*13:33JST 米国株見通し:下げ渋りか、重要指標や主力企業決算を見極め
(13時30分現在)
S&P500先物 5,560.50(+7.50)
ナスダック100先物 19,564.75(+36.75)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は46ドル高。米金利はの戻りは鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
28日の主要3指数はまちまち。取引中盤の失速でナスダックは5日ぶり反落も、S&Pは5日続伸、ダウは114ドル高の40227ドルと5日連続のプラスを記録した。米中貿易交渉に対する懸念は根強く、相場を下押しする場面があった。また、中国・ファーウェイがAI半導体の自社開発を進めているとの報道を受け、エヌビディアは2%超下落。他の主要ハイテクにも売りが波及した。今週発表の重要経済指標を見極める展開で、積極的な売り買いは抑制された。
本日は下げ渋りか。米中貿易摩擦解消に向けた交渉への期待は続くものの、実際の交渉の行方は不透明で買いづらい。その関連で引き続きエヌビディアの売り買いは交錯し、方向感を欠く展開に。一方、JOLTS求人件数や消費者信頼感指数の悪化が予想され、スタグフレーション懸念が強まれば売り材料となりそうだ。ただ、主力企業の決算発表が集中し、好業績銘柄が相場を支える可能性はあろう。重要経済指標や主要ハイテクの業績を控え、過度な売りは抑制されるとみる。
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