*07:43JST NYの視点:米7年債入札も外国の購入減、交渉中は米資産へのリスク存続
米財務省は440億ドル規模の7年債入札を実施した。結果で最高落札利回りは4.123%と、テイルはプラス0.2ベーシスポイント(bps)。過去6か月入札平均はマイナス1.1bpsだった。応札倍率は2.55倍と、過去6回入札平均の2.67倍を下回り需要は弱かった。一方、外国中銀や大手機関投資家を含む間接入札者の比率は59.3%。過去6回入札平均の69.7%を下回った。
今週実施された2年債、5年債に続き7年債入札も外国資本の購入減を、国内需要が補った。通商協議で、米トランプ大統領は中国と交渉中だと主張する一方、中国側は「米国と通商協議していない」「米国が問題解決を望んでいるのであれば一方的な対中関税の全面撤回すべき」と強気の姿勢を崩していない。韓国と米国は貿易交渉の枠踏みで原則合意。日本は対中貿易制限圧力に抵抗する構えだという。ただ、90日間の関税停止期間内には米国側と貿易協定で合意したいとの考えだと報じられた。今後90日間、米国と各国の通商交渉が行われる間は、リスクの存続で米資産の上値を抑制する可能性がある。
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