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「FX自動売買は5万円からOK」の罠 自動売買の適切な初期資金を考察

公開日:2018年4月9日 8:00
最終更新日:2020年9月2日

 FX自動売買は最低いくらから始められるのだろうか。5万円、10万円など様々な水準が紹介されているが、本ページでは自動売買の運用資金に関してパターン別に紹介する。

    【目次】

  1. 1.「FX自動売買は5万円、10万円でOK」の罠
    1. FX自動売買は運用方法で必要な資金が変わる
    2. 初心者がFX自動売買の初期資金を誤解する2つの理由
  2. 2.FX自動売買はいくらから始める?を考える前の準備
    1. あなたがやりたい自動売買のタイプは?
    2. 自動売買の運用期間は?
  3. 3.FX自動売買の最低資金目安
    1. FX自動売買(シストレ系)×短期の最低資金目安
    2. FX自動売買(シストレ系)×中長期の最低資金目安
    3. FX自動売買(発注系・リピート系)×短期の最低資金目安
    4. FX自動売買(発注系・リピート系)×中長期の最低資金目安

「FX自動売買は5万円、10万円でOK」の罠

「FX自動売買は5万円や10万円といった少額でも運用できる」を安易に信じて、自動売買を始めれば、失敗する可能性がある。

FX自動売買は運用方法で必要な資金が変わる

 FX自動売買は、自動売買は運用方法ごとに必要な資金が異なるため、2~3万円でOKの運用方法もあれば、100万円以上必要な運用方法もある。

 こうした理由を知らずに初心者の中には「100万円の運用方法なのに、5万円程度で始めている」といったケースもあるため注意してほしい。

初心者がFX自動売買の初期資金を誤解する2つの理由

【初心者が自動売買の初期資金を誤解する理由】

  • 自動売買の仕組みを理解していない
  • 運用方法のパターンを分別できていない

 FX初心者が自動売買の初期資金を間違う大きな理由は「自動売買の仕組みを理解していない」ことにあるだろう。

 まず自分がやりたいのは「シストレ系」なのか「発注系・リピート系」なのかぐらいは把握しておきたい。自動売買を一括りに紹介しているケースも見受けられるが、それぞれ仕組みは大きく異なる

 また「シストレ系」「発注系・リピート系」では運用方法や注意点も微妙に異なる。次の項目ではFX自動売買はいくらから始めるべきかに関して方法を紹介する。

FX自動売買はいくらから始める?を考える前の準備

 FX自動売買はいくらから始めるべきかに関しては、「実践したい自動売買のタイプ」「どれくらいの運用期間を見込んでいるのか」の2つからまずは考える。

あなたがやりたい自動売買のタイプは?

【どちらの自動売買を始める?】

  • シストレ系
  • 発注系・リピート系

 運用したい自動売買のタイプは「シストレ系」なのか「発注系・リピート系」のどちらだろうか。どちらとも答えられない場合は、「自動売買の種類」を紹介する記事から、自分はどちらをやりたいのかを確認するといい。

自動売買の運用期間は?

【自動売買はどれくらいの期間運用する?】

  • 短期(3か月以内)
  • 中長期(3か月や半年以上)

 自動売買の運用期間はどれくらいを見込んでいるのか。運用期間が短期であればあるほど、FXへの知識や相場観が求められる。短期の自動売買は、相場の転換点等を自身で判断し、運用を適宜変更する必要があるのだ。

 中長期の運用は、そうした相場判断がなるべく介入しない方法となる。

運用方法別パターン表

 自動売買の運用方法を大まかに分別すると、下記4つのパターンになる。自分が実践したいパターンをクリックすると、その項目へジャンプする。

【運用方法パターン表(簡易版)】

FX自動売買の最低資金目安

 自動売買の運用方法別に最低資金目安を考えてみる。シストレや発注系・リピート系に関しては下記記事も参考に。

>関連記事

FX自動売買(シストレ系)×短期の最低資金目安

 シストレを短期で運用する場合の最低資金目安は5万円程度。シストレで1つの売買プログラムを短期的に稼働させるだけなら、その金額感でも可能だろう。

 例えばシストレ24では運用に必要な資金を「推奨証拠金」として掲載しているので、利益を上げているプログラムの中から、低資金でも始められるものを探してみるといい。ただし、低資金の売買プログラムは、経験値が少ない場合やたまたま少額で勝てた場合もあるので、過去実績を見て売買プログラムの実力はしっかり確認しておきたい。

FX自動売買(シストレ系)×中長期の最低資金目安

 シストレを中長期で運用したいなら、最低でも30万円は用意したい。1本あたり5~10万円程度で稼働する売買プログラムを1~2本、多少の損切りにも耐えられるための運用資金として、30万円程度と算出した。

