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優待投資家も困惑、メルカリ「株主優待狩り」に負けない方法

公開日:2018年5月8日 19:00
最終更新日:2018年6月1日

優待券のメルカリ出品はルール違反に(公式HPより)

 株主優待愛好家にとって5月は、手持ちの優待券を改めてチェックしたい季節だ。3月末に権利を取った優待券は6月ごろに到着することが多いが、その利用期限が1年後の6月末となっていることが多いからだ。

 使い切れなさそうな優待券は、例年通りフリマアプリの「メルカリ」に出品しようか、と考えている人もいるかもしれないが、そうはいかなくなっているのを知って困惑している投資家も少なくないようだ。メルカリは、株主優待券を「禁止出品物」の中に加えたため、ルール上、もう出品できなくなっているのだ。

 従来は何の問題もなく優待券を取引できていた。金券ショップに持ち込むよりも高く売れるし、ユーザー数が多いので売れるのも早い。発送も簡単なので、メルカリは株主優待券の現金化には最適なツールとして重宝されていた。

 しかし、同社では2017年末ごろに株主優待券を禁止出品物に追加したようで、以来、出品してもすぐに削除されてしまい、販売できなくなってしまったのだ。

 活発に取引されていた株主優待券をメルカリ側が突然禁止した理由は公表されていないが、おそらく2017年に現金が額面以上の価格で出品されることが相次いだ問題との関連が指摘される。現金に加え金券類の出品が禁止されたことで、株主優待券にも禁止の対象が広がったと考えられるが、2018年6月に予定する同社の上場を見据えてコンプライアンスを強化したという見方もある。

規制をすり抜けて出品する猛者もいるが…

 出品しても「株主優待」というキーワードに反応して削除されるようなので、中には「割引券」「施設利用券」「食事券」などと説明したり、こうしたキーワードを一切入れずにほとんど写真だけで販売にこぎつけるユーザーもいるようだ。しかし、ルールに違反していることには変わりないので、勧められる方法ではない。

 なお、主な個人間売買のプラットフォームで、こうしたルールを設けているのはメルカリだけのようで、「ヤフオク!」や楽天が運営する「ラクマ」では、これまで通り株主優待券は取引されている。

 ヤフオクでは落札額の8.64~10%のシステム利用料がかかるうえ、オークション形式の出品では有料のYahoo!プレミアム会員の登録が必要だが、ラクマはこうした手数料がかからないので、売れた金額が全額出品者の懐に入る。そうした点から、メルカリに代わる“株主優待券消化ツール”として、注目を集めるかもしれない。

文■森田悦子(ファイナンシャル・プランナー/ライター)


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