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FXの取引開始から決済までの手順を紹介

 FX初心者や未経験者は「FXの取引を始めて、決済するまで」どうやればいいのか、分からない人もいるだろう。ここではFXトレードの手順をイチから簡単に紹介する。

    【目次】

  1. 1.FXの取引開始から利益確定・損切りまでの手順
  2. 2.チャートを見る方法
    1. 管理画面ログイン後、チャートを見られる
    2. 初心者でもチャートは見る必要があるのか
  3. 3.新規注文のやり方
    1. 手動で注文を出す方法
    2. 自動で注文を出す方法
  4. 4.利益確定・損切り(決済)のやり方
    1. 手動で決済する方法
    2. 自動売買の決済方法

FXの取引開始から利益確定・損切りまでの手順

 取引に利用するFX会社の口座開設が完了したあと、トレードを始めるまでの手順を紹介する。

【FXトレードの手順】

  • 管理画面にログイン
  • 入金
  • チャートを見る(相場分析)
  • 新規注文
  • 利益確定・損切り(決済)

管理画面にログイン

 FX会社のHPにアクセスすると、「マイページ」「会員ページ」「ログイン」などのボタンがサイト上部などにあり、それを押すと、自身の管理画面へログインできる。ログインするためには、口座開設後に簡易書留もしくはメールで送付されたIDとPWが必要となる。

入金

 FX取引の元手資金をFX会社の口座に入金する。入金は管理画面内より行える。クイック入金の方が振込手数料も無料で、口座への反映も早いのでおすすめ。

チャートを見る(相場分析)

 チャートは価格推移をグラフ化したもので、取引をする前にチャートを確認し、相場分析をすることが一般的。チャートの見方や活用方法に関しては、のちほど紹介する。

新規注文

 チャートを見て、取引戦略が決まれば、「買い」もしくは「売り」の注文を出す(発注)。詳しいやり方はのちほど紹介するが、買い・売りの注文を新たに出すことを「新規注文」「新規取引」などと呼ぶ。

利益確定・損切り(決済)

 新規注文を出し、注文が成立すると、ポジションを保有することになる。保有している「買いポジション」もしくは「売りポジション」の損益を確定することを「決済する」という。

 FXトレードは基本的に「チャートを見る(相場分析)」「新規注文」「決済」の3STEPでワンセット。

チャートを見る方法

FXチャートを見るやり方

チャート画面(画像はDMM FX)

 FXのチャートは価格推移をグラフ化したもので、ドル円やユーロ円など通貨ペアごとに見られる。過去の値動きを細かく見られるため、今後の相場を予想するための分析に活用されることが多い。

管理画面ログイン後、チャートを見られる

 チャートは管理画面にログインすると見られ、PCでもスマホアプリどちらでも、基本的にチェック可能。FX会社提供のチャート以外にも、「TradingView」などチャートを無料で閲覧できるサイトもある。

初心者でもチャートは見る必要があるのか

 チャートは過去の価格推移を確認でき、今後の相場予想に役立つため、FX初心者でも取引前には目を通した方が良いだろう。基本的なチャートの見方などは下記記事も参考に。

 自動売買では頻繁に価格動向をチェックする必要がないなど、トレード方法やトレードスタイルに応じてチャートを見るタイミングは異なるため、自身に合うトレードスタイルを探すことも忘れずに(参考:初心者向けFXトレード方法と3つのFXトレードスタイル)。

新規注文のやり方

 新規注文の方法は「手動で注文を出す方法」と「自動で注文を出す方法」と2種類ある。

手動で注文を出す方法

注文発注画面

注文発注画面(画像はGMOクリック証券)

【手動の発注方法】

  • 注文タイプを選ぶ
  • 買いor売りを選ぶ
  • 取引数量を入力

 裁量取引スワップポイント狙いの取引をするときは、手動で注文を出す。まず注文タイプ(成行、指値など)を選び、買い・売りの種類を選ぶ。そして取引数量(何通貨取引するのか)を入力すれば新規注文を出すことは可能。このとき、利益確定・損切りの注文もあわせて出すことで、リスク・リターンを限定しておくこともできる。

自動で注文を出す方法

【自動の発注方法】

  • 自動売買ツールを選ぶ
  • 売買プログラムもしくは設定を決める
  • 取引数量を入力

 FX自動売買は、一度発注の方法を決めると、あとはそのルール通りに注文を出してくれる。

利益確定・損切り(決済)のやり方

 利益確定や損切りの「決済」も裁量取引と自動売買ではやり方が少し異なる。

手動で決済する方法

 手動で決済する場合は、ポジションを選び「決済」ボタンを押すだけ。利益がある場合なら「利益確定」、損失を抱えているなら「損切り」となる。

 決済は、新規注文を出す際に、「この価格になったら利益確定」「この価格になったら損切り」といった決済注文を同時に出すこともできる。FX初心者の場合は、新規注文の際に決済注文も出すことをおすすめする。

自動売買の決済方法

 自動売買は取引前に決済注文が入る仕組みになっている。FX初心者に散見される「損切りできずに損失を無駄に膨らませてしまった」「目の前の利益欲しさに利益確定を早めに行ってしまった」ということも軽減できる。

 裁量取引のように、保有ポジションを手動で決済することも可能だが、FX自動売買は「規則的なトレード」を実現できることがメリットなので、手動で決済することは少ない。

まとめ

 FXは「チャートを見る(相場分析)」⇒「新規注文」⇒「決済」の3STEPが基本といえる。各行程をどのように行うかは、自分の生活スタイルや投資レベルにあわせて決めるといい。有名なトレーダーやブロガーがやっているからと、他人の取引を真似してもうまくいかない可能性があるので、自分に合うトレードスタイルを模索することも忘れないようにしたい。

(参考:初心者向けFXトレード方法と3つのFXトレードスタイル

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