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WiMAXルーターW06とWX06はどっちがいい?スペックを比較!

「WiMAXを申し込みたいんだけど、モバイルルーターはどれを使えばいいの?」「そもそも違いが分からない…。」という方のために、この記事ではWiMAXのモバイルルーターについて解説します。

現在プロバイダで購入できるモバイルルーターは、W06とWX06の2種類です。機能やスペック、他のルーターとの性能比較、購入できるプロバイダと料金を紹介しています。また、人気のW06を購入し使用感を徹底レビュー!前シリーズのW05と速度を比較しているので、速度が気になる方は要チェックです!

現在のWiMAX最新端末は5G対応端末です!最新の5G対応WiMAXについては下記ページで解説しておりますので、そちらをご覧ください。

W06とWX06のスペックを比較

WiMAXプロバイダはたくさんありますが、どのプロバイダでも現在取り扱っているモバイルルーターは「W06」と「WX06」の2種類のみです。

ルーター W06
W06
WX06
WX06
製造元 HUAWEI(ファーウェイ) NEC
対応エリア ・WiMAX2+
・au 4G LTE
重さ 約125g 約127g
大きさ W128×H64×D11.9mm W111×H62×D13.3mm
通信最大速度 下り最大1.2Gbps
上り最大75Mbps
下り最大440Mbps
上り最大75Mbps
使用時間 ・ハイスピードモード
ハイパフォーマンス:約7.1時間
スマート:約9時間
バッテリーセーブ:約11.6時間
・ハイスピードプラスエリアモード
ハイパフォーマンス:約5時間
スマート:約6.6時間
バッテリーセーブ:約10時間
・ハイスピードモード
ハイパフォーマンス:約8.3時間
ノーマル:約11.5時間
エコ:約14時間
・ハイスピードプラスエリアモード
ハイパフォーマンス:約8.1時間
ノーマル:約10.5時間
エコ:約13.3時間
クレードル なし あり
TXビームフォーミング ×
 

速度はW06が圧倒的に速い!

速度はW06が圧倒的に速い!

速度を比べると、W06は最大下り速度が1.2Gbpsと圧倒的に速いです。しかし、これはUSBケーブルを使用しての接続と、ハイスピードプラスエリアモードの設定が必要になります。さらに、1.2Gbpsの対応エリアは東京都・埼玉県・愛知県・大阪府の一部エリア※となっていますので、誰でも常に1.2Gbpsの速度が出るというわけではありません。ご注意ください!

無線接続の場合、つまりスマホなどをWi-Fi接続した場合は最大867Mbpsです。従来品のW05は最大758Mbpsだったので、100Mbps以上最大速度が上がっていますね。動画やアプリなどで速度が重要になるという方には一番おすすめできるルーターです!

バッテリー持ちはWX06が長い!

バッテリーはWX06の方が1~2時間程度長持ちします。どちらもハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードを選ぶことができ、さらにそれぞれハイパフォーマンス(速度優先モード)・スマートまたはノーマル(バランスが取れたモード)・バッテリーセーブまたはエコ(電池優先モード)を選べます。

速度設定
ハイスピードモード WiMAX2+回線のみを使った、通常のモード。
ハイスピードプラスエリアモード WiMAX2+回線に加え、4GLTE回線も併用するモード。ギガ放題プランでも7GB/月利用すると速度制限がかかります。
バッテリー消費設定
ハイパフォーマンス 電池持ちよりも速度を優先した設定
スマート
ノーマル
電池持ちと速度をバランスよく使用する設定
バッテリーセーブ
エコ
速度よりも電池持ちを優先した設定

WX06はエコモードなら約14時間と半日以上使うことができます!主に外で使用するという方は、速度とバッテリーの兼ね合いを見ながら検討しましょう。

一日8時間以上外で使用する場合は、WX06を選んだ方が安心かもしれません。

クレードルはWX06のみ!