 この金額はあくまで目安で、取引数量を減らすことでも最低運用資金は調整できる

 中長期のシストレは複数の売買プログラムを使い、利食いと損切りを繰り返しながら、最終的に利益を残す運用スタイルとなるので、短期の運用よりは、運用資金に余裕を持たせたい。

>シストレ系のFX会社を厳選

FX自動売買ツール(シストレ系)を3選

FX自動売買(発注系・リピート系)×短期の最低資金目安

 発注系・リピート系で短期的に運用する場合は、最低数千円からでも始めることは可能。ただし、数千円で稼働できるのは、レバレッジ25倍で1本の注文を1000通貨で、強制ロスカットと隣り合わせの運用となる。

 発注系・リピート系自動売買の運用資金は、「注文数×取引量」と「耐えられる含み損」から目安を立てられる。1000通貨で300~500pipsの含み損も耐えられるようにするなら、1本の注文あたり1~2万円の運用資金は必要となるだろう。短期的に運用する場合でも3本程度の注文で稼働させた方が取引効率はいいので、その場合は必要な資金がさらに多くなる。

 また、短期運用は、相場トレンドの転換を自身で判断し、自動売買をストップさせるタイミング等を見極める必要がある。上昇トレンドがずっと続く、と思っていたが、気が付いたら、下落トレンドに変わっており、大きな損を抱えるという可能性もあるので、短期の自動売買はFXに慣れている人、自動売買に慣れている人向けとなるだろう。

 短期的な自動売買運用ができるFX会社は限られるので、参考までに下記に紹介する。

>短期運用も可能な発注系・リピート系のFX会社をピックアップ

トライオートFX(インヴァスト証券)

ループイフダン(アイネット証券)

FX自動売買(発注系・リピート系)×中長期の最低資金目安

 発注系・リピート系で中長期の運用をする場合は、最低20万円からでも始めることは可能。中長期運用の資金を考える場合、「トラリピ」がわかりやすい。

>ドル円で中長期の自動売買運用ができるFX会社をピックアップ

トラリピ(マネースクエア)

FX自動売買の資金_トラリピ
トラリピの注文画面(画像はクリックすると拡大)

 例えばドル円は2013年以降、1ドル=100~115円の間で推移することが多かった。その価格帯(上図赤い部分)に買い注文を等間隔に並べれば、1ドル=100~115円を上抜けたり、下抜けたりしない限り、ずっと利益を狙ってくれる。

 もし1ドル=100円を下抜けると、ロスカットの可能性が浮上する。上記の取引戦略を20万円で稼働させる場合のシミュレーションを行った。トラリピの口座開設者なら無料で使える「トラリピ運用試算表」である。


FX自動売買の資金計算_トラリピ運用試算表

 画像右下の方にロスカット価格が書いてあり、その価格に達すると、この運用戦略は強制終了する。

長期の運用を考える際の着目点

【長期運用を検討する際の着目点】

  • 注文を仕掛ける価格帯
  • 注文数
  • 1本あたりの注文における取引量

 先ほどの「1ドル=100~115円の間を20万円程度の資金で自動売買する戦略」は、注文数が15本で、1本あたりの注文における取引量は1000通貨であった。

 長期の運用を検討する場合は、「チャートから、何年分の値幅に対応できる戦略にするか」をまずは考えるといい。例えば価格帯を1ドル=75~125円に広げるなら、運用資金は50万円、100万円以上必要となるケースも考えられるが、カバー範囲が広くなるので、10年単位で運用を見込むことも可能になる。

 注文数や取引量は利益の獲得チャンスに繋がることではあるが、初心者の場合、まずは注文を仕掛ける価格帯から考えるといい。

 あくまで参考ではあるが、初心者向けの注文数は「1円おきに1本」もしくは「50銭おきに1本」、1本あたりの注文に対する取引量は1000通貨を初期設定として考えていれば、早々に強制ロスカットになる可能性は軽減できるだろう。

ロスカット価格を下げる方法

【ロスカット価格を下げる方法】

  • 運用資金を増やす
  • 注文本数を少なくする
  • 取引量を少なくする

 ロスカット価格を下げるためには、大きくは「用意した運用資金を増やす」「取引に必要な資金を減らす」の2つの方法がある。「取引に必要な資金を減らす」方法は、注文本数を少なくする、取引量を少なくすることで可能。

「注文本数を少なくする」ことは、収益機会を減らすことに繋がり、「取引量を少なくする」ことは、1回あたりの獲得利益額を減らすことになる。

まとめ

 最後に紹介したFX自動売買の運用資金は、あくまで稼働に必要な最低限の資金。どれくらいの利益が見込めるのかという点は考えていないので、そういった攻めの観点からも運用戦略を考える必要がある。

 ただし、利益額に注視すると、今回紹介したような必要な資金額は度外視で考え、無理なリスクを取り過ぎる可能性が高くなる。「FX自動売買の設定を決める方法と過去実績の良い設定の使い方」なども参考にしながら、自動売買の戦略を考えてみるといい。

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