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【注目トピックス 外国株】概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反発、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり

*10:03JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反発、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり
【ブラジル】ボベスパ指数 128316.89 -0.72%
16日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比928.50ポイント安(-0.72%)の128316.89で引けた。日中の取引レンジは128,149.10-129,605.01となった。

中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。欧米株の下落が圧迫材料となり、ブラジル株にも売りが広がった。また、インフレ率の加速も懸念材料。一方、通貨レアル高の進行が指数をサポートした。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。

【ロシア】MOEX指数 2861.83 +2.01%
16日のロシア株式市場は反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比56.28ポイント高(+2.01%)の2861.83となった。日中の取引レンジは2,790.70-2,870.39となった。

売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも活発となった。ほかに、インフレ率の鈍化が金融緩和期待を高めた。一方、欧米市場の下落などが指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 77044.29 +0.40%
16日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比309.40ポイント高(+0.40%)の77044.29、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同108.65ポイント高(+0.47%)の23437.20で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った後は終盤上げ幅を拡大させた。インフレ率の鈍化が支援材料。3月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(WPI)の上昇率は、それぞれ3.34%、2.05%となり、それぞれ前月の3.61%、2.38%と予想の3.50%、2.50%を下回った。CPI上昇率は5年ぶりの低水準を記録。また、米印間の貿易交渉が3月末に再開するとの報道も好感された。

【中国本土】上海総合指数 3276.00 +0.26%
16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.34ポイント高(+0.26%)の3276.00ポイントと小幅ながら7日続伸した。

中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。米中の関税応酬が国内景気の下押し圧力になると不安視される中、政府は経済対策を強化する構えだ。内需を拡大させるため、追加の消費刺激策を打ち出すとの観測や、金融緩和の期待が高まっている。指数は小安く推移していたが、引けにかけてプラスに転じた。

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