クレードルとはルーター本体を置いて充電することができる台のことです。Wシリーズにもクレードルがありましたが、W06からはなくなってしまいました。

背面にはLANポートがついており、光回線などの固定回線につながったLANケーブルをつなげることで無線ルーターのアクセスポイントとして使用することができます。この場合はWiMAXのデータ通信量を使用するわけではなく固定回線のデータ通信量を使用するため、通信量の節約になりますよ。自宅やホテル、カフェなどのLANケーブルを使用する際に役立ちます。

もちろんLANケーブルをつなげなくても通常通り使用することができます。WX06のクレードルには側面に4つのアンテナが搭載されているため、クレードルなしの時と比べて約60%速度が向上!外では利用できませんが、屋内でより安定した通信を行いたい場合におすすめです。

W06は高性能アンテナ搭載!さらにつながりやすく

チャネル変更

W06には高性能アンテナを新しく搭載!今まで電波が届きにくかった場所でもつながりやすくなりました。

また、TXビームフォーミングという技術を使い、Wi-Fi使用機器に向けて電波を送信。電波が拡散せずに届くので、速度だけではなく安定性も向上しました。

従来機のW05と比べると、全体で約20%速度と安定性がアップしています。

W06を選ぶべき理由

W06とWX06で悩まれる方もいると思いますが、当サイトのおすすめはW06です!

通信速度が速い

上記でも説明した通り、W06の速度は最大1.2Gbpsです。無線時でも867Mbpsと、WX06と比べると約2倍の速さとなっています。

建物などの障害物があるため実際にこのスピードが出るわけではありませんが、WX06より速い速度がでる余地があると言えるでしょう。

クレードルは必要ないことが多い

TXビームフォーミングの搭載によって速度と安定性が向上したため、通常通り使う分にはクレードルは必要ないでしょう。

出張などが多くどうしてもルーターをアクセスポイントとして使いたい方は別ですが、それ以外の方はW06で問題ありません。

Wシリーズは従来から人気がある

Wシリーズの過去モデルW04やW05などは人気が根強く、W06が出るまでメジャーなルーターでした。通信速度もどんどん速くなっており、対応エリアも今後拡大していくと発表されています。

製造元が気になるという方もいると思いますが、機能面については問題ありません。どうしても気になるという方以外は、W06をおすすめします!

実際W06ってどうなの?購入してレビューしてみた

実際W06ってどうなの?購入してレビューしてみた

人気のルーターだということはわかりましたが、実際のところどうなの?と思いますよね。

ということで実際にW06を購入し、シリーズ従来機であるW05と比較しながらW06について感想・レビューをお伝えします!

デザインが一新された

デザインが一新された

従来機W05のデザインは、四角く角ばったデザインでした。色はブラック×ライム(画像のもの)とホワイト×シルバーの2種。

対し、新機種W06は全体的に丸みを帯びたデザインになりました。本体の角も丸くなり、手になじみます。色はブラック×ブルー(画像のもの)、ホワイト×シルバー、オレンジ×ブラック(au限定)の3種類です。ブラック×ブルーは落ち着いたブルーを使用し、シルバーがかったブルーなので全体的にシックで高級感のある印象です。

本体はどちらもサラサラとした触感で、どちらかというとW06のほうがよりサラサラしているように感じました。手が乾燥していると滑って落としそうで少し不安...というのが本音です。写真を撮っている時も何度か落としそうに…まぁ気を付ければいいだけの話なんですけどね。

本体の大きさ

本体の大きさ

従来機W05と比べると縦幅が大きくなりました。しかし、厚さはだいぶ薄くなったので、胸ポケットやお尻ポケットにいれても目立ちません。iPhoneと同じくらいの厚さを想像してもらえるとわかりやすいと思います。

薄いからといって従来機より熱をもつということもありません。全く熱くならない、というわけではありませんが、モバイルwifiはたいてい熱を持つものなのであまり気になりませんでした。

W06とW05の速度を測ってみた

自宅(東京都)でW06とW05のそれぞれの速度を測ってみました。どちらもパソコンに有線で接続し、何度か計測。W06は最大1.2Gbpsと言われていますが、はたして…!?

