*15:27JST 船場 Research Memo(7):2025年12月期は年配当金75.0円を予想
■株主還元策
船場<6540>は、株主に対する利益還元を最重要経営目標の1つとして位置付けており、財務体質や将来の事業拡大のために必要な内部留保とのバランスを図りながら、毎期の業績に応じた配当を行うことを基本方針としている。配当性向は50%以上を目安に実施する方針である。過去10年間の実績では配当を継続しており、コロナ禍で配当水準が低下した時期(2020年12月期~2022年12月期)はあったものの、2023年12月期にはコロナ禍以前を上回る年配当金50.0円、配当性向50.0%に回復した。2024年12月期は好調な業績を背景に、年配当金70.0円(前期比20.0円増配、特別配当10.0円含む)、配当性向49.3%と大幅な増配となった。2025年12月期は、年配当金75.0円(前期比5.0円増配)、配当性向54.6%を予想する。配当性向の高さと利益成長に伴う着実な増配ペースが魅力である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<KM>