FX(外国為替証拠金取引)は、日本円とドルなど、異なる2つの通貨を売買することで利益を狙う投資商品。ここではFX初心者向けにFXの特徴や基礎知識、注意点を紹介する。
FXとは? 4つの特徴をピックアップ
FXの主な特徴を4つ挙げる。それぞれを簡単に見ていこう。
資金効率の良さ
個人投資家は投資資金の最大25倍の金額規模でFX取引が可能。例えば、元手資金40000円程度から100万円分の取引をすることもできる。利益は100万円分の取引のときと同程度得られるが、損失額も100万円分の取引のときと同じ。
こうした投資が可能な理由は「レバレッジ」を利用できるためで、レバレッジについてはのちほど紹介する。
平日ほぼ24時間取引できる
FXは平日ほぼ24時間取引が可能。外国為替市場はアメリカ、ヨーロッパ、オセアニアといった主要地域の取引時間が交代に訪れる。日本株取引は東京証券取引所が開いている9~15時が基本だ。
金利収入のようなスワップポイントも受け取れる
FXではスワップポイントという金利差損益がある。スワップポイントは、外貨預金における金利収入のようなイメージで通貨を保有するだけで受け取ることができる(スワップポイントはマイナスの場合もある)。
上昇相場・下落相場のどちらでも利益を狙える
FXは上昇相場・下落相場のどちらでも利益を狙える。買いで取引する場合は「安く買って高く売る」、売りで取引する場合は「高く売って安く買い戻す」と利益が発生する。
株取引の場合は、価格の上昇を狙うことが基本となるが、FXの場合は暴落するような相場でも利益を狙うことが手軽に可能。
FXの損益の仕組みや初期資金
FXで利益を得る、損をする仕組みやFX取引における基礎知識を紹介する。
FXで「利益を得る」「損をする」仕組みと金額
例えば1ドル=100円のときに「買い」、1ドル=101円のとき「決済する」と、1円分の利益となる。
このとき取引量が1000ドル分(1000通貨)なら1000円、10000ドル分(10000通貨)なら10000円の利益を得られることになる。逆に1円分のマイナスとなった場合、1000通貨なら1000円の損、10000通貨なら10000円の損となる。(手数料等は考慮しない)
FXの初期資金目安
1ドル=100円のとき日本円とドルの取引なら、1000通貨では約4000円、10000通貨なら40000円程度からFXは始められる。FX会社では1000通貨、10000通貨から取引できる会社が多く、中には1通貨から始められる会社もある。FXの資金管理は、リスク管理にも繋がるのでとても重要だ。
FX初心者向けFX取引の3つの注意点
初心者がFX取引をする上で気を付けたい3つの注意点をピックアップ。
FXのリスク
FXの取引をする上で、どのようなリスクがあるのだろうか。損益に関わるリスクは様々あるが、下記記事では初心者がまず注意したいポイントを簡単に紹介する。
FXレバレッジに関する基礎知識
FX特有のレバレッジも初心者は注意しておきたい。レバレッジは、元手資金と取引量からおおよそ決まり、FXの収支にも影響することなので、取引をする前に理解をしておきたい。
FXで取引する通貨ペアの基礎知識
FXの取引対象となる「通貨ペア」も注意しておくポイントがある。下記記事では通貨ペアに関する基礎知識から初心者はどのように通貨ペアを選べばよいのかも参考までに紹介する。
まとめ
FXを始める前に知っておきたい基礎知識をいくつかピックアップした。ここでは基本的な情報を紹介してきたが、利益の狙い方や損失の抑え方などに関しては、デモトレードや少額でのリアルトレードを通して、少しずつ学ぶこともできるだろう。
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