W06(有線)の速度

W06(有線)の速度

W06の結果は23Mbpsでした。1.2Gbps=1,200Mbpsには程遠い数値ですね。実は1.2Gbpsという数値は理論値であり、実際にこの速度がでることはあり得ません。基地局の目の前で、なんの障害物もなく速度を計測すれば近い数値がでるかもしれませんが、通常は建物などにさえぎられ大幅に速度が落ちてしまいます。

とは言っても、23Mbpsも出ていれば速度で困ることはありません。5Mbpsもあれば高画質動画をストレスなく見ることができますので、23Mbpsもあれば十分すぎるほどですね。試しにYouTubeやHuluなどを高画質で見てみましたが、待つことなく再生できましたし止まることもありませんでした。

続いて、W05を計測します。

W05(有線)の速度

W05(有線)の速度

なんと、W06よりもだいぶ速度が落ちました。正直あまり変わらないのでは?と思っていたのですが、やはり新機能のおかげかW06のほうが電波を拾いやすくなっているようです。

W05も最大708Mbpsとうたっていましたが現実はこの程度です。W06と同じく、16Mbpsもあれば十分なんですけどね。


結果として、”やっぱりW06の方が速い”という結論がでました。今回は従来機W05との比較だったので、速さを実感することはできませんでした(W05でも十分速かったので)が、数値でみるとしっかりと速度が上がっていましたね。

実際に使用するまでは「早くなったとしても誤差の範囲では…?」とW06を疑っていましたが、本当に早くなっていたのでびっくり。これから契約する方には自信をもってW06を勧めます!

W06の不満点

使ってみてこうだったらよかったのに…という点があったのでご紹介します。

結局1.2Gbpsは出ない

上記のレビューにも書いていますが、1.2Gbpsの速度は出ません。固定回線並み!ともご紹介していますが、実は固定回線でも1Gbpsまで出ることはほぼありません。

これら通信機器の速度はベストエフォート型と言って、すべて理論値です。がんばれば計算上ここまで出すことができます!という数値ですね。どのネット回線にも言えることですが、そろそろこういった誤解を招く表示はやめてほしいです。

ネット回線とは非常に不安定なもので、建物などの障害物があると速度が落ちてしまいます。回線が混みあっている場合も、車が渋滞するのと同じでネット回線も速度が落ちます。これはWiMAXだけではなくどのモバイルwifiにも言えることです。

なので速度は1Gbpsましてや数百Mbpsも出ないと考えてください。実際動画を見たりネットサーフィンしたりするくらいなら、10Mbpsもあれば不自由なく楽しめます!

クレードルがない!

W06にはクレードルがありません。

クレードルとはルーターを置く台のようなもので、充電ケーブルをさすことで充電器としても使用できます。

速度には問題ありませんが、クレードルがあると家の中でWiMAXルーターを置く定位置みたいなものができるんです。家に帰ってきたらすぐにルーターをクレードルにセットして朝まで充電していたので、定位置がなくなったのは悲しいですね。

W06を充電する際はUSBケーブルをルーター本体の下部にささなければいけません。平置きで充電しなければいけないのと、ケーブルが見えてしまうのは少し残念です。

おまけ:W06でオンラインゲームはできるか?

W06でオンラインゲームはできるか?

よく、「WiMAXでオンラインゲームはできますか?」という質問を見かけますが、正直あまりおすすめできません。オンラインゲームは反応速度が重視されるので、やっぱり固定回線が一番安定してるんですね。

しかし、せっかくなので「WiMAX(W06)でオンラインゲームができるかどうか」を検証してみました!検証で使用したのはPS4「Apex Legends(エーペックスレジェンズ)」というゲームです。同時にプレイしている人数もかなり多く「重い」「ラグい」という声も多く聞きます。まさに回線が重視されるゲームですが、プレイできるのでしょうか?

PS4とW06を接続して測定

PS4_W06接続テスト

まずはPS4とW06(無線)を接続します。接続テストをすると下り速度を見ることができ、結果はなんと29.4Mbps!なぜか有線のパソコンより速いという結果に。

そして実際にプレイしてみましたが、ラグやカクつきもなく最後までストレスフリーでプレイすることができました!ボイスチャット機能も同時に使用してみましたが、特に問題ありませんでしたね。

結論として、”WiMAX(W06)では問題なくオンラインゲームできる”ということがわかりました。しかし、何度も書いているように、WiMAXの速度は環境によって大きく左右されますのでご注意ください。ちなみに、固定回線で接続テストをしてみると速度は50Mbpsでした。安定性を求めるならやはり固定回線が一番ですね。

固定回線の速度

気になる方は無料お試しレンタルを利用しよう

どうしても工事ができない、WiMAXでゲームがしたい、という方はWiMAXの無料お試しレンタルがおすすめです。契約する前につながるかどうかをお試しすることができます。

詳しくは以下のページで解説しておりますので、参考にしてください。今回使用した最新ルーターW06もレンタルに対応しています。

W06の評判はどうなの?口コミを調査!

