*14:09JST 日経平均VIは上昇、FOMCの結果公表控え警戒感広がる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+2.15(上昇率8.04%)の28.89と上昇している。なお、今日ここまでの高値は30.43、安値は27.12。
東京市場が4連休となる中、米株式市場でダウ平均が3営業日通算で0.19%上昇、ナスダック総合指数が通算で0.12%下落と、4連休前と比べると小幅な変化にとどまり、やや手掛かり材料に乏しい中、外為市場で4連休前に比べ円高方向への動きとなったことに加え、日本時間の明日未明に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を控え、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がりやすく、日経VIは先週末の水準を上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
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