Tポイント投資を解説 魅力は株初心者でも始めやすい画面と操作性
公開日:2019年7月19日 10:00
最終更新日:2021年12月13日
2019年4月に「Tポイント投資」がSBIネオモバイル証券よりリリースされた。7000万人を超えるアクティブユーザー数(2019年11月末時点)を誇る「Tポイント」を用いた投資ということでかねてより注目を集めており、2019年12月には累計口座数が20万講座を突破した。
本記事ではTポイント投資のメリットやTポイント投資のやり方、手数料など詳しく解説する。
Tポイント投資の初心者に嬉しい3つのメリット
- (1)1株単位(数百円程度から)の少額で株を購入できる
- (2)シンプルな画面で、わかりやすい操作性
- (3)株主優待・配当も受けられる
Tポイント投資は1株単位(数百円程度から)の少額で株を購入できる
Tポイント投資は1株単位(数百円程度)から株の購入が可能。一般的には単元株(100株)での購入となり、1株=500円であれば、最低50000円の資金が必要となる。
Tポイント投資では、単元株未満の1株からでも購入ができるので、投資未経験者や初心者でも始められるよう、ハードルを低くしている。
シンプルな画面で、わかりやすい操作性
Tポイント投資はシンプルな画面と操作性も特徴。ログイン後の画面には、下記のように「500円以下で購入できる銘柄」を紹介。他にも「1000円以下で購入できる銘柄」「3000円以下で購入できる銘柄」がスライドすれば見られる。
また、「株主優待銘柄」の情報やユーザーの保有銘柄「ランキング」の情報も掲載。これらの情報を頼りに、購入する株を検討することも可能だ。
Tポイント投資でも株主優待・配当を受けられる
Tポイント投資でも、「株主優待や配当」をもらうことはできる。「株主優待銘柄」の情報欄に、何株買えば優待を受けられる、という情報が掲載されているので、チェックしてみるといい。
Tポイント投資のやり方・始め方(株の買い方)
- (1)SBIネオモバイル証券にログイン
- (2)一覧から購入する株銘柄を選ぶ
- (3)Tポイントで購入するように設定
(1)のログインに関しては、WEBページからでも、アプリからでも可能。アプリはAndroidとiPhoneの両方を用意。
Tポイント投資は上記のように手軽に株投資を始められる。
Tポイントと口座との連携
Tポイント投資を行うには、TポイントサービスとSBIネオモバイル証券を連携させる必要がある。この連携には「Yahoo!ID」が必要で、Yahoo!ID上にTポイントを登録しておかなくてはいけない。
- ■Yahoo!IDの登録はこちら:https://id.yahoo.co.jp/
- ■Tポイントカードの登録はこちら:https://tsite.jp/index.pl
もろもろ準備が整っている場合は、下記タブよりTポイントの連携方法をチェック。
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(1)SBIネオモバイル証券トップページもしくはスマホアプリから自身の口座にログイン(画像はWEBページ)
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右上の「ログイン」ボタンから、自身の口座にログイン。
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(2)右上のメニューバーを押す
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(3)メニュー一覧から「マイページ」を選ぶ
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(4)「Tポイント(ID連携)サービス」を押す
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(5)規約等を確認し、「Yahoo!ログイン」ボタンを押す。
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(6)自身のTポイント番号を確認し、問題なければ「手続きをする」を押す
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Tポイントで株を買う方法
Tポイントで株を買い付ける方法は、「銘柄を見つける」⇒「購入数を決める」⇒「確認」と3STEPほどで完了する。
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(1)WEBページもしくはスマホアプリのログイン後画面トップから投資する株を選ぶ(画像はWEBページ)
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「銘柄検索ボックス」もあれば、「株主優待情報」から買いたい株を選ぶことができる。
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(2)買いたい株の銘柄情報をチェック
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過去の値動きに限らず、右上の「詳細」というリンクをクリックすると、配当金や配当利回りも見られる。この株を購入する場合は、ページ下部の「この株を買う」のボタンを押す。
