*17:59JST 金はトランプ発言で一転して急落も上昇基調に変化なしか サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、金についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『金はトランプ発言で一転して急落も上昇基調に変化なしか』と述べています。
続いて、『3連休明けの21日、米連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任が警戒される中で安全資産として買われ、1オンス=3425.30ドルと、3400ドル台に乗せ、史上最高値を更新した。』と伝えています。
次に、『22日は利益確定売りに押されて反落。前日比5.90ドル安の1オンス=3419.40ドル。トランプ大統領によるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長に対する解任報道や利下げ圧力を背景にリスク回避の動きが強まる中、金時間外取引では一時、史上最高値となる3500ドルを突破した』と伝えています。
そして、『23日早朝には、トランプ大統領が「FRB議長を解任するつもりはない」と述べたこと金相場時間外は50ドル以上もの急落となった。さらに、 トランプ大統領は中国への関税は145%にはならないだろうと述べ、中国との貿易交渉には非常に好意的に臨むと発言したことで、米中貿易戦争の融和が期待され、金のリスクプレミアムが剥落し一時は100ドル近い下落となった』と解説しています。
陳さんは、『金はトランプ発言で急落したものの、テクニカル的には、買われ過ぎが強まっていたため、適切な調整場面に入ったといえよう。トランプ大統領は引き続きパウエル議長に利下げを求めるものの、同議長は慎重姿勢を崩しておらず、両者の対立解消は難しいだろう』と述べ、また、『国際通貨基金(IMF)は22日、世界経済見通しを発表し、2025年の世界全体の成長率を1月予想から0.5ポイント引き下げ、2.8%とした。米国の高関税政策の影響によるもので、経済の先行き不透明感は払拭されておらず、金の上昇トレンドは継続すると見ていいだろう』と考察しています。NY金(6月)予想レンジは、『3100~3500ドル』と想定しています。
一方、『OSE金相場に関しては、昨年の8月6日安値1万0804円と10月31日高値1万3819円にフィボナッチエクステンションを当てはめると、1.38倍=1万4965円、1.5倍=1万5327円、1.62倍=1万5688円、2倍=1万6834円が算定される。22日に1万5811円と最高値を更新、1.62倍のレベルを上抜いた。心理的な節目となる1万6000円が意識されるが、その前に調整場面となりそうだ』と考察しています。予想レンジは、『1万4800~1万5800円』と想定しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月23日付「金はトランプ発言で一転して急落も上昇基調に変化なしか」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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