*20:54JST エディア Research Memo(3):株式会社エディア<3935>×著名投資家Bコミ氏対談動画文字起こし(3)
エディア<3935>
当社のIP事業についてご説明します。
当社のIP事業についてご説明します。当社グループのIPビジネスは、まずキャラクターや作品を通じた知的財産(IP)を数多く創出するところから始まります。原作の企画・制作段階から自社で取り組み、権利を保有しながら、さまざまな商品やサービスへと展開しています。まずは国内市場での認知度拡大を図り、継続的に作品を展開していくことで、他のプラットフォームや商品への展開へとつなげています。また、他社とのコラボレーションも積極的に行い、最終的にはクロスメディアによる多角的な展開を目指しています。
また、市場としては現在、国内を中心に展開していますが、将来的にはグローバル市場においても認知度を高められるような商品やサービスを数多く創出していきたいと考えています。
こちらは、当社の主要なサービスラインナップです。まず左側のゲーム事業についてですが、先ほども少し触れたとおり、Nintendo SwitchやSteam向けのゲームを開発しています。また、過去に日本国内およびグローバルで人気を博した30〜40年前のIPの権利を取得し、現行のゲーム機でも遊べるように移植することで、再びそのIPの価値を高める取り組みも行っています。
●Bコミ
グッズ事業の中にある「オンラインくじ」ですが、こちらは今、御社の中でも特に伸びている分野だと思っています。ここについて、もう少し詳しくご説明いただいたうえで、お話も伺いたいです。よろしくお願いします。
■エディア賀島
はい、オンラインくじについてですが、現在当社では「くじコレ」と「まるくじ」の2つのサービスを展開しています。
まず「くじコレ」は、比較的オールジャンルのラインナップで、アニメやゲームの作品に加えて、場合によってはスポーツチームの応援グッズなども取り扱っています。一方で「まるくじ」は、約3年前に立ち上げたサービスで、女性のお客様に喜んでいただけるようなIPや商品に特化して運営しています。
●Bコミ
なるほど。くじコレについてですが、先ほどご説明があったように、スポーツグッズやIP関連の商品などが当たる仕組みとのことでした。これは、いわゆるオンラインくじの形式で、オンライン上で金額を支払って、1等や他の賞が当たるという流れなのでしょうか。また、よくある壁紙のようなデジタルコンテンツだけでなく、実際に手に取れるようなグッズも取り扱っているのかどうか、その点もお伺いできればと思います。
■エディア賀島
くじコレ、まるくじのいずれも、「いつでもどこでもお買い求めいただける」というコンセプトで展開しています。販売期間はおおよそ1カ月程度で、その期間中であれば、スマートフォンやPCから24時間、場所を問わずご購入いただけます。
また、ご購入の際にその場で当選結果が分かる点も、当社サービスの特長です。当選したグッズは、後日ご自宅へ郵送にてお届けしています。当社ではデジタル商材は扱っておらず、すべてフィジカル(実物)のグッズのみを提供しています。たとえ末等であっても、ご購入金額に見合った商品をお届けしており、多くのお客様にご満足いただいています。
●Bコミ
発送まで御社が全部やるという形ですか?
■エディア賀島
責任を持って対応しています。
●Bコミ
こちらは、御社が主体となって展開している形なのでしょうか。
たとえば、スポーツチームとの取り組みでは、チーム側から委託を受けて運営しているのか、それとも自社IPの場合は御社自身で企画・実施されているのか、そのあたりの違いについて、もう少し詳しく教えていただければと思います。
■エディア賀島
現在提供しているサービスや商品には、当社の自社IPに基づくものもあれば、他社様のライセンスやIPを活用しているものもあります。いずれの場合も、基本的には当社がライセンスをお預かりし、商品のデザイン・企画・製造からお届けまでを一気通貫で行っています。
また、当社はプラットフォームとして一定の実績を積み上げてきたこともあり、「当社の会員向けに商品を提供したい」というご要望を他企業様からいただくケースも増えています。そのようなお取引先に対しては、当社のプラットフォームを一部貸し出すかたちで商品を展開していただくこともあります。
●Bコミ
なるほど。そうすると、あくまでメインは御社が主体となって運営されているという形になるのですね。とてもよく理解できました。ありがとうございます。
■エディア賀島
はい、ありがとうございます。
●Bコミ
続いてお願いいたします。
■エディア賀島
はい。では、引き続きご説明いたします。オンラインくじ以外にも、当社では「ティームストア」という通常のオンラインストアを運営しています。このストアでは、書籍やグッズ、CD、ゲームなどを自社で直接販売しています。
当社の強み・特徴についてご説明します。左側の図にあるように、当社グループは多くの事業を展開しており、これらを自社で運営しています。企画から開発、そしてサービスの提供までを一貫して行える点が、大きな強みです。また、それぞれの事業が単独で収益を上げていくことはもちろんですが、各事業が連携し、クロスメディアの形で相互に協力しながらIPを育てていける体制も、当社グループならではの強みと考えています。
IP事業の中で展開しているクロスメディアの事例をご紹介いたします。
「花笑む彼と」という作品があります。この作品は、まずシチュエーションCDという形式で展開しています。いわゆる“耳で聴いて楽しむ”タイプのCDで、物語の世界観を音声で体験いただける商品です。このCDを通じて作品の認知度を高めながら、自社で缶バッジや香水など、ファンの方に喜んでいただけるような関連グッズの展開も行っています。
この作品における次なるIP展開は、企業とのコラボレーションです。「花笑む彼と」はお花屋さんを題材にした作品であることから、実際の店舗であるお花屋さんとコラボレーションを実施したほか、カフェとのコラボも展開し、IPの認知度拡大を図っています。
さらに、当社にてNintendo Switch向けのゲームを製造・発売するなど、メディア展開を進めています。また、これまでに制作された多数のイラストを活用し、イラスト集として書籍化し、自社グループで販売も行っています。
また、シチュエーションCDを原作とした第2弾の制作や、企業間コラボレーションの取り組みも今後さらに拡大しています。このように、IPが段階的に育ち、広がっていく展開を、自社グループ内で一貫して行えることが、当社の大きな強みだと考えています。
【エディア】株式会社エディア<3935>×著名投資家Bコミ氏対談動画文字起こし(4)に続く
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