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FX自動売買の設定を決める方法と過去実績の良い設定の使い方

公開日:2018年2月27日 8:00
最終更新日:2020年3月15日

 発注系・リピート系の自動売買は、設定を決めないと運用はできない。自動売買に慣れていない人はどのような設定にすればいいのか、悩む人もいるだろう。ここでは自動売買の設定の決め方について一例を紹介する。

    【目次】

  1. 1.FX自動売買の設定を決める方法
    1. 設定ランキングから過去実績の良いものを使う
    2. ブロガーなど個人投資家の設定を真似る
    3. 自分で作る
  2. 2.利益額の過信はNG!過去実績の良い設定を使う上での確認ポイント
  3. 3.FX自動売買で過去実績の良い設定を使って儲かる例・損する例
    1. 過去実績の良い設定を使って儲かる例
    2. 過去実績の良い設定なのに損する例
  4. 4.設定ランキングを会社別に紹介
    1. トライオートFXのランキング「自動売買セレクト」
    2. ループイフダンの「ランキング」
    3. トラッキングトレードの「ランキング」
    4. 外為オンラインの「ランキング」

FX自動売買の設定を決める方法

 FX自動売買の設定を決める方法は主に3つある。

設定ランキングから過去実績の良いものを使う

 FX会社の自動売買ツールには、過去の相場において、成績の良かった設定のランキングが掲載されている。そのランキングから設定を選ぶことで、運用をスタートすることも可能。

ブロガーなど個人投資家の設定を真似る

 FX自動売買の良さは「再現性が高い」こと。個人投資家の自動売買設定方法をブログなどから知り、それを真似ることでも運用は始められる。裁量取引のトレード手法は、会得するまで時間を要するが、自動売買は設定を真似ることで、他のトレーダーの方法と同様の運用を実践できることは大きなメリット。

 自動売買の設定に関しては、本サイトでインタビューした個人投資家の「鈴さん」と「あっきんさん」の記事も参考にすることができる(「トラリピの設定(鈴さん)」「トラリピの設定(あっきんさん)」)。

自分で作る

 チャートから過去の相場を見て、「このように攻めればいい」とわかる人は、自身で設定を決められる。設定の入力等には時間がかからないので、どのような戦略で今後の相場を攻略するかを考えれば、設定は決められるだろう。

利益額の過信はNG!過去実績の良い設定を使う上での確認ポイント

 FX自動売買は他の投資家の設定を真似しやすいことが特徴だが、そのまま使えば稼げるというものでもない。ここでは過去実績の良かった設定を使う上での確認ポイントを紹介する。

「利益」の良い=優秀な設定と決めつけない

 FX自動売買ツールに搭載される「設定ランキング」は「利益額」に注意。こうしたランキングの「利益」はあくまで過去の相場における結果であり、利益が良い=優秀と決めつけることは危険。細かく注文を仕掛ける設定なら、利益額を増やすこともでき、それは元手に対するリスクバランスや今後の相場展開を度外視している可能性も考えられる

 リスクとリターンのバランスを理解した上で自動売買を始めるためにも、「取引する通貨ペア」や「必要な資金量」「注文を配置する値幅」「設定内容」についても目を通して、総合的に設定の優劣を判断した方が賢明だろう。

自動売買の稼働資金は自己資金内に収まるか

 その設定を運用するための資金にも注目したい。例えばランキングに掲載される自動売買設定には、必要な資金目安も掲載されている。資金目安は「自動売買をその期間中運用するために必要だった最低限の資金」と「最低限の運用資金から少し余裕を持たせた資金」の2パターンがある。ただし、実際の運用では、スリッページ(注文価格が意図した価格からずれる)なども考えられるため、あくまで目安として考えよう。

 また、FX会社の中には運用における資金目安を算出できるツールもある。「トラリピ」には口座開設後のマイページにトラリピ運用試算表というツールがある。

「注文を配置する値幅」の設定は今後の相場にも通用するか

 その自動売買設定は「どこの価格帯に注文を配置する」かもチェックしよう。

 例えばドル円で自動売買する際、1ドル=65~130円の間を攻める設定であれば、1ドル=65円未満もしくは1ドル=130円を超えることがなければ、自動売買は稼働し続ける。2010年以降は1ドル=65~130円を超えていないので、長期の運用が見込める自動売買といえる。

 一方で「注文を配置する値幅」を狭め、例えば1ドル=100~105円の幅で攻める自動売買なら、その値幅を超える可能性は十分あるため、1年も続けられない自動売買となるだろう。

 この「注文を配置する値幅」を外れた場合は「含み損が増える」もしくは「収益チャンスを逃す」だけ。注文を配置する値幅を狭めると少額で運用でき、1回あたりの利益額を大きくする、といったことも可能だが、その点は自己資金におけるリスクバランスを考慮する必要がある(「発注系・リピート系自動売買とは? 運用方法や失敗例を紹介」も参照)。

取引する通貨ペアにおける過去の推移をチャートから確認!

