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日本株運用の最大ファンドとなった「ひふみ投信」の次なる狙いは?

公開日:2018年7月19日 16:00
最終更新日:2018年7月27日

日本株の最大ファンドはどんな銘柄に注目しているのか(イメージ)

 投資信託は大きく分けると、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などの株式指数に連動する「インデックスファンド」と、運用担当者であるファンドマネージャーの独自の裁量で運用する「アクティブファンド」がある。ただ、アクティブファンドがインデックスファンドを上回る実績を残すケースは往々にして少なく、「これならインデックスを買っていたほうがマシ」という声はよく耳にする。

 そうしたなか、TOPIXよりも高いリターン、かつ低いリスクを実現してきたアクティブファンドもいくつか存在する。その中のひとつが、いまや日本株の運用では最大のファンドとなった「ひふみ投信」シリーズである。

 たとえば設定を開始した2008年はリーマン・ショックに見舞われ、TOPIX(配当込み)が「-20.9%」となるなか、ひふみ投信は「+8.6%」を確保。東日本大震災に見舞われた2011年は、ひふみ投信も「-1.3%」となったが、TOPIXの「-17%」に比べれば、下落幅は少なく、確かに低リスクだった。一方、TOPIXが「+54.4%」と大幅に上昇した13年や「+22.2%」となった2017年には、ひふみ投信はそれぞれ「+68%」「+44.8%」といずれもTOPIXを大きく上回るリターンを叩き出している。そんな安定的な運用を重ねた結果、設定から10年間で実に「+419.7%」という高い運用成績となっているのだ。

 なぜ、そこまで差をつけられるのか。

 運用責任者である藤野英人氏(レオス・キャピタルワークス代表取締役社長・最高投資責任者)によれば、「一言でいえば、変化する株式市場に応じて常に柔軟な運用をしてきたということです」という。実際、中小型株メインの印象が強いひふみ投信だが、過去には大型株が組み入れ上位を占めていたこともある。

「業種や企業規模にとらわれることなく、自由な運用を心がけてきました。相場全体が下げている時に私たちのファンドも下がらないわけではないですが、成長株投資を軸にしながらも、『割安株』『景気敏感株』『テーマ株』といった多彩な投資戦略をその時々に応じて組み合わせることで、下がった後の戻りを早くするようにしています。いいかえれば、マーケットが停滞している時に、いかにリスクを抑えながらアクセルを踏んでいるかということです」(藤野氏)

 また、多くのアクティブファンドがインデックスファンドを上回る実績を残せていないことについては、藤野氏はこう答える。

「ひとつには、“なんちゃってアクティブファンド”の問題があります。アクティブ投信を掲げていながら、実際は投資先がベンチマークに酷似しているファンドが実は多い。インデックスに近いのに手数料が高いだけ、となってしまう。ファンドのポートフォリオがベンチマーク(TOPIX)からどれだけ乖離しているかを示す『アクティブシェア』という指標があり、これは0~100%で示され、数値が大きいほどベンチマークと異なる運用をしていることになります。ひふみの場合『90.3%』(6月末時点)なので完全なるアクティブファンドといえる。アクティブシェア70%以下のアクティブファンドは“なんちゃってアクティブファンド”の可能性があります」

 また、アクティブファンドには目先の流行を追い求めるようなテーマ型ファンドが設定されがちである点も要注意だ、と藤野氏は語る。

 では、長期的な展望としては、次はどこに目をつけているのだろうか。

「今後の投資ポイントは『人手不足』と次世代通信規格の『5G』(第5世代移動通信システム)。たとえば、ネット通販の拡大で物流業界の人手不足に拍車がかかるなか、コンサルティングから設計、製造、据え付けまでワンストップで請け負う保管・搬送システムを手がけるダイフク(東証1部・6383)など。5Gでは、電気通信設備工事のリーディングカンパニーである協和エクシオ(東証1部・1951)などを上位に組み入れています。

 いずれも長期的には間違いなく伸びるテーマであることは誰もがわかっていると思います。でも実際には、投資の世界では超短期志向が強まっており、それこそ2~3年後のことであっても軽視されがちです。それがむしろウチにとってはラッキーであり、長期的なリターンを得られるチャンスと見ています」(藤野氏)

 藤野氏の狙い通りのリターンが得られるかどうか、今後に注目したい。


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