マネーポストWEBマネーポスト公式サイト
トラリピ
FX運用ガイド> FX自動売買・シストレの解説> チャートを見続けなくてもFXで月22万円稼ぐサラリーマン向き投資法

FX

チャートを見続けなくてもFXで月22万円稼ぐサラリーマン向き投資法

公開日:2018年8月30日 12:00
最終更新日:2019年7月16日

1 2

 2018年8月にインタビューしてから9か月後に鈴さんへ再度インタビュー。果たして鈴さんは今も稼ぎ続けているのだろうか。最新のトレード状況について伺った。

トラリピ設定は3年間同じでも、勝てた

 鈴さんは、その後もトラリピを使ったFX投資で勝ち続け、資産をトータル2500万円に増やし、会社を辞めて独立に成功していた。現在も毎月約20万円を安定的に稼いでいるという。

「トレードの内容は9か月前に取材を受けたときからまったく変わっていません。FX会社のマネースクエアが提供しているトラリピを使って、広いレンジの中に大量に注文を仕掛けたら自動売買を繰り返してくれるので設定を変更することはほぼありません。というより、トラリピの設定は3年間一度も変えていない状態ですね」(鈴さん。以下「」内同)

 トラリピとは、指定した価格幅に「買い」「売り」の注文を仕掛けることで、自動で取引してくれるFXツールだ。一度設定すれば、基本的にコンピュータにお任せでOK、相場を予想したり、売買のために頻繁に取引画面にログインする必要がないため、日中仕事で忙しいサラリーマンなど投資に時間をかけられない人に支持されている。

2019年正月のクラッシュでもトラリピは15万円稼ぐ

「2019年は年初から為替相場が大荒れとなり、1月3日早朝のフラッシュ・クラッシュ(瞬間的な暴落)では米ドル/円、豪ドル/円などが短期間で一気に5円以上下がりました。その日、私は恥ずかしながら正月ボケで、少し遅めに起きたのですが、スマートフォンに大量のトラリピ注文成立メールが届いていて目を疑いました。

 各通貨ペアの売りポジションが下落によって自動的に利益確定され、さらに下のレンジで仕掛けていた買い注文が約定し、これも相場の急激な戻りによって利益確定されていました。寝ている間に、すべてが終わっていたのです。おかげで、2019年1月の第1週は、トラリピだけで約15万円の利益を得ることができました。あらためてトラリピの威力を実感しましたね」

 鈴さんのトラリピ投資法は、レンジ相場を形成する通貨ペアを選び、上半分には売りのトラリピ、下半分には買いのトラリピ注文を大量に仕掛ける「ハーフ&ハーフ」と呼ばれる戦略だ。同じ通貨ペアの売りと買い注文を同時に仕掛けることで、必要証拠金額はおよそ半分に抑えられ、含み損も小さくなる。フラッシュ・クラッシュではこの戦略が見事にハマった。

レンジの上半分で売りトラリピ、下半分で買いトラリピを入れれば資金効率UP

レンジの上半分で売りトラリピ、下半分で買いトラリピを入れれば資金効率UP

トラリピの収益に影響? 変動幅が年々狭まる為替相場

 順風満帆に見える鈴さんの投資生活だが、気がかりな点もあるという。

「ここ最近、為替の変動幅が狭くなってきています。私のブログでは、通貨が1日どれくらい上下したかを表すATRという数値をもとに、トラリピの最適な利益幅を算出して公開しているのですが、米ドル/円を見ると、2014~2018年の過去5年間の平均利益幅が0.87円、2018年の年間平均利益幅が0.66円でした。他の通貨ペアをみても、ほとんどが過去のデータに比べて直近の平均利益幅が狭まっています。

 上でも下でも、レンジ内で大きく動いてくれたほうがトラリピの収益は増えるのですが、1日の変動幅が小さくなると、現在の設定では数ピップスの差でポジションを持てなかったり、利食いを逃したりと、トラリピがワークしなくなる可能性が高まります。私は現在ドル/円、クロス円の利益幅は1円程度、ドルストレートなら利益幅0.008ドル程度で設定しているのですが、以前より平均収益が減少しているため、現在の為替の変動幅に合わせて、トラリピの設定をメンテナンスする必要があるのかな、と考えています」

為替の変動幅が小さくなり、トラリピの最適利益幅も縮まってきている

為替の変動幅が小さくなり、トラリピの最適利益幅も縮まってきている

 3年間トラリピの設定を変えなかった鈴さんが見直しの必要性を感じているということは、為替相場の大きな転換期なのかもしれないが、今後も基本戦略に変更はなく、ベストの設定が見つかれば、修正後、粛々と自動売買による投資を続けるとのこと。また、設定変更の際は、自身のブログでその数値も公表してくれるという。

