*13:44JST 米国株見通し:伸び悩みか、企業の業績見通しを注視
(13時30分現在)
S&P500先物 5,444.50(+53.25)
ナスダック100先物 19,083.25(+275.75)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は137ドル高。米金利は安定的で、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
11日の主要3指数は反発。序盤のもみ合いから堅調地合いに転じ、ダウは619ドル高の40212ドルと40000ドル台に再浮上した。この日発表された生産者物価指数(PPI)の鈍化でインフレ再加速の懸念は一服したものの、ミシガン大学消費者信頼感指数から不透明感が示された。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)当局者の見解から景気減速への対応が期待され、業績拡大を発表したJPモルガンなど金融機関を中心とした買戻しが相場を押し上げた。
本日は伸び悩みか。トランプ政権の高関税政策の影響を見極める展開となりそうだ。前週末に過度な懸念はいったん収束し、買いが続く可能性はあろう。ただ、米中摩擦の本格化が警戒されるなか、積極的な買いは入りづらい。決算発表のゴールドマン・サックス証券が好業績なら金融セクターが選好される。ただ、企業の役員から先行きに悲観的な見方が示されれば、相場の押し上げ効果は限定的に。前週の低調な経済指標が改めて材料視され、利益確確定売りも出やすい。
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