書評 の記事一覧

『教養としての金融危機』(宮崎成人・著)
過去100年で9回、金融危機はなぜ繰り返される?「10番目は近い」と森永卓郎氏
【書評】『教養としての金融危機』/宮崎成人・著/講談社現代新書/968円【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 世界恐慌の引き金となった1929年のニューヨーク株の大暴落から、2009年のギリシャ危機に代表されるユ…
2022.03.28 19:00
週刊ポスト
『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか』(酒井隆史・著)
ブルシット・ジョブが増える一方で、社会にとって大切な仕事の報酬が低い理由
【書評】『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか』/酒井隆史・著/講談社現代新書/1012円【評者】森永卓郎(経済アナリスト) ずっと疑問に思っていたことがある。機械化やコンピュータ…
2022.02.03 16:00
週刊ポスト
『財務省の「ワル」』(著・岸宣仁)
スーパーエリート・財務官僚は「ワル」でなければ務まらない
【書評】『財務省の「ワル」』/岸宣仁・著/新潮新書/814円【評者】岩瀬達哉(ノンフィクション作家) 霞が関に君臨し、日本経済だけでなく中央政界をも裏で操ってきた旧大蔵省は、1990年代半ばの「大蔵不祥事」に…
2021.09.19 19:00
週刊ポスト
『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』(橋本努・著)
ポスト資本主義の答えはミニマリズムか?日本の未来を予測するための提言
 資本主義の弊害が深刻化する中で、それに代わる経済社会システムの候補となるものは何か。経済アナリスト・森永卓郎氏が、話題書『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』(橋本努・著/筑摩書房)を読み解…
2021.08.07 15:00
週刊ポスト
東海テレビのプロデューサー・阿武野勝彦氏が語るテレビ論・仕事論
「ドキュメンタリーの東海テレビ」を牽引する阿武野プロデューサーが語る仕事論
 テレビマンはどのような仕事をしているのか。著書『さよならテレビ ドキュメンタリーを撮るということ』(平凡社新書)が話題の東海テレビのプロデューサー・阿武野勝彦氏に、同書で伝えたかったことと、その仕…
2021.08.03 07:00
週刊ポスト
『サラ金の歴史 消費者金融と日本社会』(小島庸平・著)
サラ金の成立事情 同僚と飲む会社員が“優良な借り手”だった理由
 現在は消費者金融と呼ばれる業態は、かつてはサラリーマン金融、通称「サラ金」と呼ばれていた。そうしたサラ金の歴史について解説しているのが、『サラ金の歴史 消費者金融と日本社会』(小島庸平・著/中公新…
2021.07.19 15:00
週刊ポスト
『安いニッポン 「価格」が示す停滞』著・中藤玲
とてつもなく物価が安くなった日本 それが意味する重大なこと
 失われた20年で日本の物価は驚くほど安くなった。では、その原因はどこにあり、その結果、将来的に日本に何が起こるのだろうか。経済アナリスト・森永卓郎氏が、『安いニッポン 「価格」が示す停滞』(中藤玲・…
2021.04.20 15:00
週刊ポスト
『起業の天才 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』著・大西康之
起業の天才・江副浩正氏が実践した「アメリカ型経営の真逆の経営術」
【書評】『起業の天才 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』/大西康之・著/東洋経済新報社/2000円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 本書は、リクルートの創業者、江副浩正の伝記だ。500ページ近…
2021.03.12 16:00
週刊ポスト
『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』/デヴィッド・グレーバー・著
コロナ禍で肥大化する官僚組織という巨大なブルシット・ジョブ機関
【書評】『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』/デヴィッド・グレーバー・著 酒井隆史、芳賀達彦、森田和樹・訳/岩波書店/3700円+税【評者】大塚英志(まんが原作者) 大学を出てから組織に属…
2021.02.08 07:00
週刊ポスト
資本主義が限界を迎えたその先は?
資本主義が限界を迎えた中での新ビジョンはどこにある?
