドル円が98.98%(2020年2月24日HPを参照)とピックアップしたFX会社の中では高水準。
YJFX!の取引ツール
PCダウンロード版の取引ツール「Cymo NEXT」
YJFX!が提供するトレードツールは、PCダウンロード版の「Cymo NEXT」「Cymo Desktop」、スマホ版の「Android Cymo」「iPhone Cymo」、タブレット版の「iPad Cymo」「Tablet Cymo」の6種類。WEBブラウザからも新規注文や決済は可能で、様々なデバイスから取引を行うことが可能だ。
YJFX!がおすすめの人は?
YJFX!に向いている人はどのような人だろうか。下記に参考例を挙げる。
- 低スプレッドの提示率が高いFX会社で取引したい人
- 取引ツールのバリュエーションが多いFX会社を利用したい人
- 大手企業が運営するFX会社で取引したい人
スプレッド提示率が高水準のDMM FX

(横にスクロール可能)
ドル円 |
ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | 南アフリカ ランド円 |
提供 パターン |
スプレッド提示率※1 | 約定力テスト※2 |
0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.7銭 | 1.0銭 | 原則 固定 |
96.75% | - |
※ 2020年2月24日にHPを参照、詳細は公式HPまで
※1 HPに掲載されているドル円のスプレッド提示率
※2 第三者機関で実施した約定力に関する調査
DMM.com証券が提供する「DMM FX」は、国内第1位のFX口座数を誇る(2019年1月末時点)。スプレッドは業界最狭水準で提供しており、ドル円のスプレッド提示率も高水準。
DMM FXは直感的なツール開発にも力を入れており、スマホアプリの取引ツールやWEBブラウザ版ツールに対する「使いやすさ」の改善・改良が行われているのだろう。
DMM FXの取引ツール
WEBブラウザ版取引ツール「DMM FXPLUS」
DMM FXの取引ツールはWEBブラウザ版取引ツール「DMM FX PLUS」「DMM FX STANDARD」、スマホ版「DMM FXアプリ」を提供している。「DMM FX PLUS」ではチャートを複数並べながら、20種類のテクニカルツールから詳細な相場分析を行うことも可能で、レイアウトは自分好みにカスタマイズできる。「DMM FX STANDARD」はシンプルな操作性でFX取引ができ、スマホ版もスムーズな操作性からFXをできることが特徴。
DMM FXがオススメの人は?
DMM FXに向いている人はどのような人だろうか。下記に参考例を挙げる。
- 低スプレッドに力を入れているFX会社で取引したい人
- 知名度の高い会社でFXをしたい人
- 口座開設数の多いFX会社を利用したい人
スプレッドが広がる3つのタイミングには注意
FX会社で提供されるスプレッドは原則固定であろうが、変動するときがある。取引をする際はスプレッドが広がりやすいタイミングには気を付けたい。
【スプレッドが広がりやすいタイミング】
- 取引量が少ない時間帯
- 為替レートが急変動する時
- FX会社のカバー先が減少したとき
取引量が少ない時間帯
市場参加者が少なく、取引量が減少する時間帯は、スプレッドが広がる傾向にある。海外の市場が閉まるときや連休時には、取引量が減少しやすい。
こうしたスプレッドが広がりやすい時間帯は、ポジションを保有する・決済することをズラすことも検討できる。
【取引量が落ちる時間・時期の例】
- 海外市場が閉まる時間帯(日本時間5:00~8:00、23:00~2:00)
- 週が初まる月曜日の午前
- ゴールデンウィークや正月などの長期休暇
- クリスマス明け
為替レートが急変動するとき
為替レートは政治や経済に大きな影響を与える出来事が発生したとき、激しい動きをしやすい。急騰・急落中はスプレッドも広がりやすくなる。急激に相場が変動するときの主な例をピックアップする。
【為替レートが急変しやすいときの例】
- 経済指標の発表(毎月実施される米雇用統計の発表など)
- 各国の大統領選挙の開票時
- 政府要人の重要発言時
- 政策金利の発表時
- 地政学的リスク(大規模災害や紛争など)が浮上
近年ではトランプ大統領のSNSによる発言により、為替相場や株式相場を急変させるケースも散見される。激しい値動きをする相場を収益チャンスと考える人もいれば、リスクが大きいと取引を控える人もいる。急変相場で取引をするなら、スプレッドが広がる可能性も念頭に置いておこう。
FX会社のカバー先が減少したとき
カバー先とはFX会社と提携する金融機関のこと。FX会社は複数のカバー先から為替レートを受取り、その中から顧客に提示する。カバー先が多ければ顧客に有利なレートを提供することもできるが、カバー先が少なければ提供できるレートの選択肢は少なくなる。
何らかの理由でFX会社のカバー先が減少すると、レートの提示条件が悪化し、スプレットが広がってしまうこともある。FX会社のカバー先の行数も気になる人はチェックしておくといい。
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