メキシコペソでもトラリピを開始

 さらに、鈴さんはリターン向上の一手として、マネースクエアが5月26日より導入した新通貨・メキシコペソ/円への投資もスタートさせたという。

メキシコペソ/円はレンジ相場が長くトラリピ向き

「メキシコペソといえば高金利の新興国通貨として有名ですが、リーマン・ショック後、メキシコペソ/円の値動きは安定しており、レンジ相場で推移しています。トラリピ戦略は、『下がったら買って、上がったら利益確定』、『上がったら売り、下がったら利益確定』をレンジ内で繰り返すものですから、レンジを形成している通貨ペアで実行することが大前提。その意味でメキシコペソ/円はトラリピに適していると考えられます」と鈴さん。

 一方、同じ新興国通貨でもトルコリラ/円のように右肩下がりで下落し続ける通貨ペアは、トラリピには不向きのようだ。

「メキシコは石油や天然ガス、銀など資源が豊富。隣には世界最大の経済大国である米国があり、貿易など経済面で好影響を受けられます。S&Pによるメキシコ国債格付けは「投資適格」となっており、『投機的』とされるトルコや南アフリカとは一線を画します。国としての信頼感は高く、新興国ではありますが、メキシコペソ/円の値動きは先進国に近い感覚です」

鈴さんはメキシコペソ/円のトラリピにおいては買いのみ行っている

鈴さんはメキシコペソ/円のトラリピにおいては買いのみ行っている

レンジを形成していないトルコリラ/円はトラリピに不向きか

レンジを形成していないトルコリラ/円はトラリピに不向きか

メキシコペソ/円の変動率の高さも追い風か

 そして、鈴さんが注目しているのがメキシコペソ/円の変動率の高さだ。

マネースクエアが公開しているメキシコペソ/円の値動きデータによれば、メキシコペソ/円の1日の平均高低差は約9.1銭とのこと。メキシコペソ/円の価格は現在6円程度ですから、1日1.5%程度動いていることになります。米ドル/円に例えれば1日1.6円動くことになりますので、相当な変動率です。レンジ内で大きく動くほど収益が期待できるトラリピとメキシコペソ/円は非常に相性が良いといえそうです」

メキシコペソのトラリピは「買い」限定

 鈴さんはメキシコペソ/円のトラリピにおいてはハーフ&ハーフ戦略は使わず、買いのみ参入するとのこと。

「メキシコの政策金利は8.25%(2019年6月現在)。新興国の中でも屈指の高金利ですので、売りポジションを持った場合に発生するマイナススワップが気になります。逆に、買いのみに戦略を絞れば、やや高値でポジションをもった場合も、スワップポイントをもらいながら利食うまでじっくり取り組めるので、精神的に有利に戦えます」

 リーマン・ショック後のメキシコペソ/円チャートを見ると、だいたい4.75円から8.75円のレンジの中で推移しているが、鈴さんは上半分の「売りレンジ」は無視し、下半分の「買いレンジ」にトラリピの買い注文を仕掛けている。

「メキシコペソ/円は米ドル/円やユーロ/円に比べて価格が低いため、ハーフ&ハーフでなくとも証拠金が少なくて済みます。1ペソ6円の時、1万ペソは6万円ですから、最低証拠金(4%)は2400円となります。もちろん、大量のトラリピ注文を入れるのであれば、ある程度の資金を用意したほうが安心です。私は25万円プランと50万円プランの2パターンを考えています。利益幅などの設定はもちろんブログで公開していますので、興味のある方はチェックしてみてください」

これからトラリピを始める人への3つのアドバイス

 最後に、トラリピをこれから始めようと考えている方に向けて、鈴さんからアドバイスをいただいた。

新興国通貨はあくまで分散投資の選択肢

「今回はメキシコペソ/円へのトラリピを使ったアプローチをご紹介しましたが、値動きがどんなに安定しているように見えても、あくまで新興国通貨であるという点は忘れないでください。マーケットがひとたびリスクオフのムードになれば、メキシコペソ/円も他の新興国通貨同様に下落する傾向にあります」

「投資資金の大半をメキシコペソに集中させるのではなく、メインは先進国通貨や他の安定資産に振り分けて、あくまで分散投資の一環として、メキシコペソ/円に取り組むのが健全だと思います」と、鈴さん。

