儲け100万円越えも、FX自動売買で儲かる金額と儲かるための基礎
公開日:2019年2月16日 10:00
最終更新日:2021年3月2日
FX自動売買ではいくら儲けることができ、儲かるためにはどんなポイントに注意すればよいのだろうか。本ページではFX自動売買で儲かる金額や儲かるための基礎、儲からない人の特徴を紹介する。
FX自動売買で儲かる金額は?過去利益を参照
FX自動売買で儲かる金額はいくらなのか。FX自動売買を提供するFX会社のツールから過去の利益額の一例を紹介する。
ドル円取引で120万円の儲け

インヴァスト証券「トライオートFX」のドル円取引での過去利益。この儲けを出したときの自動売買は「レンジ相場」を得意とする戦略で、ドル円が上下に行ったり来たり動くところをコツコツ儲けるような取引であった。
ここ数年、ドル円は一定の価格帯で推移することがほとんどだったため、今後もその価格帯で動くなら、儲けることも可能だろう。トライオートFXでは、他にも「ポンド円」「カナダドル円」「スイスフラン円」「ユーロ円」などでも、同様の取引ができる自動売買を用意している。
ポンド円取引で約45900pipsの儲け

アイネット証券「ループイフダン」のポンド円取引での過去利益。約45900pipsの儲け額は、最小取引単位の1000通貨なら45万9000円で、3000通貨なら137万7000円の儲けだったということになる。
このときの自動売買は、ポンド円で20銭幅で細かく取引注文を出し、小さな儲けを何度も稼ぐような戦略であった。ポンド円はドル円やユーロ円に比べ、価格の変動幅が大きいため、取引回数も多く積み重なる傾向にある。アイネット証券「ループイフダン」では他のドル円やユーロ円、豪ドル円など、一般的な通貨ペアでも自動売買ができるので、同様に取引回数を多くすることで儲けを増やす戦略が可能。
儲け額は取引単位を大きくすれば2倍、3倍と大きくできるが、必要な元手資金も増えるため、その点は注意したい。
豪ドル円で40万円超の儲け

