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【注目トピックス 日本株】VRAIN Solution Research Memo(6):個人投資家向け会社説明会文字起こし(6)

*15:06JST VRAIN Solution Research Memo(6):個人投資家向け会社説明会文字起こし(6)
VRAIN Solution<135A>

当社は昨年度より、国内拠点の全国展開を本格的に開始いたしました。これまでの東京本社単独体制から、2024年8月に大阪営業所を開設、さらにそのわずか約5ヶ月後の2025年1月には名古屋営業所も開設し、急ピッチで拠点の拡大を進めております。

製造業向けのDX・AI支援という事業特性上、各地域の工場に実際に足を運び、現場に密着したサポート体制を構築することが非常に重要となります。単にオンラインでの支援ではなく、工場現場に近い距離で伴走支援を提供できることが競争優位性につながると捉えており、今後もこのような地方拠点の開設を積極的に進めてまいります。

採用面においても、各拠点の開設に伴い、製造業に精通した即戦力のマネジメント人材をヘッドハンティングで確保。同時に、若手の営業・技術メンバーも積極採用し、現場訪問から提案まで対応可能な体制を整えております。

営業所を開設することで得られるメリットは、地域ごとに特有の業界があり、その特徴を活かせる点です。

例えば、愛知県エリアは中京工業地帯として知られており、自動車産業が47%を占めています。自動車関連の企業が多く集まるこのエリアに拠点を設けると、自動車メーカーの案件が増え、結果として会社のノウハウもこの業界で一気に広がります。

一方、大阪エリアは阪神工業地帯として、機械や金属、鉄鋼業界に加えて、化学や製薬などの業界も盛んです。

こうした地域ごとの特性に合わせた拠点設置により、その地域に多くのある業界に関わることができ、全国的に事業を拡大していけば、あらゆる産業に対応できるようになり、実績を積み上げていけるのです。このような副次的な効果も大きなメリットとなります。

以上が2025年度2月期の実績です。

■今後の成長戦略

今後の成長戦略についてご説明いたします。

当社の成長戦略は、製造業の業界特性を踏まえ、まずは実績を作ることを最優先にしています。この実績を基に、さまざまな工場やラインへと広げていくことが可能で、さらにDX(デジタルトランスフォーメーション)へのクロスセルも視野に入れた非常に拡大性のあるビジネスモデルです。まずは1台目を導入し、その後、横展開を進めていくというのが当社の成長戦略です。

別の観点として、当社がDXコンサルティング事業を展開している理由についてご説明いたします。もちろん、幅広いニーズに応えたい、DXを推進したいという思いもありますが、もう一つの大きな目的は、DXコンサルティングを通じてお客様のニーズを深くヒアリングし、発掘できる点です。

このプロセスを通じて、PoC(概念実証)や検証、実装を進める中で、業界やお客様に共通する課題を見つけ、それに対する解決策を提供できるソリューションを新たに開発します。その後、当社の強力な営業組織を活用して全国に販売を展開すれば、製品やサービスが増え、さらに売上を伸ばしていけます。

重要なのは、最初に大きな研究開発を行って赤字を出し、売れるかどうか分からない方法を取らないことです。事業を進めながらしっかりと技術検証ができ、利益率を落とさずに進められます。そして、売れると分かればその製品を速やかに商品化し、全国の営業組織を使って販売することで、利益率を保ちながら新商品を次々と開発していくのが当社の特徴です。

当社の5カ年計画についてご説明いたします。

現在のフェーズとしては、全国に拠点を拡大し、日本全国でAI化やDXの推進を行っているところです。この取り組みは今期も引き続き進めていき、今後は、これまでの日本国内での高い品質要求や課題解決の実績を活かし、海外展開を急速に進めていきたいと考えています。

【VRAIN Solution】個人投資家向け会社説明会文字起こし(7)に続く

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