*16:43JST 東証グロ-ス指数は大幅反発、日米関税交渉への期待感もあり終日堅調
東証グロース市場指数 824.83 +18.75/出来高 1億5185万株/売買代金 1544億円東証グロース市場250指数 645.86 +16.05/出来高 9665万株/売買代金 1204億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって大幅反発。値上がり銘柄数は421、値下がり銘柄数は149、変わらずは30。
前日16日の米株式市場でダウ平均は大幅続落。半導体エヌビディア(NVDA)や受注低迷を受けた同業ASMLホールディングの下落が重しとなった。また、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、関税を巡る不確実性により当面金融政策を据え置く方針を再表明したため売りがさらに加速した。
今日のグロ-ス市場は終日堅調な展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は3.13%高となった。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したが、株価下落の要因の一つとなった米国による対中半導体規制や蘭ASMLの受注低迷は、東京市場では昨日の下げですでに織り込まれているとの見方もあり、今日の東京市場は改めて売り急ぐ動きは見られなかった。また、今日から始まる日米関税交渉に期待する向きもあり、株価下支え要因となった。さらに、ダウ平均先物が時間外取引で堅調な動きだったことも株価支援要因となり、今日の新興市場はほぼ終日、上げ幅を拡大する展開となった。
個別では、AI画像合成サービス「売れるAIアパレル試着」で自社独自サービスとしての専用アプリ化が完了したと発表した売れるG<9235>、発行済株式数の8.0%上限の自社株買い発表したリカバリー<9214>、光通信<9435>が大量保有報告書を提出HCH<7361>、「三浦屋」7店舗で国産ハイブランド冷食「旬をすぐに」の販売を開始すると発表したファンデリー<3137>が上げた。時価総額上位銘柄では、フリー<4478>
やサンバイオ<4592>が上昇。値上がり率上位には、リグア<7090>、トライト<9164>
などが顔を出した。
一方、MBFアクセラレーションによるTOB買付け予定株数を上回る応募で市場売却が懸念されたベースフード<2936>、75日線が上値抵抗線として作用したビーマップ<
4316>、連日の長い上ひげで上値の重さが意識されたジーネクスト<4179>、前日大幅高の反動安となったTORICO<7138>が下げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やGENDA<9166>が下落。値下がり率上位には、クラスターT<4240>、JSH<150A>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 7090|リグア | 850| 150| 21.43|
2| 9164|トライト | 454| 80| 21.39|
3| 9235|売れるネット広告 | 603| 100| 19.88|
4| 4260|ハイブリッドテク | 467| 69| 17.34|
5| 290A|Syns | 1370| 202| 17.29|
6| 7360|オンデック | 1027| 150| 17.10|
7| 9565|GLOE | 1145| 150| 15.08|
8| 341A|トヨコー | 1230| 152| 14.10|
9| 3137|ファンデリー | 599| 67| 12.59|
10| 9214|リカバリー | 1400| 154| 12.36|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4240|クラスターT | 220| -25| -10.20|
2| 4179|ジーネクスト | 296| -33| -10.03|
3| 150A|JSH | 517| -54| -9.46|
4| 6550|ユニポス | 135| -14| -9.40|
5| 6085|アキテクツSJ | 146| -15| -9.32|
6| 3908|コラボス | 287| -28| -8.89|
7| 4316|ビーマップ | 343| -30| -8.04|
8| 4017|クリーマ | 256| -22| -7.91|
9| 3185|夢展望 | 132| -11| -7.69|
10| 7041|CRGHD | 282| -21| -6.93|
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