トレイダーズ証券「みんなのシストレ」の豪ドル円取引での過去利益。この自動売買は6か月間の実績であり、取引回数は158回で、月に20回以上も自動で取引をしていたことになる。
一時期は含み損を抱えていたものの、相場が反転すると儲けを出していった。自動売買は買い戦略なら上昇、売り戦略なら下落と、取引戦略と相場の方向性がマッチすれば、儲けは大きくなる傾向にある。トレイダーズ証券「みんなのシストレ」でも、豪ドル円以外のメジャーな通貨ペアは取引できるので、同様に相場の方向と戦略がマッチする自動売買を選べれば、同様に儲けを狙うことが可能。
成功者も注目するFX自動売買で儲かるための3つの基礎
FX自動売買で儲かるためにはどんな点に注意すればよいのだろうか。ここでは「最新のFX自動売買ツールを厳選!」の記事に登場した“FX自動売買で稼ぐ投資家”を参考に、FX自動売買で儲かるため3つの基礎ポイントを紹介する。
FX自動売買で儲かる運用方法のパターンを把握
FX自動売買で儲かる運方法法のパターンを把握しておきたい。FX自動売買で儲かる投資家の運用方法は、主に「中長期でレンジ相場を狙う運用」「短期・中期の相場トレンドを狙う運用」の2パターンに分けられる。
FX初心者でも始めやすいのは「中長期でレンジ相場を狙う運用」といわれている。FX自動売買で儲かる運用パターンを知り、その運用方法が今後の相場でも通用するかを考えることで、自動売買を始めるかどうかの検討ができるだろう。
FX自動売買で儲かった、という金額ばかり注目するのではなく、果たして自分が運用するときでも大丈夫なのかという点に注目したい。
儲けたい金額よりもまずは元手に合うツールから選ぶ
FX自動売買では儲けたい金額よりも自分の元手に合う自動売買ツールを選ぶといい。例えば100万円儲かった自動売買の運用方法が、自己資金で実現可能とは限らない。
FX自動売買は、取引チャンスを広げようとすると、元手資金を多く用意しなければならない傾向にある。短期間でたくさん儲けたい人はその分、資金も多く準備しないとならないが、元手資金が多くないとFX自動売買は儲けられない、というわけではなく、中長期でコツコツ利益を積み重ねることで、利益額は大きくすることも可能だろう。
先ほど紹介した「FX自動売買で儲かる運用方法のパターンを把握」も参考にしてほしい。
運用前に「こうなったらこうする」という準備をする
FX自動売買は運用前に最悪のケースを想定しておきたい。FX自動売買は万能なツールではないので、儲からない・損するケースも当然ある。損するときは、自動売買が儲けられる条件から外れたとき(例えばドル円で1ドル=100円を割ったときなど)で、「その条件をきちんと把握し、そのときがきたらどうするか」を運用前にルール化しておくといいだろう。
FX初心者の場合、相場が急変動して損が増えている状況では適切な行動ができなくなる可能性が高くなる、というのは行動経済学でも指摘されており、最悪の事態となるリスクを軽減するためにも、運用前に「相場がこうなったら、○○する」という準備をしておきたい。
FX自動売買で儲からない人の特徴
FX自動売買で儲からない人にはいくつか共通点があり、ここではFX自動売買で儲からない人の特徴を3つピックアップした。FX自動売買を始める前にそれらの点を把握し、そうしたリスクを回避するようにしたい。
詐欺プログラムを買ってしまう
FX自動売買で儲からない人は、「FX自動売買はプログラムに任せておけば儲かる」という誤った知識のもと、詐欺プログラムに手を出してしまう人もいる。
FX自動売買は特定の条件下でその条件に合う取引を実行することで儲かるという戦略で、自動で儲かるというものではない。こうした詐欺プログラムに手を出す人は、FX自動売買の仕組みを理解しようとせず、儲かる金額に惹かれて買ってしまうというケースも考えられるので、FX自動売買を始めるなら、どんな仕組みで、どう取引すると利益を出せるのかの知識を得るようにしたい。
過去実績の数字だけを信じて今後も儲かると誤認
過去実績はあくまで過去実績であり、今後の相場でも儲かることを保証するデータではない。過去実績というのは、過去のすでにある相場に合わせて、いくらでも簡単に作れるデータでもあるので注意したい。
こうした落とし穴にかからないためには、「その自動売買が今後の相場でも通用するかどうか」を考えるようにしたい。過去の相場にだけマッチするような戦略であった場合はその自動売買の利用は避けた方が賢明だろう。
「FX自動売買で儲かるために注目したい基礎条件」で紹介した1番目の項目のとおり、儲かるためのパターンを忘れず、儲け額から実行する自動売買を探すのではなく、自分の資金で実行できる自動売買から模索するといい。
コストだけを注視してFX自動売買ツールを選ぶ
FX自動売買で儲かる金額の次は、スペック面でコストを抑えたいと考える人もいるだろう。コストを抑えられれば、その分手元に残る利益は増える可能性もあるだろう。
しかし注意したいのは、FX自動売買を提供する会社のツールは、実現できる戦略やできる操作は細かい点で各社異なることだ。例えばA社で実行できた戦略がB社では同じように実践できない、または不向きだというケースがある。提供するサービスが同じでなければ、コストを一概に比較することは難しいだろう。
その会社で儲かる自動売買が実行できなければ、コストを抑えられたところで意味はない。コストを比較し、収益を増やそうとする試みは、FX自動売買に慣れてからでも遅くはないとも考えられる。
まとめ
FXの取引方法を確立できていない人やFX初心者の中には、FX自動売買の稼ぐ能力に可能性を感じた人もいるだろう。FX自動売買で儲かるためには、相場の展開とマッチする自動売買戦略を稼働させられるかにかかっているので、まずはFX自動売買の運用パターンを知り、どの自動売買ツールを使うかをじっくり探すといい。
過去の儲け額だけを頼りにFX自動売買を始めることだけは避けるようにしたい。
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