シストレ24フルオートをサラリーマントレーダーが実績・失敗談と共に紹介
公開日:2018年9月7日 8:00
最終更新日:2020年12月30日
インヴァスト証券が提供する「シストレ24」は初心者向けのFXサービスとして注目を集めていた(2021年3月にサービス提供を終了する予定)。本サイトにも寄稿していた30代のサラリーマンFX投資家・策太郎さんに、解説してもらった(2018年時点)。シストレの運用方法については、「シストレ系自動売買で稼ぐためのステップ」も参考に。
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シストレ24のフルオートはリリースから数年経っていますが、私は2016年のリリース当初からフルオートをリアルマネーで運用し、経験を積んでいます。ここではその経験をもとにシストレ初心者の参考になる情報をまとめました。
シストレ24フルオートの2018年実績
2018年1~8月までの「シストレ24フルオートの収益実績は上記画像のように、20万円台といったところです。
40万円程度の資金で始めて、平日は特に何もしていないのに、これだけの実績をあげられたのは十分満足です。
上記画像に元手資金40万円を加えてExcelに出力した資金推移が下記です。この収益グラフのダイナミックさはFXの醍醐味でもあり、怖いところでもあります。

シストレ24とは
シストレ24について、簡単に紹介します。インヴァスト証券が提供するシストレ24は「シストレ(システムトレード)」の一種で、2011年頃からサービスの提供を開始しており、同業種では息の長いサービスになっています。
シストレ24の3つの特徴

画面が見やすい | FXへのハードルを高くしないためか、レートやチャートすらない画面。アイコンを活用してビジュアルでわかるようにしている。 |
搭載ストラテジー数が5000種類以上と多い | ストラテジー数が多いことで、収益チャンスを多方面から捉えられるようにしている。成績が悪いストラテジーは取引画面には表示されない。 |
口座数NO.1 | シストレ24はミラートレーダー業者中国内口座数NO.1(2017年10月1日時点)。使い勝手の良さやストラテジーの多さが人気の理由だろう。 |
シストレ24の特徴を挙げると、「サービスの画面が使いやすい」「ストラテジー数が5000種類以上と多い」「口座数NO.1」です。「シストレ24」というサービスは、「Myシストレ24」という独自のサービス画面で使うのが基本です。この「Myシストレ24」はインヴァスト証券が独自に開発した画面で、これが使いやすいと評判を呼び、「口座数NO.1」にもなっています。
また、搭載するストラテジーの数が5000種類以上と多く、その圧倒的ストラテジーの量が、シストレ24の質を支えています。
会社員に嬉しい「シストレ24 フルオート」

