新生活が始まる4月に財布を買い換えるという人も少なくない。どうせなら、お金持ちにあやかって、同じような財布を手に入れたい……と考える人もいるだろう。アパホテルネットワークとして全国719ホテルを展開する、アパホテル取締役社長・元谷芙美子さんはどんな財布を持ち歩いているのか。
「私の場合、お金は和紙の封筒に入れることにしています。和紙はそのままだと“へたり”が早いので、包装してあった透明袋を重ねて補強しています」(元谷さん・以下同)
ビジューの付いた財布も一緒に持ち歩いているが、メインはあくまでも“紙の財布”という元谷さん。支払い時に気遅れしないのだろうか。
「まったくしません。自信を持って周囲にも推奨しています。上海でホテルを経営しているお友達がいるんですけど、彼女も同じく和紙の封筒を愛用。究極の財布ですよ」(以下同)
それまではブランドものも使っていたというが、どんな心境の変化があったのだろうか。
「以前、カードや名刺なども詰め込んでいたとき、お金が窮屈そうに見えたんです。その点、封筒は基本、シンプルに紙幣のみ。余計なものを入れないぶん、お金だけのスペースになり、居心地がよさそうに感じます。紙なので、お金に対する感謝の言葉や、意気込みを書き込める点も気に入っています」
財布について「6つの質問」
Q1.財布はどこで買うことが多い?
A.銀座の『鳩居堂』か『銀座 伊東屋』
Q2.どのくらいで買い替える?
A.封筒がへたったら交換
Q3.現在の所持金は?
A.封筒に4万2000円。ビジューの付いた財布に10万円。
Q4.クレジットカードの枚数は? そのうちメインカードは?
A.2枚。三越伊勢丹のエムアイカード プラスと東京ミッドタウンカード。
Q5.現金、カード以外に入れているものは?
A.紙のお財布”には基本お金のみ。だが先日「通りがかりのお客様が『いま、これをいただいてきたんでお裾分けします』って、日枝神社のお守りをくださったんです。縁起のいいものなのでうれしくて入れてます」。
Q6.現金派? それともキャッシュレス派?
A.現金派。SuicaやPayPayもたまに利用する。
【プロフィール】
アパホテル取締役社長・元谷芙美子さん/1947年生まれ、福井県出身。1971年に夫の外志雄氏とホテル事業を始め、1994年にアパホテル社長に就任。
撮影/大塚七恵
※女性セブン2023年4月27日号