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「素麺が18万円」他、投資家たちの株主優待失敗体験

公開日:2017年7月3日 17:00
最終更新日:2018年3月6日

使い忘れた優待券は紙切れに(アルペンの7500円分の優待券)

使い忘れた優待券は紙切れに(アルペンの7500円分の優待券)

 優待内容ひとつで株価が左右されるほどの人気となっている株主優待。しかし中には、優待投資に潜む思わぬ落とし穴にハマった人もいる。

 4万4000円相当の高級エステ利用券をもらうために、8万4000円の逆日歩を支払うハメに……笑えない話だが、今年3月下旬、高級エステ「オリーブスパ」を展開するKeyHolder(4712)の株主優待をタダ取りしようとして、実際に起きた悲劇だ。

 デイトレーダーのむらやんさんも同様の経験があるとか。

「以前、音通(7647)で3000円の『そば素麺セット』をもらうためにクロス取引をしたら逆日歩(*注)がついて、2人分で18万円かかることに。餃子の王将でも、6000円の優待を取るために支払った逆日歩は4万5000円。18万円の素麺と4万5000円のチャーハン券が届くまで気分はドン底でした」

【*逆日歩:制度信用取引で貸借銘柄を空売りした投資家が負担するコスト。各証券会社によって設定される一般信用取引の場合、逆日歩はつかない】

 優待投資で注意すべきは逆日歩だけではない。個人投資家のRYUさんが語る。

日本商業開発(3252)はジェフグルメカードをもらうのに300株以上必要なのに、間違えて100株しか買わなかったことがあります。他にもヴィレッジヴァンガード(2769)の優待が、それまでの1万円分の商品券から最大50%引き券に変更されたときは株価も下がるし、ダブルパンチでした」

 せっかく優待をゲットしても、落とし穴は待っている。

トリドールHD(3397)の優待券を期限までに使い切ろうと、お腹いっぱいなのに丸亀製麺でうどんをかき込みました……」(サラリーマン投資家・がおがおさん)など、苦しい思いをして優待を使い切ろうとする投資家も少なくない。

 実際、大量に優待をもらうと、使い切れないことも多いのだ。

「220万円でアルペン(3028)の優待を取得したのに、7500円分すべての優待券を使い忘れてしまいました。今でも悔しいです」(優待ブロガー・かすみちゃん)

「ASBeeなどを展開するジーフット(2686)の優待を使い忘れて期限が切れていた。今年も優待券が送られてきましたが、自分に怒りを覚えます」(がおがおさん)

 ほかにも、「特種東海製紙(3708)は12ロール入りのトイレットペーパーが8パック、計96ロールももらえる。嬉しいですが、部屋がドラッグストア状態に山積みに!」(優待好き主婦・まる子さん)と、“優待置き場”に悩まされることも。

「今年4月に日置電機(6866)がリンゴの優待を廃止すると発表。すると、株価も10%近く大幅下落。みんな、どんだけリンゴ好きだったんだよ! と思いましたね」(まる子さん)

 優待投資家の失敗体験を反面教師に、充実した優待ライフを目指してほしい。

※マネーポスト2017年夏号

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