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【注目トピックス 日本株】瑞光 Research Memo(8):2024年度(25年2月期)通期決算及び中期経営計画説明会文字起こし(8)

*18:48JST 瑞光 Research Memo(8):2024年度(25年2月期)通期決算及び中期経営計画説明会文字起こし(8)
瑞光<6279>

この考えに基づき、第4次中期経営計画の基本方針を「SPEED & CHALLENGE」とし、重点戦略として以下を掲げています。1つ目は、衛生用品製造機械の競争力再生、2つ目は、新規事業の加速による事業ポートフォリオ拡充、この2軸を中心に、既存の技術や事業領域とのシナジー創出をしていきます。

KPIとして、今回の中期経営計画では以下の3つを掲げました。

まず最も重視するのが収益性と資本効率です。その指標としてROE(自己資本利益率)6%以上の達成を、今後3年間で実現することを第一の目標としています。次に、持続的成長を支える次の収益の柱を構築するため、新規事業による売上を80億円規模まで拡大させることを目指します。そして、資本効率の向上という観点からも、配当の強化を進め、3年間で累計20億円以上の配当を実施することをKPIとして設定しています。

重点戦略の一つである「衛生用品製造機械事業の競争力再生」においては、これまでの取り組みを一つひとつ見直し、確実に実行していくことが基本となります。

当社の技術力は世界でも決して低くないと認識していますが、目指すべきは「衛生用品製造機械メーカーのダントツNo.1」になることです。そのためには、付加価値の向上とコスト競争力の強化を両立させる「High Value・Low cost」の実現が不可欠です。

また、衛生用品製造機械単体だけでなく、周辺機器を含めた一括提案によるトータルソリューションの提供を進め、顧客にとっての利便性と価値をさらに高めていきたいと考えています。

グローバルな最適地生産の実現に向けて、現在、上海、イタリア、ブラジル、インドネシア、タイなど、各地に大小さまざまな工場を展開しています。これらの拠点を活かしながら、お客様がより使いやすく、導入しやすい製品やサービスを提供できる体制を整えていくことが重要だと考えています。

最後に、最も重要なポイントとして強調したいのが、Value Engineeringの徹底です。これまでアドオン方式で積み上げてきた機械設計について、改めて全体を見直し、最適化を図っていきます。

重点戦略の2番目は、新規事業の加速です。

これまで様々な取り組みを進めてきましたが、全体としてスピード感に欠ける部分があったことは否めません。そのため、改めて新規事業のポートフォリオを見直し、選択と集中を進めながら、第2・第3の収益の柱となる事業へと育成していく方針です。

こうした取り組みを実行に移すためには、「SPEED&CHALLENGE」を体現できる組織づくりが不可欠です。

具体的には、SPEEDを持って動ける実行力のある組織、新しいことにCHALLENGEし、それをやり遂げる組織文化、情報が円滑に流れる風通しの良い組織。この3つを柱とし、体制・人材・風土の面から、「SPEED&CHALLENGE」を実現するための組織づくりを進めてまいります。

【瑞光】2024年度(25年2月期)通期決算及び中期経営計画説明会文字起こし(9)に続く

<KM>

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