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秋相場は押し目の形成となるか ビットコインの直近見通し

2021年9月27日 20:00

再び1ビットコイン=500万円割れ
再び1ビットコイン=500万円割れ

 IFTA認定のアナリストで、株や暗号資産(仮想通貨)、FXの投資家としても活躍し、ヘッジファンドとも交流の深い「天空の狐」さんが、注目ニュースと共に、ビットコイン市場について解説する。

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 中国恒大集団の債務危機から中国バブル崩壊への警戒が高まり、マーケットでは利確をする動きも見られた。8月までは堅調だったビットコイン相場も9月に入ると1ビットコイン=500万円を割ってしまった。NYダウやS&P500、上海総合指数などの株価指数も回復が鈍い。

 新型コロナウイルス変異型の感染拡大により、景気回復の楽観論が打ち消され、中国やアメリカの経済指標も回復が鈍化。この状態でアメリカがテーパリングを開始し、中央銀行の資産買い入れなどによる「景気の下支え」が弱くなれば、株式市場を中心にグローバルマーケット全体で上値の重い展開を強いられるかもしれない。仮想通貨市場も例外ではなく、上昇の勢いが削がれている。

ビットコイン円の直近見通し

 ビットコイン円は、回帰分析では強気範囲(1ビットコイン=440~600万円台)で価格推移。目先は軟調な動きを見せているビットコイン相場だが、基本的には上目線を意識しておきたい。

 テクニカル分析では、移動平均MA21を価格が上回り、短中期のMAはゴールデンクロスで、買いシグナルが点灯。オシレーター系のクラシックRSI(相対力指数)は60付近で推移、スローストキャスティクスは80付近の推移。オシレーター系のテクニカルツールでは、買い継続シグナルと調整BOXシグナルの両方が点灯している。

 その他、テクニカルツールでの分析も踏まえると、メインシナリオは強気の上昇基調と考える。直近は1ビットコイン=470~500万円台で足場を固め、フィボナッチ分析などから1ビットコイン=600万円台が次なる視野となるだろう。一方で、ビットコイン相場の下落トレンドが強くなる「カウンターシナリオ」も考える。1ビットコイン=470万円台を下回る展開になれば1ビットコイン=300万円台を目指す展開になるだろう。

 例年の傾向を振り返ると、秋相場で見られる下落は押し目になることが多く、目先は弱気な相場でもそのあと本格的な下落トレンドに発展することは少なかった。しかし今年は中国やアメリカの不穏材料が増える可能性もあり、株式市場を中心としたグローバルマーケットで先行き不透明な展開が予想される。ビットコイン相場のボラティリティは低下する恐れもあり、慎重に投資判断をする必要がある。

※「天空の狐」のコラム一覧はこちらより

【PROFILE】天空の狐:IFTA国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト、ESTA名誉会員(日本人で唯一)、ヘンリー・ビジネス・スクール ヘッジファンドプログラム修了。PythonMT4・MT5自動売買&裁量Aiトレーダー。ドイツ企業INTALUS.日本代表を経て、ドイツ金融アルゴリズムTradesignal日本代表に。テクニカル分析やアルゴリズム・ストラテジー開発。ヘンリー・ビジネス・スクールヘッジファンド・プログラムのアドバイザーを従事。オルタナティブ投資のメディア「ALTS Investor Media」でもマーケットレポートを配信中。Twitter:@firmamentfox
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