株取引ツールの特徴を証券会社ごとに比較
公開日:2017年12月26日 12:00
最終更新日:2022年5月19日
株の取引ツールは「テクニカル分析ツール」「注文機能」などで、証券会社に違いがある。自分好みのテクニカルツールが搭載されていなければこれからの株価の予想も満足にできず、納得した取引を実現できないだろう。また、注文機能をうまく活用すれば、リスクを限定したり、利益を最大限追求したりすることもできる。
ツール利用料も注目してほしい。有料のツールもなかにはあるが、無料になる条件があるので、それらの点も注意しながら、証券会社の取引ツールを比較してみるといい。
各証券会社の株の取引ツールを比較
マネックス証券
テクニカル ツールの種類 |
36種類 |
チャートの種類 |
12種類 |
注文機能 | 逆指値/OCO注文/ツイン指値注文/連続注文 |
ツール利用料 | 無料 |
マネックス証券のツールは、注文機能やテクニカルツールも比較的多い。「ツイン指値注文」は指値注文と逆指値注文を同時に出せる。たとえば100円で買った株が200円に上昇したところで、「ツイン指値注文」を使い220円と180円の両方に決済の注文を入れておけば、上値を追いながら、利益も確保する、という取引が可能。「連続注文」という機能では、A株が売れて資金がたら、B株を買う、という異なる銘柄の取引でも、1回の注文で行うことができる。
ツールは無料で利用でき、スマートフォン用のアプリも提供。
岡三オンライン証券
テクニカル ツールの種類 |
21種類 |
チャートの種類 |
6種類 |
注文機能 | 逆指値/OCO注文/IFDONE注文/トリガートレール注文 |
ツール利用料 | 無料 |
岡三オンライン証券のツールはプロトレーダーや個人投資家の声を反映しながら改良を重ねてきた。発注から分析までスムーズに行うことができ、注文機能も多彩。たとえば「トリガートレール注文」は株価上昇局面で便利な機能で、上値が伸び続けるのと同時に、逆指値注文も上についていく。上昇が止まり、少し下落したときに利食いの逆指値注文が発動するので、最大限の利益を追求しながら取引できるのだ。
ツール利用料は無料で、スマホ版のアプリも提供している。
松井証券
テクニカル ツールの種類 |
33種類 |
チャートの種類 |
12種類 |
注文機能 | 逆指値/OCO注文/IFD注文/IFO注文 |
ツール利用料 | 無料 |
松井証券のツールは利用できるテクニカルツールも豊富で、チャートタイプも多い。1クリックで発注できる機能も備えるなど、取引を素早く行える環境を整えている。
豊富な分析機能と迅速に取引できるツールに加え、売買手数料が業界最安水準なので、デイトレーダーに向いているだろう。
ツールの利用料は無料で、スマホアプリも提供している。
SBI証券
テクニカル ツールの種類 |
73種類 |
チャートの種類 |
12種類 |
注文機能 | 逆指値/SOR注文/IOC注文 |
ツール利用料 | 有料(条件により無料) |
SBI証券のツールは豊富なテクニカルツールを使用できる点は特徴。チャートに描写できる機能も多彩で、分析のためのツールとしては利便性が高いだろう。指標や他の相場情報を閲覧しながらの取引や分析にも向いている。ツールの利用料は条件次第で無料となる。信用取引もしくは先物・オプションの口座を開設する、という条件を満たせば、ずっと利用料は無料。
スマホ版アプリも提供している。