【書評】『人新世の「資本論」』/斎藤幸平・著/集英社新書/1020円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 資本主義が限界を迎えた。私が『年収300万円時代を生き抜く経済学』を書いたのは、18年前だ。格差拡大の…
2021.01.01 07:00
週刊ポスト
スマホ料金高止まり本当の理由は? 業界の癒着と腐敗の構造を読み解く
スマホ料金高止まり本当の理由は? 業界の癒着と腐敗の構造を読み解く
【書評】『スマホ料金はなぜ高いのか』/山田明・著/新潮新書/720円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 2年前、菅官房長官が「携帯料金は4割下げられる」と発言して、携帯電話業界に値下げの圧力をかけた。…
2020.09.16 16:00
週刊ポスト
森永卓郎氏 「最近の起業家には努力が感じられない」は偏見だった
森永卓郎氏 「最近の起業家には努力が感じられない」は偏見だった
【書評】『STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか』/堀新一郎、 琴坂将広、井上大智・著/NewsPicksパブリッシング/2400円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 本書は、大成功を収めた日本の起業…
2020.07.18 15:00
週刊ポスト
マルクス経済学で育った森永卓郎氏、AI関連本を読んで抱えた葛藤
マルクス経済学で育った森永卓郎氏、AI関連本を読んで抱えた葛藤
【書評】『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』/安宅和人・著/ニューズピックス/2400円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 未来を予測することは、過去を評価するよりはるかに難し…
2020.04.19 11:00
週刊ポスト
「フリードマンは敵ではない」森永卓郎氏が衝撃を受けた経済本
「フリードマンは敵ではない」森永卓郎氏が衝撃を受けた経済本
【書評】『ミルトン・フリードマンの日本経済論』/柿埜真吾・著/PHP新書/860円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 久しぶりに頭をぶん殴られるくらいの衝撃を受けるとともに、自分の勉強不足を恥ずかしく…
2020.01.18 11:00
週刊ポスト
森永卓郎氏も納得 すぐに役立つ「こち亀」作者・秋本治氏の仕事術
森永卓郎氏も納得 すぐに役立つ「こち亀」作者・秋本治氏の仕事術
【書評】『秋本治の仕事術 『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由』/秋本治・著/集英社/1200円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 週刊少年ジャンプに連載されていた『こちら葛飾区亀有…
2019.11.04 17:00
週刊ポスト
森永卓郎氏、『ユダヤの商法』を読んでお金持ちになれない理由を悟る
森永卓郎氏、『ユダヤの商法』を読んでお金持ちになれない理由を悟る
【書評】『ユダヤの商法 世界経済を動かす』/藤田田・著/KKベストセラーズ/1470円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 本書が最初に出版され、ベストセラーになったのは、47年も前のことだ。新装版を読ん…
2019.09.12 17:00
週刊ポスト
『LIFE SHIFT』著者のアンドリュー・スコットさん
『LIFE SHIFT』著者提言 人生100年時代における資産形成とは
 これからの超高齢社会を前に、老後の生活や資金に頭を悩ませている人も多いが、「長寿社会をポジティブに捉え、今後の人生を前向きに再設計してほしい」と語るのは、ロンドン・ビジネススクール教授のアンドリュ…
2019.07.30 15:00
マネーポストWEB
マツダの小型オープンスポーツカー「ロードスター」(写真:時事通信フォト)
森永卓郎氏 マツダ車がどれも似ていて楽しいのは経営革命の成果
【書評】『マツダ 心を燃やす逆転の経営』/山中浩之・著/日経BP/1600円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 最近、マツダの車を見ていて、気になっていたことがある。一つは、どの車種も同じ顔になってい…
2019.07.01 07:00
週刊ポスト
森永卓郎氏が注目のマネー本を紹介
森永卓郎氏 バブルを発生させ銀行を破綻に導いた“主犯”は
【書評】『最後の頭取 北海道拓殖銀行破綻20年後の真実』/河谷禎昌・著/ダイヤモンド社/1800円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 北海道拓殖銀行の経営破綻から20年余り。いまから振り返ると、この事件…
2019.03.07 17:00
週刊ポスト
ビジネス書や自己啓発書には、「心構え」や「生き方指南」を説くものが少なくない
ビジネス書を読まずにそこそこデキる仕事人になる方法
『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない』(漆原直行・マイナビ新書)という書籍がある。同書は2012年に発売されたものだが、この論調に激しく同調し、著者の漆原氏と作家・投資家の山本一郎氏とともにライブ…
2019.01.05 16:00
マネーポストWEB

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