*05:55JST NY株式:NYダウは699ドル安、半導体が重し
米国株式市場は続落。ダウ平均は699.57ドル安の39669.39ドル、ナスダックは516.01ポイント安の16307.16で取引を終了した。
半導体エヌビディア(NVDA)や受注低迷を受けた同業ASMLホールディングスの下落が重しとなり、寄り付き後、下落。その後、戻りなく、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、関税を巡る不確実性により当面金融政策を据え置く方針を再表明、さらに、関税がインフレにつながり、長期化する可能性に言及し利下げ期待が後退したため売りがさらに加速した。終盤にかけ、相場は下げ幅を拡大し、終了。セクター別ではエネルギーが上昇、半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が下落した。
レンタカー業務などを行うハーツ・グローバル・ホールディングス(HTZ)は物言う投資家のアックマン氏が運営するパーシングスクエアが同社株19.8%保有したことが当局への報告で明らかになり、大幅高。鉱山会社のニューモント(NEM)は金価格の高騰で収益拡大期待に上昇した。
半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)は政府が中国向けに設計したAI(人工知能)アクセラレーター「H20」チップ輸出に対する新たな規制を発表、さらに、オランダの競合ASMLが第1四半期の受注が大幅に下回ったため業績低迷懸念に大幅下落。物流サービス会社のJBハント・トランスポート・サービシズ(JBHT)は第1四半期決算で内容が予想を上回ったが、価格を巡る競争激化が警告されたほか、設備投資の見通し引き下げが嫌気され、下落した。
貨物輸送会社のCSX(CSX)は取引終了後に第1四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を下回り、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
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