*09:11JST 日経平均は88円安、寄り後は軟調
日経平均は88円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が大幅に3日続落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、米中対立の激化やトランプ米政権の通商政策の不透明感が引き続き投資家心理を重くした。さらに、今月下旬から25年3月期決算発表が本格化するが、今期業績予想への米関税政策の影響を警戒する向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ユナイテッドヘルスの下落によるところが大きく、ナスダック総合指数は小幅な下落にとどまり、また、機関投資家が運用指標とするS&P500は小幅ながら上昇したことから、東京市場で不安感が大きく広がることはなかった。こうした中、昨日に引き続き日米関税交渉に期待する買いが株価を支えた。また、昨日の日経平均が安値寄りのほぼ高値引けとなったことから、相場の腰の強さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は軟調に推移している。
<SK>