リーマン・ショック級の事態を想定した対策と心構えを

 また、トラリピは基本的に一度設定すれば自動売買を繰り返してくれるが、リーマン・ショック級の大きな経済事変が起こった際などには、レンジを外れる可能性もある。そういったケースも事前に想定して、撤退(損切り)するポイントを決めておきたい。

「最初のうちは、含み損を抱えると恐怖を感じるかもしれませんが、リスクをきちんと把握しておけば怖くありません。例えば、米ドル/円が75円まで下落しても耐えられる設定であれば、110円から105円まで下落したところで、恐れる必要はないのです。リスクは、わからないから怖い。マネースクエアでは、トラリピの注文設定を入力するだけで、レートがどれくらい下がったらロスカットになるか等のリスクを見える化してくれる『トラリピ運用試算表』というツールがあるので、不安な時はチェックしておくと良いでしょう」

マネースクエアが提供するトラリピ運用試算表(口座開設後に利用可能)

マネースクエアが提供するトラリピ運用試算表(口座開設後に利用可能)

トラリピは必ず余剰資金で始める

「もう1つ、トラリピで大切なことは、『使うタイミングが明確に決まっていない余剰資金』を使うことが重要です。トラリピの辞め時は、すべて利食いできた時(買いならレンジの最高値の注文が決済されたとき)がベストですが、いつそのタイミングが来るかは予測できません。『3年後に子供が大学に入学するので、その資金に』など、使う時期が決まっている資金を投資に入れてしまうと、いざというとき思うように利食いできず、泣く泣く損切りすることになる可能性もありますので要注意です」

 鈴さんは、現在メキシコペソ/円を含めた9通貨ペアでトラリピ投資を展開しており、設定方法はすべてブログで公開している。

「私のブログでは、トラリピについて私がベストだと思える設定、最適解、実績すべてオープンにして掲載しています。万が一、市場の変動に合わせて設定を変える際も、ブログで発表するつもりですので、ぜひ参考にしてみてください」

 メキシコペソ/円という新たな武器と、最新の為替相場に即した設定の変更により、鈴さんはさらに資産を増やすことができるのか、トラリピの達人の動向を引き続き追いかけたい。

【PROFILE】鈴(suzu):1986年生まれ。IT関連企業で働きつつ、トラリピを利用したFXで着実に収益をあげる。2018年9月に念願のセミリタイアを実現。公式サイト:不労所得でセミリタイアを目指す30代のブログ


【コツコツFXの元祖】マネースクエア「トラリピ」

トラリピ_トップ画像

「トラリピ」はコツコツFXの先駆け。「為替相場はレンジになりやすい」という特性に着目し、効率的・手間いらずで利益を狙うシステムとして、トラリピは開発された。

「忙しいサラリーマンに最適なFX」「上がる・下がるの予想は必要ない」「相場が乱高下すればするほど、稼ぎやすくなる」など、トラリピは今までのFXとは一線を画す特徴を備え、人気を集めている。

【コツコツFXの元祖】
マネースクエア「トラリピ」

トラリピ_トップ画像

「トラリピ」はコツコツFXの先駆け。「為替相場はレンジになりやすい」という特性に着目し、効率的・手間いらずで利益を狙うシステムとして、トラリピは開発された。

「忙しいサラリーマンに最適なFX」「上がる・下がるの予想は必要ない」「相場が乱高下すればするほど、稼ぎやすくなる」など、トラリピは今までのFXとは一線を画す特徴を備え、人気を集めている。

【注目の自動売買の会社】インヴァスト証券「シストレ24」

シストレ24_トップ画像

「シストレ24」は国内の同業者中口座数トップ(※)。シストレ黎明期より自社開発を重ねたことで、システムの操作性は高く、サービスも充実。シストレは売買プログラムを適宜入れ替えることで、安定した利益を目指せるが、シストレ24の「フルオート」機能はそれをすべて自動で行ってくれる。シストレ業界で「フルオート」のようなサービスがあるのは「シストレ24」だけ。 (※ミラートレーダー取扱業者中、2018年10月31日トレーデンシー社調べ)

【注目の自動売買の会社】
インヴァスト証券「シストレ24」

シストレ24_トップ画像

「シストレ24」は国内の同業者中口座数トップ(※)。シストレ黎明期より自社開発を重ねたことで、システムの操作性は高く、サービスも充実。

シストレは売買プログラムを適宜入れ替えることで、安定した利益を目指せるが、シストレ24の「フルオート」機能はそれをすべて自動で行ってくれる。シストレ業界で「フルオート」のようなサービスがあるのは「シストレ24」だけ。 (※ミラートレーダー取扱業者中、2018年10月31日トレーデンシー社調べ)


  • トラッキングトレード
  • 当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。