評判のいい口コミ

TwitterからW06の口コミをチェックしました!ほとんどの方は速度に満足しているようです。

接続が切れるという口コミも

W06発売から数日経ちましたが、「Apple製品と接続すると、スリープ時に接続が切れる」という致命的な不具合が発生しているようです。スマホがスリープになる(画面が暗くなる)とその度にwifiが切れてしまうとのこと。更には接続できなくなった方もいたようです。

→【不具合解消】3月7日のアップデートで解消済みです。

Apple製品で接続が切れる不具合はアップデートで解消済み!

上記の不具合は3月7日のW06本体のアップデートですでに解消済みです!現在は特に不具合は発生していませんので、安心して使用することができます。不具合が解消されたことで”神端末”とまで書かれており、ほとんど不満の声はないようです。

W06はどんな人におすすめか

W06を選ぶべき人

  • 長時間に外で使用しない
  • 首都圏に住んでいる
  • 何よりも速度重視!

W06は驚くべき下り速度ですが、首都圏にお住まいの方のみが対象となっていますので、地方にお住いの方は他のルーターと比べてもあまり速度が変わらないかもしれません。

今後は対象エリアを増やしていくようですが、W05の時と同じく名古屋・大阪あたりが有力候補ですね。この速度が全国で出るようになるにはまだまだかかるでしょう。

W06をおすすめしたいのは、今までにWiMAXを使っていて満足のいく速度が出ていた方ですね!今までのルーターで速度がでているなら、電波が十分に届いているということなのでW06に変えればさらに上がる可能性があります。

初めてWiMAXを使うという方は無料お試しレンタルで試してみましょう。W06もレンタルの対象となっています!無料お試しができるプロバイダは以下の記事で紹介しています。

比較対象として紹介したWX05は以下の記事で詳しく解説しています。性能や購入できるプロバイダを知りたい方はご覧ください。現在新規でWX05を契約できるWiMAXプロバイダはありませんので注意してくださいね。

今すぐWX06を購入できるプロバイダ

残念ながらW06はすべてのWiMAXプロバイダで在庫が終了してしまったため、購入できるのはWX06のみとなります。

プロバイダによってキャンペーン内容、料金、サービスが異なりますのでしっかりと比較しましょう。中には選ぶルーターによって月額料金が変わるところもありますのでご注意ください。

BroadWiMAX
BroadWiMAXの特徴!
  • 即日発送
  • 店舗受け取りサービス
  • 乗り換え違約金負担サービス
プラン料金 ギガ放題
事務手数料 3,300円
必須オプション 605円
初月 1円日割り
1~2カ月目 1円
3~24カ月目 3円
25カ月目以降 4,413円
3年間総額 14万5,425円

BroadWiMAXは、月額割引キャンペーンを行っているプロバイダです。プランはすべて3年契約となります。WiMAX業界の中でも大手のプロバイダで、最新ルーターも発売当日から受付を開始しています!

さらに、BroadWiMAXは即日配送に対応しているのですぐに使いたいという方にもおすすめ。他のプロバイダでは2日~10日ほどかかる場合があります。

万が一、家で電波が全くはいらなかった!使えなかった!という場合には、8日以内に返送すれば違約金なしで解約ができます。(事務手数料と返送料はご自身で負担となります)

まとめ

やはり予想していた通り、従来品発売から約1年後にW06が発売されましたね。

今年も同じような日程で新機種が発売するとすれば、次に発売されるのは秋ごろでしょう。それまで新しいルーターの情報が出ることはないと思いますので、WiMAXを契約するなら今がおすすめです!

現在固定回線をお使いの方も、春からの新生活に向けてWiMAXを検討してみてはいかがでしょうか?WiMAXは工事も必要なく、届いたその日から使用できますので一人暮らしの方にもおすすめですよ。