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(3)詳細画面で購入株数などを入力
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「買い方」の欄で「金額指定」もしくは「株数指定」を選ぶことが可能。金額指定の場合は500円や1000円といった金額に対して、現状の株価から購入可能な株数を算出してくれる。株数指定の場合は100株など入力すれば、必要金額が算出される。
画面下部の方にある「ポイント利用」の欄で使用するTポイントの数を決める。現金とポイントの併用も可能だ。購入株数や金額、Tポイントの利用数を確認し、問題なければ「次へ進む」を押す。
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(4)最終確認
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最終確認をしたら、「取引パスワード」を入力して、注文を確定する。
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(5)注文完了
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注文完了後は「注文一覧」にて、約定されていない注文なら内容を修正したり、注文を取り消すことも可能。
Tポイント投資の「NISA」や「つみたてNISA」
Tポイント投資は、運用益が非課税となる「NISA」や「つみたてNISA」には対応していない。同様に確定拠出年金のiDeCoにも非対応。
Tポイント投資の税金
Tポイントの投資による利益(配当や売買益)には、20.315%の税金が課せられる。株式投資による利益は、その年(1月1日~12月31日まで)ごとに確定申告を行う必要がある。しかし、口座開設時に「特定口座(源泉徴収あり)」を選択していれば、証券会社の方で税の徴収をしてくれるので、原則確定申告は不要となる。
会社員や自営業者の場合で、税金の申告は異なるので、気になる人は税理士などに相談するといい。
Tポイント投資の手数料(サービス利用料)
Tポイント投資の手数料は、「月間の取引量(約定代金)により月額の利用料」として徴収される。1回の取引で○○円という手数料の形態ではない。月間のサービス利用料は、取引額が0円の場合でも最低216円はかかるので注意したい。
株取引の約定代金 合計額(月間) |
月額利用料 (税込) |
0円~50万円以下 | 216円 |
51万円~300万円以下 | 1080円 |
301万円~500万円以下 | 3240円 |
501万円~1000万円以下 | 5400円 |
以降、約定代金が100万円増えるごとに 1080円が加算されていく |
「一時停止」により利用料徴収をストップできる
Tポイント投資の月額利用料は、口座を「一時停止」にすることで、徴収をストップすることもできる。
【月額料金の「一時停止」】
- ■一時停止によりサービスの利用額徴収をストップできる
- ■翌月分からの月額利用料が発生しない
- ■一時停止中も株主優待や配当金の権利を受け取れる
Tポイント投資のその他Q&A
Tポイント投資に期間限定ポイントは使える?
Tポイントにおける期間限定ポイントは「期間固定ポイント」と呼ばれる。期間固定ポイントのなかでも、SBIネオモバイル証券から発行された期間固定ポイントにおいては、
Tポイント投資に利用することができる(WealthNaviには利用できない)。
また、Tポイントを活用するときは、通常のTポイントよりも期間固定ポイントから優先的に使用される。
「WealthNavi for ネオモバ」にTポイントは使える?
「WealthNavi for ネオモバ」においては、Tポイントを活用することはできない。
Tポイント投資でTポイントはもらえる?
SBIネオモバイル証券では下記のときにTポイントをゲットできる。
【Tポイントが付与されるとき】
- ■サービス利用料の支払い方法の登録完了時:200ポイント(期間固定)
- ■毎月のサービス利用料の支払い完了:200ポイント(期間固定)
- ■サービス利用料金に対するポイント付与:税別料金の1%(通常のTポイント)
Tポイント投資は土日・祝日も可能? 取引時間は?
Tポイント投資は土日・祝日に約定されない。取引時間は下記のようなルール。
【単元株の取引時間】
- ■東京証券取引所:9:00~11:30(前場)、12:30~15:00(後場)
- ■名古屋、福岡、札幌証券取引所:9:00~11:30(前場)、12:30~15:30(後場)
【単元未満株(S株)の注文・反映タイミング】
- ■0:00~10:30:当日の後場始値
- ■10:30~21:30:翌営業日の前場始値
- ■21:30~24:00:翌営業日の後場始値
※土日、祝日の注文は休み明け営業日の10:30までの注文として受付
株式の約定日と受渡日は?
SBIネオモバイル証券における株取引の約定日と受け渡し日は下記のとおり。
【約定日と受渡日】
- ■約定日:注文が約定した日
- ■受渡日:約定日から4営業日目
例えば月曜日に約定した場合、木曜日に受け渡しとなる。また、土日や祝日は営業日としてカウントしない。
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