*08:16JST 今日の為替市場ポイント:米国株安を受けてドルは伸び悩む可能性
16日のドル・円は、東京市場では143円28銭から142円85銭まで下落。欧米市場では142円93銭から141円65銭まで下落し、141円90銭で取引取引終了。本日17日のドル・円は主に142円を挟んだ水準で推移か。米国株安を受けてドルは伸び悩む可能性がある。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は4月16日、シカゴ経済クラブで講演した。報道などによると、パウエルFRB議長は今年1-3月の国内総生産(GDP)成長率は昨年に比べ鈍化したとの見方を示した。1-3月期には企業が関税を見越して輸入を前倒ししたことがGDP成長を圧迫すると予想している。家計調査と企業調査では、貿易政策などへの懸念を反映して、景況感の急激な低下と先行き不確実性の高まりが報告されていると指摘した。雇用については、解雇は低水準であり労働力人口の伸び鈍化により、失業率は低水準で安定しているとの見方を示した。米政策金利はもう一段の低下が予想されているものの、利下げ再開のタイミングについて予断を持つことは難しくなりそうだ。
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