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スマホ決済×クレジットカード 最強に得する組み合わせは?

2019年10月27日 16:00

QRコード決済にも様々なサービスがある(写真:時事通信フォト)
QRコード決済にも様々なサービスがある(写真:時事通信フォト)

 下町にある昔ながらの小さな釣具店。薄暗い番台で、電卓を叩くおばあさんの周りには、魚釣りの針や糸が所狭しと並んでいる。

「キャッシュレスで5%還元じゃないっすか。あれ、使えます? なんちゃらコードってやつ。あのスマホのやつ。あっ、カードがあった!」

 釣具を買いに来たバナナマン・日村勇紀がクレジットカードを差し出すと、おばあさんはニコッと笑顔。取り出したリーダーにカードを差し込んで、ピッと簡単に支払えた──。

 10月1日から始まった、政府による「キャッシュレス・ポイント還元事業」のCMのワンシーンだ。日村の言う通り、中小の小売店で「現金を使わないキャッシュレス決済」で支払うと最大5%のポイントが還元される仕組みである。

 一言でキャッシュレス決済といっても、クレジットカードや電子マネー、スマートフォンのQRコード決済など、その方法はさまざまだ。

 日本は“キャッシュレス後進国”と呼ばれ、大半の人の日常の買い物は現金払い。ただ、世界はかなり進んでいて、たとえば中国のキャッシュレス率は60%にも達する。来年の東京五輪も睨んで、日本も政府主導でキャッシュレス化が進められていて、実際、冒頭のCMのように、小さな商店でもキャッシュレス決済ができるところが急激に増えている。

 たしかに面倒くさい。現金の方がわかりやすい。それでも、意を決してキャッシュレス決済に挑戦してみた埼玉県の主婦・菅井敬子さん(61才)は、「日常が劇的に変わった」と語る。

「夕食の買い物に出かけるのに、家に財布を置いていくのはかなり新鮮です。手にはスマホだけ。レジに並んでも、ジャラジャラと小銭を探すこともなくなり、スマホを“ピッ”で終わりです。

 慣れてくると、“この商店なら5%お得”とか、“あのコンビニなら2%”とか、“このクレジットカードからスマホにチャージするとプラス1.5%”とか、ポイントをためるのが楽しくて仕方ないですよ」

 ある日の菅井さんの様子を追ってみると──。駅前の商店街の電機店に、新しいドライヤーを買いにお出かけ。近所から駅前までのバス運賃は、スマホでピッ(1.5%のポイントゲット)。電機店でのお買い物もスマホでピッ(11.5%ゲット)。コンビニでペットボトルのお茶もピッ(2%ゲット)。

 寄り道した駅ビル内の衣料品店では、たまたまスマホ決済のキャンペーン中で、いろいろ購入(10%ゲット)。帰りに商店街の青果店と精肉店で夕食の買い物をしてピッ、ピッ(どちらも5%ゲット)。

 そのほか、バカにならない携帯代など「通信費」、友達とカラオケに行く「交際費」、支払い必須の「水道光熱費」も、ぜんぶスマホから決済できる。

 世帯当たりの平均的な支出(月額約30万円)に当てはめれば、ざっと5000円ほどが得になった計算だ。キャッシュレスを使いこなせれば、一般的な家庭で年6万円も得してしまうのだ。やらない手はないだろう。

「どこから入金するか」「どこで使うか」が重要

 どうせポイントをためるためにキャッシュレス決済をするなら、ぜんぶスマホにまとめた方が、断然お手軽だ。ポイント情報サイト「ポイ探」代表の菊地崇仁さんが解説する。

「スマホ決済は大きく分けて2種類ある。画面に出したQRコード(バーコード)を読み取る『QRコード決済』と、スマホをかざすだけの『IC決済(非接触決済)』です」

 QRコード決済なら、「PayPay」「LINE Pay」「楽天ペイ」「d払い」「Origami Pay」などが代表的だ。すべてアプリをダウンロードして、簡単な設定をするだけだ。

 IC決済では、「Suica」「楽天Edy」「WAON」「nanaco」などがある。

「ポイントを効率的にためるには、それらのキャッシュレス決済を使うだけでなく、『どこから入金(チャージ)するか』が重要になってきます。

 たとえば、PayPayを使う場合、銀行口座やクレジットカードから事前に入金(プリペイド)するか、即時もしくは後日支払い(ポストペイ)にするか、どちらかが必要になる。そこでPayPayと相性のいいクレジットカード『ヤフーカード』から入金すると、買い物時のボーナスポイント1.5%だけでなく、チャージポイント1%がたまる。さらに、ヤフーカードには『Tポイント』もついているので、Tポイント加盟店で提示することで、店舗によって最大1%が上乗せされます。相性のいい決済方法と入金方法を組み合わせれば、何重にもポイントをゲットすることもできるんです」(菊地さん)

 そうした“最強に得する”スマホ決済アプリとクレジットカードの組み合わせには、以下のものがある。

■PayPay×ヤフーカード
「PayPayで支払う(1.5%)」「ヤフーカードからチャージ(1%)」「Tポイントをためる(0.5%)」のポイント3重取りが可能。政府の還元ポイント(最大5%)でさらにお得。

■楽天ペイ×楽天カード
 決済とチャージと「楽天ポイントカードの提示」でポイント3重取り。毎月「5」と「0」の付く日はポイント5倍。不定期開催の「お買い物マラソン」でポイント40倍以上も。

■Suica×ビュー・スイカカード
 ビューカードシリーズには、ルミネでの買い物が5%オフになるルミネカード、Suicaで支払うとビックポイントが10%還元されるビックカメラSuicaカードなどがある。用途に合ったものを選びたい。

 また、ポイントをしっかりためるには、自分がよく使う店がそのポイントに対応しているかを見極めることも大切。たとえば、楽天市場やファミリーマート、ローソンなどをよく使う人は「楽天ペイ」が使いやすい。ドコモのスマホユーザーや、マツモトキヨシ、無印良品を愛用する人は「d払い」との相性がいいようだ。

 ただし、いちばんよくないのは、あちこちでポイントをためようとしてサービスを併用しすぎること。ポイントを一本化するのは難しく、ゼロまで使い切るのも至難の業。自分の生活シーンに合わせて、QRコード決済から1つ、IC決済から1つに、使うサービスを絞り込むのが、スマホ決済のミソだ。

※女性セブン2019年11月7・14日号


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