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知れば知るほど奥深いイオングループの株主優待 最もお得なのは?

公開日:2019年2月12日 20:00
最終更新日:2019年4月3日

イオングループの株主優待は2月に一斉に権利確定日を迎える

 株主優待を愛する投資家にとって、2月は「イオンの月」だ。イオングループは、持ち株会社であるイオンを筆頭に、全国のイオン地域会社、マックスバリュなど21社が日本の株式市場に上場しており、その大半が株主優待を実施している。これらの優待が、2月に一斉に権利確定日を迎えるのだ。

 優待内容の多くはイオングループ各社で使える割引券やギフト券、あるいはキャッシュバックなので、普段の買い物でイオングループを利用する個人投資家にとってはお得な優待だ。地域会社であってもこれらの優待は全国のイオングループで使えるので、地元にこだわらず優待のお得度で選ぶ方が有利となる。

 1000円の買い物ごとに使える100円の割引券の優待を採用しているのが、イオン北海道(7512)と、スーパーのマックスバリュ東北(2655)、マックスバリュ中部(8171)、マックスバリュ東海(8198)、マックスバリュ西日本(8287)、イオン九州(2653)の各社だ(以下、文中の株価や投資額は2月上旬現在)。

 優待額の利回りだけで計算すると15万円程度の投資で50枚もらえるマックスバリュ東北が最も有利なのだが、同社は無配のため配当を考慮すると必ずしも有利とはいえない。イオン北海道(7512)は最低投資額が8万円程度で、割引券は25枚、配当は1年で1200円予想と、優待と配当を足した利回りが4.6%とお得感がある。

 ただし、この割引券は1000円の買い物ごとに1枚を、その都度レジで出す必要がある。財布に入れておくとかさばるので面倒と感じる人もいるかもしれない。そんな人は、イオンモール(8905)に注目だ。19万円程度の投資で3000円相当のイオンギフトカードが贈られる。イオンギフトカードはプリペイドカードで、条件付きの割引ではなく全額支払いが可能だ。1枚で残高がなくなるまで使えるので、使い勝手が良い。イオンディライト(9787)も、40万円ほどの投資で2000円分のイオンギフトカードがもらえる。いずれも利回りとしては100円割引券に劣るが、使い勝手を重視するならこちらが便利だ。

 イオングループの利用が多い人は、持ち株会社であるイオンがお得だ。株主に送られる割引カードを支払い時に提示すると、半期に一度まとめて割引額がキャッシュバックされる。割引率は最低単元の100株(投資額は23万円程度)で3%、保有株数が増えるほどアップし、最高は3000株以上の7%だ。半年で100万円までの買い物が対象となるので、100株保有株主なら半年で最高3万円のキャッシュバックが受けられる。また、系列の映画館であるイオンシネマでも、カードを提示すると通常1800円の鑑賞料金が1000円になるうえ、ドリンクかポップコーンの引換券までもらえるので、映画をよく見る人にはうれしいだろう。

 ちなみに、各社の優待は全国のイオングループで使える割引やキャッシュバックという点で共通しているが、自社商品や地域の特産品も選択可能にするなど、割引以外の選択肢で独自性を打ち出しているところが多い。マックスバリュ東北は、りんごや米、餅などが、マックスバリュ西日本は播磨灘のいかなごや揖保乃糸(そうめん)、広島のかき醤油などが選べるほか、イオンディライトはハウスクリーニングの割引券やトップバリュ商品も選択できる。

 また、イオン本体のほか、イオン北海道とイオン九州では、イオンの一部店舗にある「イオンラウンジ」を株主に開放している。買い物の途中に立ち寄れば、休憩しながら無料のドリンクやお菓子を楽しめる。

 また、「アスビー」などの靴専門店を展開するジーフット(2686)、コンビニのミニストップ(9946)などは、自社店舗のみで使える独自の株主優待を実施している。

 知れば知るほど奥深いイオングループの株主優待。2月の投資候補に加えてみると楽しめるかもしれない。2019年2月の株主優待の権利を得るには2月25日(月)に株を保有している必要がある。

文■森田悦子(ファイナンシャルプランナー/ライター)

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