シストレ24は使いやすいだけではなく、「フルオート」という新機能が魅力です。
フルオートはストラテジーを一定のルールで入れ替えてくれるシステムで、フルオートのお蔭で私も管理画面にログインする回数が減りました。今は1週間に1回ストラテジーを変えるように設定しています。
「今週はどのストラテジーを稼働させよう?」と、ラインナップから探す手間を省けるようになったので、シストレの理想的環境が整っているといえるでしょう。
シストレ24フルオートで失敗した実例と対応策
フルオートで失敗するケースもあります。私自身も2016~2017年は試行錯誤を繰り返していました。ここでは私の失敗談とその対応策を紹介します。
フルオートで失敗した3つの失敗談
私が体験したフルオートで損した実例のなかでも、特に気をつけてほしい3つを挙げます。
取引額を最初からあげすぎた | 儲けたい、という気持ちが先行し過ぎて、取引額をデフォルトの1万通貨から1万5000通貨に上げたところ、利益をあげる前に連敗が先に来てしまい、損失が結構大きかったので、損したなぁという気分に。そのあと取り返せたものの、フルオートで損したというイメージが先行してしまいました。取引額を大きくし過ぎて、勝つ時期が来る前に辞めた人も少なくないと思います。 |
コツコツタイプに頼りすぎる | フルオートが1週間ごとにストラテジーを変えてくれるので、短期的にコツコツ勝てるタイプでストラテジーを選んだ方がいいのではと思ったが、うまくいきませんでした。フルオートで勝ち始めたときも、大きく利益を獲っていく、というスタイルのストラテジーを選んでいるときでした。コツコツ稼ぐタイプは私の場合、なるべく選ばないようにしています。 |
上昇相場・下落相場でも強い万能タイプ | 上昇相場も下落相場も勝てるタイプのストラテジーを選び過ぎたときもうまくいきませんでした。一芸に秀でているタイプのストラテジーの方がフルオートは勝ちやすい印象です。 |
フルオートで失敗しないための対策
フルオート初心者の人でも失敗しないための対策を考えてみました。細かいFXの知識をもとに、フルオートの設定を考えることもできますが、誰にでもやりやすい基本的な点を下記では紹介します。
最大リスクが少ないものから始める | フルオートを選ぶときには「最大リスク」という項目があります。想定資金に対して、-10%、-30%など期間中に被った損失の割合を参考にできます。過去実績なので、そのリスクが自分のときも適用されるわけではないので、資金は最大リスクよりも余裕をもって準備するといいでしょう。 |
実現損益に惑わされない | 実現損益ばかりに注目してフルオートを選ばない方がいいと思います。利益率100%の実績は魅力的ですが、やはりリスクを最優先して、選んだ方が後悔は少ないでしょう。 |
取引額は大きくし過ぎない | 極端なことをいえば、最少単位で最初は取引するぐらいのほうがいいと考えます。少なくとも1~2か月は少ない取引額で様子を見たほうが失敗に陥ることも少なくなると思います。 |
シストレ24フルオートの使い方
次はフルオートを稼働するまでの手順をタブ内で紹介します。口座開設をしたあとでもこちらは参考にできます。
フルオートの稼働方法(PC)
■インヴァスト証券のHPよりMyページにログイン後、シストレ24を選択
■「フルオート」を選択
■気に入った「フルオート」の欄の右にあるボタンを押す
■取引資金を調整(すぐに取引を開始させるかも確認)
■最終確認後、スタート
フルオートの稼働方法(スマホ)
■インヴァスト証券のHPよりMyページにログイン後、シストレ24を選択
■「フルオート」を選択
■気に入った「フルオート」の欄の右にあるボタンを押す
■取引資金を調整(すぐに取引を開始させるかも確認)
■最終確認後、スタート
フルオートを10万円などの少額で始める
シストレ初心者にとって、フルオートに魅力を感じられても、少額で始めたい、という方もいると思います。少額で始めるための方法も下記に紹介します。
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(1)フルオートのタブを選び、右上のフルオート設定をクリック<
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(クリックすると、画像は拡大) 設定画面で少額稼働の設定をする。
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(2)「運用資金」のツマミを左に動かす
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(クリックすると、画像は拡大) 「運用資金」は最大で15万円まで下げられるので、ツマミを左に最大まで動かす。
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(3)設定画面下部の「詳細設定」をクリック
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(クリックすると、画像は拡大) 画面下部に「詳細設定」という項目があり、クリックすると、さらに設定項目が表示される。
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(4)「推奨証拠金」の欄の右側に100000と入力
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(クリックすると、画像は拡大) 「推奨証拠金」の欄の右側に100000と入力すれば、推奨証拠金10万円未満のストラテジーを選択する「フルオート」設定に。これで10万円以下の少額でもフルオートを稼働できるようになる。
シストレ24の基本情報
最少取引単位 | 5000通貨~ |
最低証拠金(資金) | 約20000円※ |
通貨ペア数 | 27通貨ペア |
信託保全 | 対応 |
スマホアプリ | スマホ用のウェブページを用意 |
クイック入金 | 対応 |
(※)ドル/円の最低証拠金を1ドル=100円で計算した場合
最少取引単位 | 5000通貨~ |
最低証拠金 (最低取引資金) |
約20000円※ |
通貨ペア数 | 27通貨ペア |
信託保全 | 対応 |
スマホアプリ | スマホ用のウェブページを用意 |
クイック入金 | 対応 |
(※)ドル/円の最低証拠金を1ドル=100円で計算した場合
主要通貨のスプレッド(買値と売値の差)
ドル/円 | 取引画面にて確認 |
ユーロ/円 | 取引画面にて確認 |
ユーロ/ドル | 取引画面にて確認 |
豪ドル/円 | 取引画面にて確認 |
NZドル/円 | 取引画面にて確認 |
ポンド/円 | 取引画面にて確認 |
ドル/円 | 取引画面にて確認 |
ユーロ/円 | 取引画面にて確認 |
ユーロ/ドル | 取引画面にて確認 |
豪ドル/円 | 取引画面にて確認 |
NZドル/円 | 取引画面にて確認 |
ポンド/円 | 取引画面にて確認 |
取引手数料
売買することでの外付け手数料は無料(スプレッド内に投資助言報酬は含まれる)。
口座開設費・口座管理費/維持費
口座開設にかかる費用や口座開設後の管理費/維持費はすべて無料。
入出金手数料
入金手数料 | 出金手数料 |
---|---|
クイック入金:無料 |
無料 |
クイック入金対応の銀行
みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行を始めとして、さまざな銀行がクイック入金に対応。
シストレ24-会社情報
会社名 |
インヴァスト証券株式会社 |
本店所在地 | 東京都中央区東日本橋1-5-6 |
登録番号 |
金融商品 取引業者登録 関東財務局長(金商)第26号 |
設立 | 1960年 |