取引したい通貨ペアのチャートから過去の相場展開を見ておく
取引したい通貨ペアのチャートから過去の相場展開を見ておく(画像はトライオートFXのチャート)

 どれくらいの幅に注文を設置すればいいのだろう?と悩む場合は、通貨ペアの過去の値動きをチャートからチェック。例えば豪ドル円なら、2015~2019年は1豪ドル=70~100円の間で推移しているが、2018年以降は下落トレンドが続いていると判断するなら「下落トレンドにも対応できるよう注文幅を検討しよう」と考えることもできる。

 通貨ペアの値動きの特徴を予習しておけば、その設定への理解度も深まるだろう。

細かい「設定内容」も念のためチェック

「注文本数」や「注文を置く間隔」については、自己資金に対するリスクとリターンのバランスで判断できる。

(1)注文本数

 注文本数を多くすれば多くするだけ、収益チャンスは増えるが、「注文を配置する値幅」の外に価格が出てしまえば、含み損の額も大きくなる。元手に対して適切なリスク・リターンバランスを模索したい。

(2)注文を置く間隔

 注目を置く間隔も狭めれば狭めるほど、注目を多く配置できるので、収益チャンスは増えるが、「注文を配置する値幅」の外に価格が出れば、含み損の額は注文を多く配置した分大きくなる。慣れていない時期や試しに始めてみる際は、注文間隔は広く設定した方が無難だろう。

FX自動売買で過去実績の良い設定を使って儲かる例・損する例

 過去の成績が良い設定で儲かることもあるが、損するケースもある。それら2つの例を見ていこう。

過去実績の良い設定を使って儲かる例

 過去実績の良い設定を活用して儲かる例は、「その自動売買を稼働したあとも、相場が設定と同じような値幅で動いた場合」だろう。

 例えばドル円は2018年は1ドル=約104~120円で推移しており、2019年もそのレンジ幅の中で推移していた。2018年に優秀だった設定を選んで、2019年から始めていた場合、1年間はある程度の利益を上げられただろう。今後も同様のレンジ幅で推移するなら、強制ロスカットになることもないまま、自動で取引をし続けてくれるだろう。

過去実績の良い設定を使って損する例

 実績を上げていた設定を選んだにもかかわらず損する例は「その自動売買で設定されていた値幅から価格が外れた場合」が考えられる。

 ランキングに掲載されている自動売買がどんなに過去優秀であっても、その自動売買が「取引していた値幅」の外に価格が移行すれば、想定以上の資金が必要となり、損失を被る可能性は高くなる。含み損に耐えられる資金がなくなれば、損切や撤退することも検討しなければならない。

 もしランキングの自動売買を利用しようと考えているなら、「過去実績の良い設定を使う上での確認ポイント」で紹介した項目は最低限チェックし、設定への理解を深めておきたい。

設定ランキングを会社別に紹介

 自動売買の設定ランキングについて、「FX自動売買ツール(自動発注・リピート系)を5選」でも掲載されている会社の中からピックアップして特徴を紹介する。

トライオートFXのランキング「自動売買セレクト」

トライオートFXのランキング

 トライオートFXには「自動売買セレクト」というツールがあり、この中にランキングは掲載されている。トライオートFXはランキングの種類がいくつかあり、レンジ相場向けの「コアレンジャー」「ハーフ」、高金利通貨のスワップポイントも狙う「スワッパー」がある。

 ランキングは「リターン順」や「人気順」などでもソートできる。設定内容に関しては「詳しく見る」のボタンを押せば各設定の詳細が確認できる。

トライオートFXの特徴
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ループイフダンの「ランキング」

ループイフダンのランキング

 ループイフダンのランキングでは左上の「期間」や「通貨ペア」、「売買の方向(買いor売り)」を選ぶと、該当の自動売買が成績順に掲載される。「詳細」のボタンを押すと、その設定の損益と該当の通貨ペアのチャートが表示。

 ループイフダンは「最大ポジション数」と「期間中の値幅」をチェックする。そこから資金量や注文間隔なども合わせてみると、ランキングに掲載される自動売買がどれくらいのリスク・リターンなのかをイメージできる。

ループイフダンの特徴
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トラッキングトレードの「ランキング」

トラッキングトレードのランキング

 トラッキングトレードのランキングも「期間」や「通貨ペア」、「売買の方向(買いor売り)」を選ぶと、自動売買を絞り込める。「選択」を押すと、運用スタート前の設定の確認画面に移行する。

 トラッキングトレードは資金量や注文を配置する値幅(トラッキングトレードでは想定変動幅という)を設定すると、自動的に注文間隔や注文本数が決まる。確認画面でどのような自動売買をするのか把握しておきたい。

サービスの特徴
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外為オンラインの「ランキング」

外為オンライン「iサイクル2取引」のランキング

 外為オンラインの「iサイクル2取引」におけるランキングも「期間」や「通貨ペア」などを選ぶと自動売買を絞り込める。「売買の方向」に関しては、買いと売り、そして「トレンド」という項目がある。トレンドはテクニカル分析をもとに、買いor売りを自動で切り替えてくれるサービスのこと。

 ランキングの「設定」を押すと、自動売買の設定詳細が見られる。必要な資金量(対象資産)や注文を配置する値幅(iサイクル2取引では想定変動幅という)、最大注文本数や注文間隔もわかる。また、「トレンド」で判断されるテクニカルツールの詳細も書かれている。

iサイクル2取引の特徴
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まとめ

 発注系・リピート系のFX自動売買は中長期で運用することが多い。運用前に決める設定が損益に大きく影響するため、安易にランキングから設定を選ぶ、ということは避けた方がいいだろう。ランキングに限らずブログなどで見つけた自動売買設定が必ずしも今後も稼ぎ続けるとは限らないので、「利益率の過信はNG!過去実績の良い設定を使う上での確認ポイント」でも紹介したポイントを最低限チェックしておきたい。

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