*16:35JST 日経VI:上昇、円高・株安を警戒
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は21日、前日比+2.43(上昇率7.73%)の33.85と上昇した。なお、高値は34.36、安値は32.03。先週末の欧米市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、外為市場で朝方、1ドル=141円40銭台と、先週末18日15時30分頃と比べ90銭ほど円高・ドル安に振れたことが警戒され、東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後も円高の動きは続き、日経225先物は下げ幅を拡大。市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは先週末の水準を上回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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